今年のゴールデンウィークは休みを上手く使えば11連休。
しかし今年は新型コロナウイルスの影響で旅行や外出は難しそう…そんな時は巣ごもり消費!ということで自宅にこもって模型しましょう(笑)
大型連休だからこそ日頃取り掛かれない大きなプラモデルを作ってみたい!というそこのアナタに、今回は雑食モデラーが選ぶスケールモデルのジャンルごとにオススメの大型キットをご紹介。
大型キットは作りごたえ抜群ですぞ!
カーモデルのおすすめ大型キット
通常よく見かけるカーモデルのスケールは1/24ですが、大型キットは1/12スケールになります。
1/12のカーモデルと言われてもピンとこないかもしれませんが、完成全長は40cm前後になるので結構大きいです。
それでもカーモデルの場合全高が低く、全幅もそれほどないので世間でいう大型キットの中ではかなりコレクションしやすい方です。
おすすめ:タミヤ 1/12 ビッグスケールシリーズ ポルシェカレラGT
ポルシェのレーシングテクノロジーを結集して開発されたスーパースポーツカー、カレラGTのプラスチックモデル組み立てキットです。
1/12スケールで完成時の全長は385mm、全幅は160mm、全高は97mmに仕上がります。
内部フレームやエンジンまでしっかり再現され、ドアまで開閉してしまうビッグスケールの名に恥じない素晴らしいキットです。
メタルパーツも豊富に付属してきます。
上の写真意外にもアンダーパネルが丸々ダイキャストで出来ていて。完成重量はなんと1.6kg。
引くほど重いです(笑)
このキットは僕も作って当ブログに詳細な製作記事を上げていますので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
作りごたえも素晴らしいですが作りやすさも素晴らしく、だれが作ってもカッコいいカレラGTになってくれます。
パーツが大きいので塗装は大変ですが塗り分け自体は1/24より簡単ですよ。
下記のホビーサーチリンクからパーツの写真や取説が見れるのでチェックしてみてください。
おすすめ:1/12 タミヤ ビッグスケールシリーズ ポルシェ 934 ヴァイラント
1976年のDRM(ドイツスポーツカー選手権)で3勝しドライバーのB.ウォレクはDRMディビジョン1クラスの年間ランキングトップを獲得したポルシェ934をキット化。
1/12スケールで完成時の全長360mm、全幅168mmに仕上がります。
最近エッチングパーツ付きで再販されたものの瞬く間に売り切れてしまい入手困難になっていましたが、タミヤさんの努力により再生さんされ入手しやすくなっています。
お値段の高いビッグスケールキットの中では比較的安いのもポイント。
実は僕も買っているので早く作って記事にしたいところですね。
箱が大きくてテンションが上がるので、ぜひビッグスケールゲットの喜びを味わってほしいところです。
こちらもホビーサーチで取説とパーツを見ることができます。
ちなみにこちらの934はメインスポンサーであるドイツ空調機器メーカーのヴァイラントのコーポレートカラーを取り入れ、ボディカラーがグリーンに塗られ、マスコットキャラのウサギが貼り付けられているのがポイント。
カラーバリエーションキットして鮮やかなオレンジが特徴のイェーガーマイスターも再販されていますのでお好みでどうぞ。
バイク模型のおすすめ大型キット
バイク模型の大型キットはスケールでいうと1/6になります。
バイク模型は統一スケールがブレていてタミヤやハセガワといった国内メーカーは1/12を主軸に展開していますが、国際スケールで人気なのは1/9で、タミヤのみ1/6という大型スケールシリーズを用意しています。
1/6 オートバイシリーズ Honda CRF1000L アフリカツイン
タミヤから発売された最新ビッグスケールオートバイモデルです。
1/6スケールで完成時の全長390mm、全幅158mm、全高255mm(センタースタンド使用時)です。
発売当初なんでアフリカツイン!?と界隈が沸き立ちましたが、アフリカツインは海外で非常に人気のあるバイクなんですね~。
限界の細さで成型されたプラ製スポークホイールや2色から選べるよう用意されたデカール、最新キットらしい精度の高さなどナイスタミヤクオリティを楽しめるキットとなっています。
ちなみに全高255mmとマスターグレードのガンプラも泣いて逃げ出す大きさ(笑)最後は立って作らないとだめだよ。
おすすめ:モンモデル 1/9 カワサキ Ninja H2R
MENG MODELというメーカーを聞いたことはありますか?中国のプラモデルメーカーです。
メンモデルじゃなくてモンモデルと読みます。
どういうライセンスか知りませんが、おもちゃ、プラモデル、ミニカーなど各種ジャンルで立体化されまくっているカワサキH2Rですが、1/9の大型スケールはモンモデルが担当しています。
キット自体は海外キットらしい組みにくさはなく、比較的組み立てやすい印象です。なぜならどう見ても1/12のタミヤキットをお手本にしているから(やめろ!ww)
面白いのは無塗装のキット(通常版)と各パーツが塗装済み(多色成型+一部塗装済版)の 2種類が展開されているところ。
タミヤのキットでみんなが泣いたカーボン柄もプリペイント済みなのである意味タミヤより優しいプラモデルです(笑)
飛行機のおすすめ大型キット
飛行機模型でいわゆるビッグスケールに該当するのは1/32スケールですが、飛行機は第二次世界大戦時の大戦期から現代の戦闘機になるにつれてかなり巨大化していますし、小型のものから大型のものまでかなり差があるので正直スケールで判断はできません(笑)
