プラモデルをパチ組するだけなのは勿体ないし、そろそろエアブラシでも買って塗装に挑戦してみようかな…
と思っているそこのアナタにベストマッチなソリューションをご提供!
今回は2024年2月現在に買えるおすすめエアブラシをご紹介致します!
ちなみに文中に挟んでいる模型の画像は全部僕がエアブラシで塗装したものです。
エアブラシ塗装の仕上がり参考として見てみてくださいね。
エアブラシがあれば色々な作品が作れてしまいますよ!
エアブラシは高額だが得られるものは大きい
模型を趣味にする上で避けては通れぬ道、それは塗装でしょう。
ガンプラだったらイロプラでかなりの完成度を楽しめますが、ほとんどの場合色分けが足りない箇所がありますし、スケールモデルだったら塗らないと完成しません。
ミキシングやプラ板による改造を楽しんでも最終的には塗らないと完成しませんよね…。
エアブラシを買おうか買わないか、けど高いしな…悩んでいる方も多いと思います!
個人的にはそんなモヤモヤとお財布事情はグッとこらえて、ここは一発未来のモデラーの自分に投資して欲しいと思います。
僕はInstagramを始めて模型に復帰してからしばらくは簡単フィニッシュで作製していましたが、思い切ってエアブラシを再び握るようになってから多くの方に作品を見てもらえるようになりました。
今現在Instagramでは1.1万人、Twitterでは3200人以上のフォローを頂き、海外から製作代行依頼まで頂いています。
たとえばこのHGガンダムエアリアル。塗装をしないとこうですが…
塗装をするとこんなにカッコ良く変化します。
見違えるように良くなっていませんか?
塗装する前にディティールアップも施していますが、それ抜きにしてもカッコいい!
エアブラシは少し高くても良いものを買おう!
エアブラシが欲しくてネットでお値段なんかを調べてみた方、玉石混交、高いものから安いものまで色々あったと思います。
ここはお財布も厳しいし安いのでいいか…とちょっと待った!
よくネットのインプレで安いエアブラシやコンプレッサーをオススメしてある記事がありますが、現役モデラーとして安物のエアブラシはおすすめしません。
ぶっちゃけて言うと安いエアブラシは完全に値段なり…買っても良いことないですよ。
安物エアブラシをおすすめしない理由3つ
では一体安物エアブラシがなぜダメなのか理由を説明しましょう。
- 耐久性が低くすぐ壊れるのに補修パーツがなく修理できない
- コンプレッサーの定格時間が短く連続作業ができない
- 細吹きの精度が悪く安定しない
書けばキリがないですが、ざっくり言うとこんなところです。
耐久性が低くすぐ壊れるのに補修パーツがなく修理できない
安いエアブラシやコンプレッサーは本当にすぐ壊れます。その割に補修パーツは全然売っていません。
つまり壊れたらそれまでということ。長く使えません。
安物のエアブラシはエアブラシの命であるニードルのスペアすら手に入らない…なんてこともあります
これではまさに安物買いの銭失いです…。
コンプレッサーの定格時間が短く連続作業ができない
安いコンプレッサーのほとんどに定格時間制限が設けられています。
定格時間とはその機械を動かし続けることのできる時間のことです。
例えば定格時間が30分と記載されているコンプレッサーは、30分を超える運転をすると熱を持ち能力が落ちてくるので、動作を止めて休ませる(=冷却する)必要があります。
プラモデルの塗装ではコンプレッサーの1時間連続稼働などは当たり前なので、定格時間があるということは致命的な欠点になります。
コンプレッサーは初期投資としてはお金がかかりますが、一度買えばそうそう壊れるものでもないのでここは奮発して良いものを選んだほうが後々安く済みます。
僕のコンプレッサー(クレオスL7)は8年目ですが買った時から何も不調は起きていません!
