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美しく仕上がるカーモデルの研ぎ出し方法

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前回の記事ではカーモデルの内装を作っていました。

そうこうしているうちにこちらの記事で塗装した研ぎ出し用クリアーコートも十分乾燥してきたのではないでしょうか?

今回はそのボディを研ぎ出してピカピカボディに仕上げていきましょう~!

目次

おさらい:研ぎ出しの乾燥時間

使用するクリアー塗料にもよりますが、昨今のクリアー塗料は乾燥時間が非常に速いので、3日~1週間もあれば十分に乾燥しています。

昨今のクリアー塗料の一例

GISクレオス:スーパークリアーIII
ガイアノーツ:Exクリアー
フィニッシャーズ:オートクリアー など

クリアーコートに缶スプレーを使うと塗膜が厚くなりがちで乾燥時間が増加しますので、その場合は+一週間くらい余裕を見ても良いでしょう。

研ぎ出しに使う道具

様々な研ぎ出しツールが模型メーカー各社から出ていますが、最近の僕はこちらの2種類しか使用していません。

GISクレオス Mr.Hobby ラプロス

ラプロスは研磨剤を繊維シートに貼り付けた布状の研磨シートで、通常のヤスリと違い柔らかく曲面追従性が良いのが利点です。折り曲げたりピンセットでつまむことができるので、細かい部分や入り組んだ箇所も研ぐことができます。

ラプロスは#2400、4000のセットと#6000、8000のセットの二種類発売されています。

ラプロスの番手はヤスリの番手と異なり、#2400が紙ヤスリ1000番相当#4000が2000番相当、#6000が4000番相当#8000が6000番相当となっています。

ラッカー系クリアーを使った研ぎ出しには#4000~#8000の3種類をメインに使います。#2400はほとんど使いませんが、こちらはボディの下地処理の仕上げ磨きにかなり使えるので両方とも買っておくのがおすすめです。

ハセガワ セラミックコンパウンド

模型用コンパウンドも様々なものが発売されていますが、自分はハセガワのセラミックコンパウンドしか使いません

研ぎ出しにおいてコンパウンドよりも大事なのは、ヤスリや研磨シートを用いた中研ぎです。中研ぎでしっかりと研ぎ傷を消せているとコンパウンドの作業は最小限で済みます。コンパウンドは傷を消すのではななくツヤを出すために使うと考えて頂ければ分かりやすいと思います。

ハセガワのセラミックコンパウントは液体タイプのコンパウンドで、番手をヤスリに換算するとなんと20000番相当、模型用コンパウンドとしてはトップクラスの微粒子となっています。

液体コンパウンドは溝などに入っても流水と歯ブラシで落としやすく、伸びも良いのでコンパウンド作業がしやすいのが特徴です。

上の写真でも使っていますが、専用のポリッシングクロスも発売されています。

そこらへんのメガネ拭きと変わらないでしょと言われるとなんとも言えませんが(僕は裸眼なのでメガネ拭きの良し悪しはわからないのですw)、ちゃんとハセガワが自社のコンパウンドに合うクロスとして発売してくれているという安心感はありますし、実際柔らかくて作業しやすいです。

これまでいろいろ試しましたが…

様々なコンパウンドを試しましたが、正直この組み合わせ一番作業性、入手性、仕上がりのバランスが取れています。クレオスとハセガワが取り扱っている製品なので、地方のおもちゃ屋さんやネット通販でも買いやすいのもうれしいですね。

電動ツールはおすすめしません!

実車のポリッシャーと同様にリューターなどにクランプして使う模型用ポリッシャーなんてものも発売されていますが、模型用塗料は熱に弱く、ポリッシャーの回転で発生する熱により塗装面がひずむ原因になってしまうのでおすすめしません。

高額なリューターの中には500rpm以下などと低回転制御ができるものもあり発熱を抑えることもできますが、お値段が高いのと結局ポリッシャーの巻き込みによりシャフトがボディと接触して傷を付けたり、回転によりコンパウンドが飛び散ったり、ポリッシャーの寿命が短く買い替えが頻繁に必要だったりとやっぱりおすすめしません(笑)

かず

手作業が一番!

研ぎ出しのタイミングと作業工程

研ぎ出しのタイミング

カーモデルの研ぎ出しを行うタイミングは窓枠などの部分塗装前に行います。

部分塗装をする場所はゴムモールなどのボディ色以外の場合で、つや消しや半光沢だったりする箇所がほとんどです。研ぎ出し前に塗り分けしてしまうとヤスリやコンパウンド作業で部分塗装箇所が剥がれたりツヤが出たりしてしまうので、塗り分け作業前に行いましょう。

研ぎ出しの作業工程

研ぎ出しの作業は大きく分けて二つあります。

研ぎ出しの工程
  1. ヤスリや研磨シートを用いてクリアー層のゆず肌を消す、デカールの段差を消す「中研ぎ」
  2. コンパウンドで細かい傷を消してツヤを出す「コンパウンドがけ

他にもワックスがけなどがありますが、カーモデルの場合ワックスをかける前に窓枠の塗装を行う必要があるので、後回しになります。

それでは早速作業に入っていきましょう!

