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模型に使えるおすすめ接着剤の紹介&使い方まとめ【ガンプラ・スケールモデル・ガレージキット】

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ここ数年の間に模型ツールが目覚ましく進化しており、その進化の最たるものが接着剤です。

Mr.ホビー(クレオス)、タミヤ、WAVE、セメダインなど各社から様々な接着剤が発売されており、それぞれに適した用途があるので迷ってしまいますね。

僕もSNSなどで接着剤についてよく質問を頂きます。

今回は各社から発売されている接着剤をジャンルや用途別に分け、使い方などを交えつつ説明させて頂きたいと思います。

かず

いろんな接着剤を使いこなす雑食モデラーおすすめ接着剤をご紹介!

これを読めばあなたも接着剤マスター!

目次

溶剤系接着剤

模型用接着剤といえばこの溶剤系接着剤ですね。

おもちゃ屋さんで最も見かけるプラモデル用の接着剤と言えばピンとくる方が多いのではないでしょうか?

溶剤系接着剤は付属のハケで接着面に塗布する「中粘度タイプ」とパーツの隙間に接着剤を流す「流し込みタイプ」があります。(流し込みタイプはさらに標準タイプと速乾タイプの2種類あります)

ひとつずつ紹介していきましょう。

中粘度タイプ

少しねっとりした性質のある接着剤で、付属の平たいハケを使って接着剤を塗布し組み立てます。

中粘度タイプ接着剤の用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:部品の合わせ目消し。外れやすいパーツの固定など。
  • スケールモデル:キットの組み立て全般。部品の合わせ目消し。強度の必要な部品の接着。
  • ガレージキット:レジンは接着できないので使いません。

プラスチックどうしを溶かしてくっつけるため接着したパーツの強度が高く、上手く貼り合わせてあれば接着面でパーツが剥がれたりしません。パーツを溶かす=融着するので部品の合わせ目を消したりすることができます。

・乾くのが遅いのでじっくり部品の位置を決めたり、大きなパーツの接着ができる。
・プラを溶かすので接着強度が高い。

・乾くのが遅いのでたっぷり塗ると乾燥時間が多く必要。

乾燥が遅いので組み立て作業がやりやすく初心者でも安心して使える接着剤です。逆に乾燥時間が長いので合わせ目消しなどでたっぷり使った場合はヤスリがかけられるようになるまでしばらく時間がかかります。

タミヤだけでなくGSIクレオス(Mr.HOBBY)からも接着剤が発売されていますが、ぶっちゃけ中身は変わらないのでメーカーの好みやハケの使いやすさで選んでもらってOKです。

流し込みタイプ(標準)

先ほどの中粘度タイプがサラサラになったもので、付属の筆で部品の隙間に流し込みます。

流し込みタイプ(標準)接着剤の用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:部品の合わせ目消し
  • スケールモデル:部品の合わせ目消し。仮組で位置決めを行った部品の接着。接着面積の小さいパーツの接着
  • ガレージキット:レジンは接着できないので使いません

・部品を組んでから接着できるので精度の高い組み立てができる
・先が細い筆によりパーツへ接着剤を点付けすることも可能

・乾燥時間は中粘度タイプとほぼ同じなので流しすぎると中々乾かない
・接着面に直接筆を当てるため部品が汚れやすい

流し込みタイプのメリットは部品を合わせてから接着ができることです。精度の求められる貼り合わせ作業などに向いています。

こちらもタミヤだけでなくGSIクレオス(Mr.Hobby)からも接着剤が発売されていますが、使い勝手は変わらないのでメーカーの好みやハケの使いやすさで選んでもらってOKです。

かず

心なしかタミヤの接着剤のほうがハケが細くて作業しやすいです

流し込みタイプ(速乾)

先ほどの流し込みタイプ(標準)と比較してさらにサラサラかつ塗ったそばから乾燥してく速乾性がポイントです。

流し込みタイプ(速乾)接着剤の用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:部品の合わせ目消し、改造パーツの接着
  • スケールモデル:部品の合わせ目消し。仮組で位置決めを行った部品の接着。
  • ガレージキット:レジンは接着できないので使いません

・標準タイプよりさらに流れやすいので大きなパーツの流し込み接着に適している
・乾燥が速いのでたっぷり使ってもOK。合わせ目消しなどに向いている
・すぐ乾くので接着剤がはみ出しては困る部品の接着もやりやすい
・溶剤成分が強いのでABSパーツの接着も可能

