前回の投稿でボディの塗装とデカール貼り、クリアー吹きを行いました。
クリアーを乾燥させている間に、今回はシャーシを作っていきましょう!
シャーシパーツの塗装
仮組は製作記第一回で終了しているので、どんどん塗装を進めていきます。
シャーシの塗装
- 本体色:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック
- 本体色:クレオス レッド → ガイア Exクリアー
- 遮熱板?:ガイア ダークステンレスシルバー
- トップコート:クレオス スーパースムースクリアー
シャーシパーツは全体を黒サフで塗り、ダークステンレスシルバーでエンジン搭載部の部分を塗り分けます。
その状態でいったんつや消しトップコートを吹き、最後に取説の指示通り一部をボディカラーで塗り分け、研ぎ出し用にトップコートを厚吹きしました。
シルバーの塗り分けは一部丸くマスキングする部分がありますが、そういう部分はマスキングテープを細切りしたり下記のような1mm幅テープなどを使えば上手に曲げて貼ることができます。
マフラーの塗装
本体色の塗装
- 下地&エキパイ:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック
- サイレンサー部:ガイア ダークステンレスシルバー
- エキパイの焼け色:ガイア クリアーブルー
- サイレンサーとエキパイの焼け色:ガイア クリアーブラウン
エキパイを黒サフで塗った後にマスキングをしてサイレンサー(で合ってるのか?)をダークステンレスシルバーで塗装します。
鉄マフラーなのでエキパイは耐熱塗装の黒ですが、実際は焼けにより青味や茶色味がありますので、クリアーカラーを吹き付けて雰囲気を出しています。
ウェザリングマスターによる仕上げ
鉄マフラーの焼け色を再現するために、タミヤウェザリングマスターDの「青焼け」を使用してエキパイ周辺を、サイレンサー周辺には「オイル」を使って焼け感をプラスしてあげました。
塗装だけでは再現しきれない色表現はウェザリングマスターを使ってあげれば簡単です。
ラジエターの塗装
- 下地:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- 塗装色:タミヤ アルミシルバー
- タミヤ スミ入れブラックでウォッシング
ラジエターは黒下地からアルミシルバーで明るいシルバーを作り、スミ入れブラックで全体をウォッシングして網目の立体感を出します。
これだけでグッと使い込まれたラジエター感が出るのでおすすめです。
サイドボックスの塗装
- ベース色:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- 下地と取り付けブラケット:タミヤ アルミシルバー
- 青いボックス:クリアーブルー + フラットベース なめらかスムース(キャンディ塗装)
- 赤いボックス:クレオス レッド → スーパースムースクリアーコート
サイドに付くボックスは黒サフで車体色に塗り、ボックスごとボックスを固定するブラケットをマスキングしてアルミシルバーで塗ります。
その後青いボックスの方はつや消しを混ぜたクリアーブルーでマットキャンディ塗装を施し、赤いボックスのほうはレッド塗ってからつや消しコートをします。
マットキャンディ塗装は過去記事でやり方を詳しく紹介していますのでご覧ください(美プラの記事ですが)
エンジンの塗装
エンジンのメイン色
- 下地、ウィングマウント部:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- エンジン本体:ガイア フレームメタリック【1】
- エンジンヘッドのマウント部:タミヤ アルミシルバー
- ミッションケース上部のポッチ:クレオス レッド + ガイア クリアーレッド
取説の指示や実車資料を参考に塗り分けていきましょう。
少しダーク系のシルバーの方が実写の雰囲気が出るため、エンジン本体はフレームメタリック【1】をチョイスしました。
ヘッド部、その他塗分け
- タミヤ スミ入れブラックでウオッシング
- プラグ部:タミヤ エナメル フラットブラック 筆塗り
- MUGENロゴ、LOLAロゴ、ボルトなど:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
各種ロゴやプラグ部はエナメル筆塗りで塗り分けますが、その前に立体感を出すためのウォッシングをしておきましょう。
同様に先ほど塗ったミッションケースなどもウォッシングしておきます。
トップコート
- クレオス スーパースムースクリアー