また海外メーカーの中には全長1m近く行くモデルもあり、こんなの日本の家屋で組めんだろ…と思うこともしばしばですが今回は国内メーカーキットからご紹介します。
飛行機模型の場合羽が大きいので、全長だけでなく全幅にも注目しましょう。幸い国内メーカーは翼端距離(ウイングスパン)を表記してくれていますので購入の際は参考にしてみてください。
おすすめ:タミヤ 1/48 傑作機シリーズ グラマン F-14A トムキャット
みんな大好きトムキャット。F-14の初期生産型、F-14Aのプラスチックモデル組み立てキットです。
1/48スケールで全長398mm、全幅408mm(主翼前進時)に仕上がります。
トムキャットは飛行機模型メーカーならラインナップしていないメーカーがないくらい人気で色んな種類がありますが、このタミヤ製トムキャットは比較的最近発売されたもので、その作りやすさと強度、塗装のしやすさに配慮した設計はベテランモデラーの多くがトムキャットの傑作と推す逸品です。
左右の羽は連動ギミックで開いたり、各部にビスを用いてがっちり仕上がるその作りはまさにタミヤ品質。
初めての飛行機モデルでも楽しく作れると人気のキットです。
ちなみに1/48故、ジャンル上ビッグスケールにはならないので価格が安いのもポイント。
戦車(AFV)のおすすめ大型キット
戦車模型は国内メーカーはタミヤ1強、続いてファインモールドという感じですが、中国や欧州メーカーからもさかんにキット化されています。
タミヤからは1/16という超大型スケールの戦車模型がキット化されていますが、生産されている数が少なく意外と入手難易度が高いので、今回は海外メーカーの大型AFVキットを紹介します。
おすすめ:トランペッター 1/35 カール重自走臼砲 初期型
言わずと知れたドイツの超大型要塞・城塞攻略兵器であるカール自走臼砲。
あの人気アニメガールズ&パンツァーの劇場版でも大学選抜チームの隠し兵器として大活躍した車両ですね。(ちなみにガルパン版は後期型で競技参加生徒数の都合上、装填当が半自動になるよう改造されています。※実際のカール運用には21人いる)
完成サイズがメーカーサイトには載っていませんが、全長11.15m、全幅3.16m、全高4.38mということで、1/35スケールで318mm、90mm、125mmと…あっ…そんなめちゃくちゃ大きくもないな(感覚が狂っている)
トランぺッター初期の傑作キットと推す方も多いですが、いかんせん取説が中国語と英語のみなので基本的には上級者向けのキット言えますね。
おすすめ:TAKOM 1/35 パンターA型 前中期型 フルインテリア
TAKOM(タコム)は中国のプラモデルメーカーで戦車模型をメインにラインナップしています。
模型メーカーとしては新興ブランドですが、AFVプラモデルに定評のある中国らしい徹底した調査と再現により、これまで戦車模型ではほぼ再現されなかった内装を立体化した「フルインテリア」モデルが大人気となっています。
ホビーサーチさんから画像をお借りしました。
見てくださいこの内部の作り込みを…過去に戦車模型でこれほどまで内部が語られた模型があったでしょうか?
プラ製の連結履帯を組むだけでヒィヒィ言わなきゃならん戦車模型ですが、フルインテリアになると砲弾も一本一本作らねばなりません(笑)
これはまさに戦車模型界のパーフェクトグレード!
AFV経験者なら一度は作りたい逸品ですね!
スケールは1/35なので大きさ的には普通の戦車と変わりませんが、中身の凄さとパーツの多さから大型キットとして紹介させて頂きます。
戦艦のおすすめ大型キット
最後に戦艦のプラモデルです。
戦艦のプラモデルは1/700と1/350が二大スケールとなっていて、1/700は船体の下半分がカットされ平面におけるウォーターラインシリーズ、1/350は船体すべてが再現されたフルハルモデルであることが多いです。
これまで紹介したキットと一線を画すスケール感ですが、1/350にもなるとキットの大きさはとんでもないことになっており、持ち家ないし倉庫でもないと組み上げられないプラモデルシリーズです(笑)
展示会での存在感半端ないです
おすすめ:1/350 艦船シリーズ 日本戦艦 大和
日本を代表する戦艦ヤマトの1/350プラモデルです。その存在感はまさに日本そのもの。
多くの国民がこの大和に希望を抱いたことでしょう。そんな日本の造船史を組み立てて味わえる究極の戦艦プラモデルがこのタミヤの大和です。
大和の1/350モデルは2種類あり、再現性に優れた高価なモデルと、より幅広いモデラーに親しんでもらえるように価格を抑えたモデルがり、今回紹介しているほうはハイエンドモデルになります。
1/350スケールで全長752㎜、全幅111㎜。
一体家のどこに飾ればよいのか。展示会でも持ってくる人はみんな台車で抱えてくるまさにビッグスケールの究極体(笑)
この密度、このサイズ感は作った人にしか味わえない。
盆栽のように作りを楽しみたいプラモデルですねってコレ大型連休では作れないでしょ(笑)
大型連休は大型プラモデルを楽しもう!
ということで今回紹介した大型スケールモデル特集はいかがでしたか?お気に入りのものはありましたか?
長期の休みは日ごろできないことにトライしたいもの!ぜひ作って見てくださいね。
作るのに役立つツールやアイテムの紹介を下記記事にまとめていますので、そちらも参考にしてください。