・揮発しやすくにおいもすこしキツめ
・すぐ乾くので合わせ目消しができる(パーツをムニュっとする)くらい流し込むのが難しい。
・プラをより溶かすので接着部がシミになりやすい。

欠点もそれなりにありますが利点も多い接着剤です。乾燥時間の速さから使用しているモデラーは非常に多いのが特徴。

FAガールやメガミデバイスと言った美少女系プラモによく採用されているABSパーツを貼り合わせることもできるので、合わせ目処理等にも使いやすいです。

かず

僕はキャラクターモデル、スケールモデル問わず、合わせ目消しや改造にはタミヤの速乾タイプで作業しています。

もちろん速乾流し込みタイプもクレオスから発売されていますが、クレオスには黒色に着色されたものもラインナップされています。

・塗布した場所が着色されるため分かりやすい
・プラ板積層などの工作を行う場合積層した部分が黒くなるので寸法出しなどのガイドにできる

・接着面が黒くなるので塗装前提で使用することになる

かず

塗装派はもちろん改造派にも人気の接着剤です

瞬間接着剤系

模型用として溶剤系接着剤に続いて利用率が高いのが瞬間接着剤系です。

様々なタイプや粘度の物が発売されており、近年の模型接着剤で最も進化した接着剤と言えるでしょう。

かず

僕も改造や表面処理には瞬間接着剤を多用しています

瞬間接着剤(低粘度タイプ)

瞬間接着剤の中でも先述の流し込み接着剤並みにサラサラのタイプです。

乾燥が速く白化しにくいものが多いのも特徴です。

こちらのWAVEの瞬間接着剤はサラサラかつ超乾燥が速いので模型の製作には大変便利。

合わせ目消しや表面処理までなんでもこなせます。

低粘度瞬間接着剤の用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:部品の合わせ目消し、表面処理、塗装したパーツの接着
  • スケールモデル:表面処理、塗装したパーツの接着
  • ガレージキット:キットの組み立て、気泡埋めなどの表面処理

・プラスチックや塗装を溶かさないので塗装後の部品の組み立てに使える
・スジボリやガレージキットの気泡を埋めることができる
・パーツの合わせ目消しなどもおこなえる
・そもそも接着力が強い

・プラスチックどうしを融着するわけではないので接着面が割れ(分解)しやすい
・サラサラすぎてスジボリやモールドを伝ってよけいなところに流れてしまう
・湿度の影響を受けやすくオイシイ期間が短い

個人的に瞬間接着剤で最も多用しているのがこのWAVEの低粘速硬タイプ。

乾燥時間の速さと強力な接着力、塗装面を溶かすことなくがっちり食いつく特性から塗装後の最終組み立てに使ったり、ちょっと塗布して合わせ目消し時にできた凹みやガレキの気泡を埋めるのにもピッタリです。

瞬間接着剤(中粘度タイプ)

先ほどの低粘度タイプに比べてすこしトロッとしているのが中粘度(そのまんま)。接着強度が高いのもポイントです。

WAVEの中粘度タイプは名称が「高強度」となっていますが、その名の通り強力な接着力が魅力です。

中粘度瞬間接着剤の用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:負担のかかりやすい箇所や塗装したパーツの接着
  • スケールモデル:負担のかかりやすい箇所や塗装したパーツの接着、エッチングパーツの組み立て
  • ガレージキット:キットの組み立てや軸打ちに最適

・低粘度タイプに比べて接着時間が長く位置決めしやすい
・低粘度タイプに比べて粘り気があるので接着面が割れ(分解)しにくい
・エッチングパーツや金属線なのど金属部品の接着にも強い

・ねっとりしているため隙間に流したり穴を埋めたりといった用途には向かない

癖もなく使いやすい接着剤なので最初の一本におすすめです。

ここで紹介したWAVEの低粘速硬タイプと高強度タイプは3本入りで通販価格350円程度と、1本あたりの単価は100円均一の接着剤と変わりません。その割に白化しにくく接着力は強力かつ硬化も早いので非常に使いやすくおすすめです。

かず

100均の接着剤と両面テープは絶対に買ってはいけないというのが僕の持論(笑)

瞬間接着剤(ゼリータイプ)

ホームセンターなどで良く売っているゼリータイプの瞬間接着剤ですが、白化や割れが起きやすくしかも同じような用途であれば後述のパテタイプなどで代用できますのでおすすめできるものがありません(笑)