中研ぎ作業

STEP1:ラプロス #4000によるデカールの段差消し

まずはデカールの段差を削っていきましょう。

ラプロス4000番による中研ぎはボディ全体に入れますが、ヤスリ傷が入るとデカールの段差が分かりづらくなるので、作業に慣れていない方はデカールの段差(境目)部分を先に削っていくのがおすすめです。

写真では研ぎ具合が分かりやすいように空研ぎをしていますが、実際に作業される場合は削りやすくラプロスも長持ちする水研ぎで行うのがおすすめです。ただ水をつけて研ぐだけで良いです。

写真のように半分に折り曲げたラプロスをふんわり当てながら削ると塗装面まで削ってしまうミスをしにくくなります。

クリアー層を削りすぎて塗装面まで達してしまった場合、写真のようにラプロス表面に塗装したボディカラーが付着してしまいます。

ワンポイントアドバイス

塗装面まで削ってしまったり、深く削ってもデカールの段差がなくならずクリアー層の削りすぎが心配な場合は、すぐにボディを水洗いして清掃し、再度クリアー吹きをおこなってください。

クリアー乾燥後はまた同じようにラプロスによる研磨作業が可能です。

後工程の番手ではデカールの段差を消すのは大変なので、ラプロス#4000の段階で段差はほぼゼロにしておきましょう。

STEP2:ラプロス#4000で全体を磨く

デカールの段差が取れたら引き続き#4000のラプロスを使って全体をまんべんなく磨いていきます。

ラプロスで磨くと磨いた部分のツヤがなくなりマットな質感になりますので、ボディ全体が艶消しになるように磨き込みましょう。

ラプロスでひと磨きすると、磨けている場所と磨けていない場所が出てくることが分かると思います。これはクリアー塗装時の塗料の凹凸やひずみが磨き作業により浮きがあることが原因で、その表面がゆずのようにボコボコしているさまから「ゆず肌」と呼びます。

ゆず肌は自動車板金塗装業界でも使われる一般的な塗装用語で、このゆず肌が残っていると光が乱反射して美しいツヤが出ません。

磨いても美しいツヤが出ないと嘆いている方のほとんどが、この中研ぎ作業をやっていないか甘いかが原因です。

ぶっちゃけカーモデルの光沢はコンパウンドがけでなくこの中研ぎ作業で8割決まると言っても過言ではないため。しっかりと磨き残しがなく、全体のツヤが無くなるまで磨き込んでください。

かず

ゆず肌をいかに除去するかが美しい光沢を得るコツです

ワンポイントアドバイス

ここでも磨きすぎたり塗装面まで到達してしまった場合は、洗浄してクリアーコートからやり直してください。

STEP3:ラプロス#4000で奥まった部分も抜かりなく磨く

見落としがちですが、バンパーのダクトや凹み部などもしっかりと磨いておきましょう。

ラプロスはその柔らかさを利用して小さく折りたたんで使用できます。実はこれがヤスリに対する最大のメリットでありアドバンテージです。写真のように深く凹んだ部分もピンセットとラプロスで楽々磨くことができます。

ピンセットは幅の広い丸口タイプがつかみやすく塗装面を傷つけにくいのでおすすめです。

STEP4:磨き残しがないか確認しつつ仕上げていく

全体を磨き上げているところです。最初のクリアーを吹いた状態に比べるとまるでつや消しクリアーを吹いたような見た目になっており、本当に大丈夫?と思われるかもしれませが、全く問題ありません。むしろこの段階では全体が均一にマットであるほど良いのでご安心を。

照明に当てると磨きが甘い箇所が分かりやすいので、写真のようなボコボコしたゆず肌が無くなるようにしっかりと磨き込んでください。

ここでの磨きが甘いとコンパウンドをかけてもゆず肌が見えて結局後戻りすることになってしまいますので丁寧に作業してください。

納得いくまで研磨できたら中性洗剤と歯ブラシなどでボディを洗浄し研磨剤を完全に取り除いてから次の工程に進んでください。

STEP5:ラプロス#6000で同じように全体を磨いていく

続いてラプロスを#6000にチェンジして先ほどと同じように研いでいきます。

この時#4000で付いた研磨傷はすべて綺麗に取り除く気持ちで磨きましょう。ラプロス#4000で付いた傷は#6000で消せますが#8000では消えませんので注意してください。

かず

特にデカールの段差部の傷は目立つので重点的に磨きましょう

上手く磨ければ写真のようにしっとりしたマットな感じになります。折りたたんで奥まったところも丁寧に磨いてください。

STEP6:ラプロス#8000で仕上げの磨き

最後にラプロス#8000で仕上げの磨きを行います。御覧の通りすでに光沢のツヤが出てきています。

これまで中研ぎ作業をされたことがない方は、塗装面を直接コンパウンドがけするよりもツヤが美しく出ていることに驚くと思います。これが中研ぎの凄さです。

ラプロス#8000は傷消し効果がほとんどないため、磨き傷を消すためにはかなり根気よく磨き込まないとなりません。時間をかけてじっくりやってみてください。

#4000での磨き作業が30分で出来たとすると、#6000を45分、#8000を60分くらいかけるイメージで磨き込む必要があります。

ワンポイントアドバイス

#8000をかけるとこれまで見えていなかった細かいヤスリ傷が見えてくることがあります、そのまま磨き込んでも消えない場合は#6000に戻って磨き直してください。

番手が上がると削れる量が減るため、ついつい力をかけがちですが、摩擦により表面が熱くなると塗装面がひずんだり最悪デカールが歪んだりしますので力はかけないように作業しましょう!