各種作業が完了したらつや消しコートを入れておきます。
メタリック塗装の上からつや消しすると良い感じにおもちゃっぽさの消えた上品な金属感が出るのでおすすめです。
ロールバーの塗装
- ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
ロールバーには後からデカールを貼るので、デカールの定着の良い光沢ブラックの方がなにかと良いです。
僕は後からデカールを貼ることに気づいたため黒サフで塗装しました(笑)。
デカールを貼ったらつや消しコートをしてデカール保護と段差を目立たなくさせる作業をおこなっておきます。
メーターの塗装
- ベース:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- 各種ランプ:タミヤ クリアーレッド、クリアーオレンジを筆塗り
- メーターレンズ部:タミヤ エナメルクリアー 筆塗り
メーターはベースを黒サフで塗った後に各種ランプをいったんラッカーのホワイトで下塗りしてからエナメルのクリアーカラーで筆塗りして着色します。
メーターにデカールを貼って乾燥させたら、レンズの代わりにエナメルクリアーを筆で落とし込んで再現します。
最近こういうレンズ入れ作業はUV硬化クリアーで行うことが多いですが、UV硬化クリアーは失敗すると後戻りできないのでエナメルクリアーを使うことが今でも多いです。なにより慣れてて楽ですからね。
メーターを塗るだけでグッと密度が出て良いですね。完成すると全く見えないですけど(笑)
ホイールの塗装
SSRのホイールは塗分けが多いのでしっかりと決めていきましょう!
スポーク部の塗装
- 下地:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- 塗装色:ガイア フレームメタリック【1】
- トップコート:クレオス スーパースムースクリアー
まずホイール中心のスポーク部から塗装します。
黒下地のフレームメタリック【1】からつや消しコートで塗装しました。
中心部をマスキング
マスキングシートをパンチコンパスで丸く切抜きスポーク部をマスキングします。
マスキングシートはマスクしたい直径より0.5~1mmほど大きく切抜き、ナイフで半割を入れて少し重ねて貼ると直径の微調整ができるので貼りやすいです。
リム部の塗装
- 下地:ガイア Exブラック
- 塗装色:クレオス スーパーファインシルバー2
- トップコート:ガイア Exクリアー
リム部は光沢黒下地から輝度の高いスーパーファインシルバー2を塗装しました。
塗装後はExクリアーを薄めに希釈してトップコートし、滑らかな質感を出しています。
ホイールロックナットの塗装
- 下地:アルミシルバー(筆塗り)
- ロックナット(赤):タミヤ エナメル クリアーレッド(筆塗り)
- ロックナット(青):タミヤ エナメル クリアーブルー(筆塗り)
- リム外周部のボルト:タミヤ エナメル フラットアルミ(筆塗り)
ホイールロックナットはアルミシルバーを筆塗りして下地とし、各種クリアーカラーを筆塗りで塗装しました。
3ピースホイールなので、リムとスポークがボルトで繋がれていますので、そのボルトヘッドやエアバルブはフラットアルミで塗装しています。
ドライブシャフト、ブレーキの塗装
- 下地:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- ディスク部:ガイア フレームメタリック【1】
- ハブ、ドライブシャフト:タミヤ フラットアルミ
- キャリパー:クレオス スーパーゴールド
- タミヤ スミ入れブラックでウォッシング
- トップコート:クレオス スーパースムースクリアー
ディスクキャリパーは細かい塗分けが多いですが丁寧に塗り分けてあげましょう。
ホイールの塗装の時のようにマスキングシートをパンチコンパスで切り抜くとマスキングしやすいです。
塗装後は全体をウォッシングして使用感を出し、最後につや消しコートすれば完了です。
その他部品
撮影はしていませんが、サスアーム類はガイアのサーフェイサーエヴォ ブラック、エンジンのファンネルはクレオスのスーパーファインシルバー2で塗装しています。
シャーシパーツの塗装が完了しました
ということでシャーシパーツの塗装が完了しました。
基本工作には時間を取られましたが、なんやかんや各部の造形は悪くないので塗装してあげるだけで中々に雰囲気が出るのがハセガワクオリティの素晴らしいところ。
作っているとやっぱり楽しい良いキットですね。
次回は組立編!
シャーシ、ボディ共に仕上がりましたので次回は組立編と参りましょう!