前回の投稿でシャーシのカーボンを研ぎ出して仕上げました。
今回はリアサス周りを進めます。細かいパーツが増えてきますが根気よくいきましょう。
サスアームの製作
サスアームの処理
ビッグスケールのカレラGTは非常に重い(完成すると1.6kgあるw)ので本体の重量を支えるサスアームは金属でできています。
硬さからしてホワイトメタルではなく亜鉛ダイカストか何かだと思われます。
造形は悪くないもののパーツのバリが結構目立ちますので、サスアームやプッシュロッドなどすべてのパーツのパーティングラインを根気よくヤスリで削ります。
正直サスアームは完成してもほぼ見えないのでそのままでも大丈夫なのですが、製作途中の写真で処理の甘いパーツが写りまくるのは精神的にビミョーなので頑張ります(笑)
上記のような金属が削れる鉄ヤスリでゴリゴリ行きます。紙ヤスリの粗目のものから始めても良いのですがバリに負けて破れてしまいますので鉄製のモノがオススメ。
鉄ヤスリである程度バリ取りしたら紙ヤスリの#400~800程度で仕上げておしまい。
サスアームの塗装
ヤスリがけすると金属面が露出して色が変わるので塗装しておきます。
- 白サフ下地 → タミヤカラー ラッカー フラットアルミ
定番のフラットアルミをより白く発色できる白サフ下地で塗りました。
白サフ下地で塗るとアルミブロック風の色味で仕上がるのでオススメです。
ちなみにサスアームやロッド類は前後ともこの段階でまとめて仕上げてしまいました。
サスアームの組付け
サスアームの塗装が終わったらサスアームを組み付けますよ。その前に…
組み立てビスとサスアームブラケットの塗装
ビスやサスアームも塗装します。
ビスも同じようにフラットアルミです。
ビス頭や金属パーツを塗装してあげると、他のプラパーツとの親和性がアップして見た目の違和感がなくなる上、プラスビスなど実在しないパーツも他のパーツの色と馴染んで目立ちにくくなりますよ。
サスアームブラケットの組み立て
説明書に従ってサスアームブラケットを組み付けます。
ちなにみ下の写真は左側のブラケットを塗装したビス、右側のブラケットを未塗装そのままのビスで組んでみました。どうでしょう?塗装済みのほうがブラケットと馴染んでいませんかね?
ブラケットを取り付ける角度は部品をよく見ながら垂直水平をきっちり出しましょう。こういう細かい誤差や角度差の積み重ねが大きな誤差になる…ハズ(ならんか)
組み立て用にタミヤのスケモには定番のドライバーが付属してきますが、結構力がいるのでここはタミヤから出ている専用のプラスドライバーの使用がおススメです(↓)。
サスアームの組み立て
続いてサスアームを組み付け。
取り付けるだけである程度角度は決まりますが、多少ガタがあり動いてしまいますのでノギスで高さを確認してから締め込みます。
反対側のアームも高さを揃えて取り付けます。
最後まで組んだ感想としては正直ここまで精度を出す必要はなかったのですが、僕はもともとRCカーをずっとやっていてサスアームの高さと精度には謎のコダワリがありますw
要は組み立ても実車のようにリアルに楽しみましょうということです!
無事アームが付きました。
続いてアッパー側のアームも取り付けました。
このあたりは組立ビスが良く見えるのですが、同じ色で塗装してあるので悪目立ちしていません。結構効果的です。
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小物部品の塗装
- 良く分からない部品:タミヤ フラットアルミ
- キャップ:ガイア コバルトブルー
- タンクその他:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック
エンジンの搭載とモノコックの組み立て
さて、いよいよエンジンとモノコックの後ろ側が組み上がったので合体させますよ!
ここまで組んでも結構なパーツ点数です。さすが1/12ですねぇ。
エンジンを搭載しました。これからアッパー側を付けると見えなくなる箇所も多いので、今のうちに沢山写真を撮っておきましょう(笑)
そして合体。
ホント実車では中々見れないサスアームの長さですね…
一般車の場合はトランクスペースとの兼ね合いでサス開発部門と内装開発部門が殴り合うレベルで取り合いをするものなのですが(笑)さすがはスーパーカー、性能全振りです。
カレラGTはそもそもGTレーシングカーがベースになっているので当たり前と言えば当たり前なのですが、やはり走るためだけの機構や構造はテンション上がっちゃいますね。
というワケで今回はここまで。次回はリアサスペンションの組立編!