瞬間カラーパテ系

ガイアノーツから発売されているカラーパテと呼ばれる接着剤です。

モッチリとした高粘度が特徴で色がついているほか、パテと名のついている通り乾燥後は適度な粘り気があり削ったりすることが可能です。

一番のおすすめはこのフレッシュ色。名前の通り人肌に近い色なのでFAガールやメガミデバイスなどと言った美少女系プラモの肌パーツの合わせ目処理などに向いている他、どの成型色よりも弱い色なので塗装時に接着剤の色が悪影響をおよぼしにくいのが特徴です。

瞬間カラーパテの用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:合わせ目消し、小さな肉抜き穴埋め、シャープ化
  • スケールモデル:あまり使う機会はないです
  • ガレージキット:大き目(1mm程度)の気泡や欠損の修復

・盛り付けることにより気泡などを埋めたりパーツのシャープ化ができる
・硬化後はエポキシパテのような感触となりナイフやヤスリで加工が可能
・削って薄くするパーツの裏打ちなどにも使える
・カラーパテシリーズであれば混色が効くので成型色に合わせて調整などもできる

・超遅乾性(自然硬化には1時間程度かかる)なので硬化促進剤が必須
・性質上盛り付けた部分に気泡が入りやすい
・吸湿して劣化すると硬化促進剤を使っても乾燥が遅くなる

それなりにデメリットもありますが、それを上回るメリットと使いやすさなのでキャラクターモデルやガレージキット製作にはぜひ持っておきたい接着剤です。

瞬間という名前とは裏腹に自然乾燥では全然硬化しないので後述する硬化促進剤は必須です。

カラーパテを実際に使用してみました

下記記事でカラーパテのさらに詳しい紹介と実際に合わせ目消しをやってみています。参考にしてくださいね!

瞬間接着剤作業を楽にするツール

瞬間接着剤は便利ですが取り扱いにある程度なれの必要な接着剤でもあります。下記のような便利アイテムがあると捗りますよ!

クラフトテープ

クラフトテープは表面のつるつるした部分が接着剤をはじきますので、一旦瞬間接着剤の中身を出して竹串や後述のグルーアプリケーターなのですくって塗布すると細かい接着作業が行えます。

クラフトテープがあればその上で塗料の混色もできますので、ちょっとした筆塗りや部分塗装時のパレットがわりにも使えます。

瞬間接着材用ノズル

瞬間接着剤を買うと塗布用のノズルが2、3本付属しますが、あれは基本的に使い捨て(繰り返し使おうとしてもノズルに残った瞬着が硬化して詰まる)なので上記のようなお徳用ノズルを買って置いたほうが良いです。

グルーアプリケーター

瞬間接着剤がくっつきにくい樹脂でできたヘラで、取り出した接着剤を点付けしたりカラーパテを盛り付けたりと意外と便利な一品です。

先ほどのクラフトテープとセットで使うのがミソ。

硬化促進剤

吹き付けるだけで瞬間接着剤が一瞬で硬化するスプレータイプの硬化促進剤です。

先述のカラーパテを使った工作には必須のマテリアルですが、硬化促進剤は臭い(タンスとかおばあちゃんの家臭とか言われている)くて値段が高いのでWAVEの低臭タイプが導入しやすくおすすめでしょう。

かず

WAVEの瞬間接着剤と相性がいいのもポイント

ちなみに僕は定番のアルテコプライマー派。臭くて無理と言う人も多いですが、僕は慣れ切ってしまって問題ありません(笑)

劣化しやすい瞬間接着剤の保管方法と劣化の見分け方

瞬間接着剤は開けたての時は素晴らしい硬化スピードと接着力を持っていますが、開封後は徐々に劣化してきます。

そのメカニズムと劣化を防ぐ保管方法を記事にしましたので、気になる方は読んでみてください。

エポキシ系接着剤

塗装面やプラを侵さず強力な接着力が魅力のエポキシ系接着剤。

オートモデルなどクリアーパーツや細かい接着の多いジャンルで人気の接着剤です。

こちらもオススメはWAVE製。一度使うと納得の使いやすさ。

エポキシ系接着剤の用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:あまり使う機会はないです。
  • スケールモデル:接着力の必要なクリアーパーツや塗装した部品の接着、エッチングパーツの組み立て
  • ガレージキット:キットの組み立て

・WAVEのものは硬化が速く糸引きがしにくくエポキシ系接着剤の弱点がない
・接着力が強力なのに塗装面やパーツにダメージを与え辛い
・硬化前ならはみ出た接着剤をエナメル溶剤などで拭き取れるのではみだしても安心
・金属パーツの接着にも強い

