主にタミヤのプラモデルに付属しているインレットマークを貼ったことがありますか?
少し厚みのあるメッキ調のシールで、貼り付けるだけでメーカーロゴやマークをリアルに再現できる優れものです。
貼り方には少々コツがいるのですが、そもそも貼り方を良く知らない方も多いようなので、今回は簡単に貼り方を説明しようと思います。
すぐ読める記事です(笑)
インレットマークはこんな構成になっています
カーモデル製作Howto記事のベースキットにしているタミヤの1/24 フェアレディZ ヘリテージエディションのインレットマークを例に解説します。
インレットマークは、メッキ調の本体(インレットマーク)と透明保護フィルムと薄緑の紙製台紙の構成になっています。
ここで気を付けなければいけないのが、インレットマークは透明保護フィルムにくっついているということです。
インレットマークを切り出すとマーク本体が透明保護フィルムにくっついてくるので、初めての方は戸惑うかもしませんが、それが正しいのでご心配なく。
それでは貼り方の解説に参りましょう!
インレットマークの貼り方
STEP1:必要なインレットマークをカット
まず台紙ごとナイフで切り取って貼りたいマークを取り出します。
ここで大事なことは台紙と透明フィルムは別々にせず、一緒にカットすることです。
インレットマークは台紙側にノリが付いているので、インレットマークがくっついているフィルムと台紙を分けてしまうとノリ面にホコリが付着して粘着力が弱くなってしまいます。
カットする際の大きさは自由に切ってもらって構いませんが、インレットマークから大きく乖離しないサイズでカットしておくと複雑な曲面にでも貼り付けやすくなります。
STEP2:台紙を剥がしフィルムをピンセットなどでつかむ
薄緑の台紙を剥がして透明のシートをピンセットで掴みます。
透明フィルム側にもうっすらノリがついているので、ピンセットで掴めば写真のようにくっついて保持できます。
たまにこのフィルムにくっついたインレットマークを剥がしてから貼るものだと勘違いしている方がいるのですが、このフィルムに付いたまま貼るのが正解です。
ピンセットは一般的な先が尖っているものより写真のような丸先の方がつかみやすいです。このピンセットは安いので1本持っておくと便利ですよ。
STEP3:透明フィルムごと貼りたい部分に合わせて位置決めする
貼りたい部分に保護フィルムごとインレットマークを合わせます。
フィルムが透明なので見ながら位置決めができますが、あまり貼ったり剥がしたりを繰り返すと粘着力が弱くなったり、傾いたままフィルムからインレットマークが剥がれてしまうことがあるので気を付けてください。
STEP4:良く押さえて貼り付ける
位置が決まれば透明フィルムごとよく押さえてから透明フィルムを剥がせば貼り付け完了です。
マークを押さえる時は綿棒や指の腹などを使ってしっかりと貼り付け面になじませましょう。
インレットマークはその材質上曲がる素材なので、バイクのタンクなどの曲面でもしっかりと馴染ませて貼ることができます。
曲面に貼る場合はしっかりクセを付けるくらいの気持ちで貼ったほうがしっかり密着して、長期間保管してもインレットが浮いたり剥がれたりしにくくなります。
インレットマークは傷つきやすいので、透明フィルムを剥がした後は硬いものや尖ったものをぶつけないように気を付けましょう。
インレットマーク貼りを失敗した、曲がってしまった場合
もしインレットの貼り付け角度を失敗した、曲がって折り目がついてしまった、傷がついてしまった場合ですが、基本的には修正ができません。
インレットマークの定着力は高いので剥がそうとすると曲がってしまいますし、曲がったインレットは折り目のようになって馴染ませんし、傷がついたものはコンパウンドで擦っても消えません。
もし失敗してどうしても貼り直したい場合は、タミヤカスタマーサービスにパーツを請求して対応してください。
タミヤのカスタマーサービスは代引きネット注文が可能なので便利です。
僕は難しいカーモデルの時はあらかじめ予備デカールを注文しちゃったりしているヘビーユーザーです。部品があればすぐ発送してくれますよ。
インレットマーク貼り付け完了
ということでインレットマークの貼り付け完了。
キラッとワンポイントのアクセントが良いですね。他社のキットだとインレットマークが付属せずデカールやモールドだったりするので質感では圧倒的にインレットマークが優れていますね。
日産マークもインレットとなっていますが実車のような質感でカッコいいでしょう?
上手に貼ってカッコイイ模型を作ってくださいね。
ではでは!