細吹きの精度が悪く安定しない
エアブラシの醍醐味とも言える細吹きによる繊細な濃淡表現…これを目的にエアブラシを検討される方もいるでしょう…
しかし安物エアブラシは精度が低く、このような細吹きが均一に仕上がりません。
せっかくエアブラシを導入するのですから、筆塗りではできない表現をやってみたいですよね。
細吹きは精度の良いエアブラシと圧力計(レギュレーター)が必須です
こういう道具ほど定番品を買おう
道具を選ぶ趣味って必ずと言っていいほど、マイナー道具や無名の道具を選ぶ方がいますが、個人的に模型のツールに関しては以下の点で定番品、定番メーカーを絶対おすすめします。
僕もマイナー品を選びがちな性格なのですが、そんな僕でもエアブラシは定番品をおすすめしたい(笑)
- 使っている人が多いと情報共有ができる
- トラブルが出尽くしており、何かあっても解決が早い
- 補修パーツの流通も良くサポートも万全
- そもそも定番メーカーの製品は精度も耐久性も申し分無し
というワケです。
ちゃんとしたメーカーのエアブラシなら精度も良くストレスもたまりませんし、何かあってもメーカーサポートや周りのユーザーさんが色々と助けてくれます。
長く持つアイテムだからこそストレスフリーにこだわって頂きたいです。
定番メーカーとは?
模型用エアブラシを出しているメーカーはたくさんありますが、その中でも断然GSIクレオス(Mr.ホビー)とタミヤがおすすめです。
どちらのメーカーも模型店ならどこでも売っていますし、補修パーツの入手性が高く安心、何より愛用されているモデラーさんが多いのが強みです。
両メーカーとも製品は有名な塗装用品メーカーのOEM品なのですが、OEM先メーカーが販売しているエアブラシは補修パーツが買いにくかったり、構造が複雑だったりして初心者の方にはおすすめしにくいです。
クレオスとタミヤは模型専門の流通ネットワークを持っているので、近所のおもちゃ屋さんで補修パーツなどがすぐに注文、購入ができます。
エアブラシとコンプレッサーのセット品がおすすめ
セット品は絶対に失敗しない最適解
さらにこれからエアブラシを導入しようと思っている方に朗報なのは、GSIクレオスとタミヤの2メーカーはエアブラシとコンプレッサーをひとまとめにしたセット品を販売していることです。
エアブラシやコンプレッサーの選び方や、それらの接続方法や互換性が分からない方はたくさんいらっしゃると思いますが、セット品なら買うだけですぐに塗装が楽しめるようになっています。
2大メーカーのセット品はエアブラシとコンプレッサーの相性も良く、模型特化の設計ですから定格時間も無制限でメンテナンスも簡単に行えるようになっています。
価格もバラバラで買うより断然安いので、これから始める方はセット品一択と言っていいでしょう。
迷っても迷わなくても最初はセット品購入が安心&おトク
セット品を選ぶにあたっての注意点
セット品なら最初から万人向けのものが組み合わされていますが、ユーザー数や使い勝手の観点から、エアブラシはボタン式ダブルアクションの口径0.3mmのものがおすすめです。
それでは以上を踏まえてオススメエアブラシのご紹介といきましょう!
おすすめエアブラシセット
正直これから紹介するものならどれを選んでいただいても間違いありません。
楽しく素晴らしい模型ライフが送れることを保証します!
タミヤ エアーブラシシステム No.41 スプレーワーク HG コンプレッサー レボII/ HGエアーブラシIIIセット No74541
売値はAmazonでの購入が最安値で、ポイント還元を見込むなら楽天やYahoo!ショッピングも視野に入ります。
静粛性と性能のバランスに定評のあるタミヤの「HGコンプレッサー レボII」に、これまた同社人気の「HGエアーブラシIII(口径0.3mmのダブルアクション)」がセットされた製品です。
タミヤのエアブラシはベテランの使用者も多いので悩んだときはSNSや知恵袋で質問して解決しやすいのもGood。
初心者からベテランまで幅広く満足できる製品はタミヤならでは!