・硬化が速すぎるゆえに貼り付けるたびに混合しなおす必要がある時も…
・黄変するおそれがある
・ものによっては糸が引きやすく塗布しにくい
・2液混合作業がなれるまでは難しい

強力な接着力と硬化スピード、塗布のしやすい絶妙な粘度のためにある程度使いにくさを許容しなければならない接着剤ですが、ベテランオートモデラーにはこのタイプの接着剤を手放せない人も多く愛用者が多いのも特徴です。

WAVEのエポキシ接着剤は糸が引きやすく塗布しにくいという従来のエポキシ接着剤の弱点を克服し、さらに2分硬化とエポキシ系接着剤では最速の硬化スピードなので使いやすくておすすめです。

感想した接着剤が経年劣化で黄色に変色することがあるので、パーツの裏側など見えない部分の接着に使うのがおすすめです。

セメダイン ハイグレード模型用

これは他にないジャンルの接着剤なので直接商品名で紹介します(笑)あえて名前をつけるなら水性無溶剤系接着剤でしょうか?

比較的最近発売された接着剤なのですが、発売当初からクリアーパーツの接着作業が多いオートモデラーや飛行機モデラーから高い評判を得ていた接着剤です。

ハイグレード模型用の用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:あまり使う機会はないです
  • スケールモデル:窓、ライトレンズ、キャノピーなどクリアーパーツの接着
  • ガレージキット:あまり使う機会はないです

・乾いてもクリアーパーツが曇らない
・はみ出しても硬貨前なら水を含ませた綿棒で拭き取れる
・塗装面やパーツを侵さないので貼りなおしたり硬化後も接着剤を剥がしたりできる
・プラスチック、金属、ゴム、紙など意外と色々接着できる

・接着力があまり強くない
・完全乾燥に2、3時間かかる

こちらもエポキシ系接着剤と同様、部品どうしを溶着するタイプではないためパーツに優しい接着剤です。

糸引きがほとんどないため塗布しやすく、水糊とおなじ水溶性のためはみ出しても水を含ませた綿棒でキレイに拭き取れますから汚れては困るクリアーパーツの接着に向いています

乾燥してからも接着力が弱いので剥がすことができますし、乾燥した接着剤は爪等でこするとポロポロ剥がれるので貼り直しもできます。

接着力が弱く乾燥時間が長いので、固定されるまでパーツを上手く押さえるかマスキングテープで仮固定するなどの配慮が櫃必要です。

かず

僕はカーモデルのライトケースや飛行機のキャノピー接着に愛用しています。

UV硬化系接着剤

ガイアノーツから発売されているUVジェルグルーという製品はUVライトで硬化するクリアー接着剤です。

塗布した後にUVライトを30秒ほど照射すれば硬化します。同社のUVジェルクリアも同様のクリアー層形成マテリアルですが、こちらは接着剤らしく粘着性があります(乾燥した後もベタツキがある)

UVジェルグルーの用途
  • ガンプラ、キャラ系プラモ:Hアイズなどクリアーパーツ接着
  • スケールモデル:クリアーパーツの接着(計器レンズなど中が見えるクリアーパーツにも使える)
  • ガレージキット:あまり使う機会はないです

・透明度は今回紹介した接着剤の中ではNo.1
・透明度の高さを利用してクリアーパーツの向こう側が見えるパーツの接着に向いている
・同社のUVジェルクリアで成型したクリアーパーツの接着に適している
・UVライトで硬化するため塗布時間に制限がなく位置きめ等がやりやすい
・塗装面や部品を侵さない
・ヒケや黄変が起きない

・意外と伸びるのではみ出した際のふき取りが面倒
・はみ出た部分をそのまま硬化させてしまうと取るのが厄介
・硬化前は接着力も粘着力もないので部品の仮固定が難しい
・UVライトが当たらないと硬化しないのでクリアーパーツにしか使えない

難点も多い接着剤ですがクリアーパーツ接着に特化した製品のため、美しいクリアーパーツの組み立てを行いたい方に向いています。

かず

僕はバイク模型のメーターレンズなどのクリアーパーツ接着に使用しています。

接着剤は適材適所

ということで今回は自分自身も使っている模型用接着剤の総まとめでした。お役に立ちましたでしょうか?

ここで紹介したものはほとんど愛用しています!

接着剤はそれぞれに一長一短があり、接着できるもの出来ないもの、得意なもの苦手なものがあります。

上手く使えばキレイな模型も思いのまま!
かず

接着剤マスターになってカッコいい模型を作っちゃいましょう~!

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