磨き傷も消え照明の光沢も写り込んできました。ラプロスの段階で光沢がしっかり出せているとコンパウンド作業でとてもきれいな光沢表面を作れます。根気よく頑張って!

ちなみにこちらが研ぎ出し前の状態です。表面のゆず肌が綺麗に取れて滑らかな表面になっていることが良く分かると思います。

コンパウンドがけ

ラプロスでしっかりと小傷を消しベースの光沢を出すことができたらコンパウンドがけに入ります。

研ぎ出しの仕上がりは中研ぎ作業が8割と言った通り、中研ぎが美しく仕上がっているほどコンパウンドがけが楽に美しく決まるので、コンパウンドがけの前に表面をよくチェックして甘いところは磨き直しておきましょう。

セラミックコンパウンドを良く振って攪拌し、先ほど紹介したポリッシングクロスに少量塗布してボディ表面を磨きます(たくさんつける必要はありません)

磨く際はクロスを押し付けすぎずに、力を入れずに撫でるように作業します。ゴシゴシすると熱を持って塗装面が傷んでしまいますので注意してください。

セラミックコンパウンドは通常のコンパウンド違いコンパウンドが切れてもキュッキュという音鳴りがしませんので、時々クロスの表面を観察して適宜コンパウンドを塗布し直してください。

分かりやすい黒ボディで紹介しますが、上手に研げていると御覧のように照明が美しく写り込みます。研ぎ出しの楽しい瞬間です。

奥まってクロスでは磨きにくい部分は綿棒にコンパウンドをつけて磨くと良いでしょう。この場合も軽い力で磨き込みの回数を増やして磨くのが美しい光沢を得るコツです。

丁寧に中研ぎとコンパウンドがけをして研ぎ出すことで、デカールが多くクリアーを吹いた瞬間はボコボコのレーシングカーも御覧の通りまるで塗装したようなロゴの入り方に仕上がります。(実車のレーサーは意外とデカールで表面がボコボコしていますがw)

ということでコンパウンドも入れてボディの研ぎ出しが完成です。

コンパウンドを入れ終えたら中性洗剤と歯ブラシでボディを洗浄し乾燥させれば完成です。コンパウンドはパネルラインに入り込んで詰まっていることが多いので歯ブラシでしっかりと取り除きましょう!

窓枠やバンパーの塗り分けに入っていきましょう。

上手な窓枠の塗り分け方は下記記事を読んでくださいね。

研ぎ出し完成!作業をマスターして美しいボディを作ろう!

ということで今回はボディの研ぎ出し編でした。丁寧に磨いたボディは写真を撮ると実車と見まごう美しさです。

ぜひ挑戦してみてくださいね!

今回の記事の要点まとめ

中研ぎ作業

  • ラプロスの#4000でゆず肌がなくまるまでしっかりと磨き込む
  • 研ぎ傷が消えない場合は一つ下の番手に戻って作業し直す
  • 研ぎすぎて塗装面やデカールを傷つけそうと思ったら無理せずクリアーコートからやりなおす
  • 次の番手に通る際は中性洗剤と歯ブラシでボディを洗う

コンパウンドがけ作業

  • コンパウンドはつけすぎない
  • 塗装面に熱をかけないようクロスは強く押さえない、ゴシゴシ擦らない
  • セラミックコンパウンドはコンパウンド切れが分かりにくいので適宜確認する
  • 作業完了後は中性洗剤と歯ブラシでボディを洗う

今回のおすすめグッズ

前半ではコンパウンドとクロスを別々に紹介していましたが、AmazonやYahoo!ショッピングではコンパウンドとクロスと光沢剤のコーティングポリマーがセットになったお得なものも売っています。コーティングポリマーは最後の仕上げでも使っています。

かず

便利ツールで楽しく研ぎ出してカッコイイ模型をバンバン作りましょう!

次回はクリアーパーツの窓枠塗装編!

次回からボディに取り付けるパーツを作っていきますが、まずはクリアーパーツの窓枠をマスキングして塗装していきましょう!

製作Howto記事一覧はこちら

この記事から各製作記事にアクセスできます。

今回作製しているキット

組み立てやすくてお値段も安め、カーモデルの入門にピッタリです。ノーマルZの後期型にも組めます!

おすすめHowto本

合わせて読んで頂きたいカーモデル製作のお勧め本です。作業動画のDVD付き!

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