Amazonでタミヤ スプレーワーク HG コンプレッサー レボII/ HGエアーブラシIIIセットの詳細を見る!
GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L5/エアブラシセット PS321
こちらもAmazonが最安値ですが価格差は小さいので、ポイントバックや各キャンペーンなどを使うと楽天やYahoo!で購入するほうが安くなることも多いです。
高い静粛性と性能のバランスが良い上にコンパクトなクレオスの傑作「リニアコンプレッサーL5」にクレオスの定番エアブラシである「プロコンBOY WA(口径0.3mmのダブルアクション)」がセットされた品物です。
この組み合わせで模型製作されている方は大変多く、「最初はコレ買っておけば間違いない」と皆が口を揃えておすすめするセットです。
静かと評判のL5コンプレッサーの音は、例えるなら水槽用ポンプの音色に近く本当に静かです。
AmazonでGSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L5/エアブラシセット PS321の詳細を見る!
GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L7 レギュレーター/プラチナセット PS309
最後にご紹介するセットは一般流通している商品で一番高性能&フル装備のこちら。
こちらもAmazonが最安値…ってAmazon安いし即日発送だしマジなんなのか(笑)もちろんポイントバックを考慮すれば楽天やYahoo!も視野に入ってきます。
だんだん値段が上がってきて不安ですか?でも個人的にはコレが一番オススメ!というより現在進行形で僕が愛用しています。
リニアコンプレッサーL7は先述のL5よりパワフルな吐出量を持ち、吹き付けパワーが必要なメタリックや大面積の塗装も安心しておこなえます。
パワフルな分L7はL5に比べて動作音が大きく、それを心配される方もいらっしゃいますが、同等の吐出量を持つコンプレッサーの中ではトップクラスに静かですし、塗装ブースを設置して使用する場合はブースの排気音のほうが大きいケースがほとんどです。
買った段階でプロモデラーの塗装環境と同じになれるセットです
もう本当にこれ買っておけばまず間違いない、長ーく使えるエアブラシセットになっています。
先述したL5セットの販売価格にこのセットに付属するパーツの価格を加えると、このL7セットより1万円以上高くなってしまうので、これから「ガッツリ始めるぞ!」という方には少々高くてもこのセットがオススメです。
実際僕はこのセットを何名かの友人にオススメして買ってもらいましたが、今のところ文句は聞いていません。
みんな塗装という自由を手に入れて楽しんでいるようです(笑)
↓僕のこのハセガワポルシェ962CもこのL7セットの力によって生み出されました!自信作!
AmazonでGSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L7 レギュレーター/プラチナセット PS309の詳細を見る!
道具は自己投資です
僕がやっている趣味(模型のほか自転車やカメラ)はまさに「安物買いの銭失い」が当てはまる趣味なんですが、やはり良いものを買って楽しむというのは趣味の醍醐味です。
ぜひ良いものを買って良い作品を作ってください!
僕はルアー作りを趣味にしていた父親が所持していたエアブラシ(当時ハイエンドだったオリンポス社製)を使っていたおかげで今のモデリングがあります。
良い道具はお子様と2代にわたって楽しむことも可能です。
僕もL7セットを買って7年、1年6430円、それで得られた仲間と作品、SNSのフォロワーは数知れず…
(エアブラシはニードルやパッキンなど消耗品を交換していますが、コンプレッサーやレギュレーターはノーメンテで故障ナシです!)
そう考えれば安い買い物ではないでしょうか?
ぜひとも自分に合った良いエアブラシを見つけて作品作りを楽しんでくださいね。
エアブラシをゲットしたら買いたいおすすめグッズもご紹介!
エアブラシをゲットした方、これから買うぞ~!という方におすすめな「エアブラシと一緒にゲットしておきたいアイテム」をこちらの記事で紹介しています。
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