アオシマから好評発売中の日産フェアレディZ(Z33)を買ってきました。
フェアレディZはモデルチェンジを重ね、時代と共に見た目も性能も大きく変化していますが、ロングノーズショートデッキの基本は変わらずの美しいデザインは日本を代表するスポーツカーといえるでしょう。
と、カッコいい前置きは置いといて、個人的にはZは33が一番好きです。カッコ良さと可愛さがいい塩梅でマッチしていますよね。
早速作っていきましょう。
パーツの洗浄
箱を開けて中身を確認したらランナーの状態でパーツを洗っておきます。
頑丈なガンプラなどのキャラクターモデルならパーツを切り離してから洗う方が効率が良いのですが、小さく繊細なパーツの多いカーモデルはランナーについている状態が一番破損に強いのでランナーのまま洗うのがおすすめです。
ガラスマジックリンをランナーやボディの裏表に吹きかけ、数分待つか歯ブラシで軽く磨いて油分を除去します。洗ったら乾燥機に放り込んで一日乾燥させます。
乾燥機に入れる方が自然乾燥よりも圧倒的に速く乾きますし、塗装の埃避けや塗装時間短縮にも繋げられるので少し大型ですが一つ持っておくと便利です。
僕が使っている乾燥機は山善の食器乾燥機。
Amazonでは食器乾燥用より模型乾燥用のレビューで埋め尽くされているナイスアイテムです(笑)
ボディの仮組
パーツの処理
パーツを切り出して処理していきます。
このZ33もそうですが、アオシマの白箱に入ったザ★カーモデルシリーズは過去に発売されたキットの再パッケージ版が多く、再パッケージに際して後期型も選べるようになったりホイールなどのオマケが付いたりして結構プレイバリューが高いです。
Z33も前期型のボンネットやら色々付いてくるのでカーボンボンネット仕様で作ったりしても面白いかもしれませんね。
パーツは全面しっかりヤスリ掛けして整面していきます。カーモデルの下処理にはソフトタイプのスティックヤスリかスポンジ系のヤスリがおススメです。
ちょっと厚めでコシがあるタミヤのヤスリがお気に入りです。
マスキングテープで仮組しました。
このZ33のキットはボディの出来もパーツの合いも良いですね。
初めてのアオシマカーモデル入門にもぴったりだと思います。
スジ彫りの彫りなおし
ボディは塗装にクリアーと厚吹きするので、各部のスジボリはしっかり彫りなおします。
ザクザク彫れるラインチゼルでスジボリの向こう側が透けるくらい彫っていきます。
チゼルはボンネットやドアのパネルラインに0.15mmか0.2mmをウェザーストリップに0.1mmを使用しています。
部分塗装
ラジエターグリルはボディ側にモールドされているのでバンパー取り付け前に塗っておきます。
- ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
乾燥したら塗装した箇所をマスキングテープで隠し、ボディの研ぎ出し終了まで貼りっぱなしにしておきます。
ボンネットの形状修正
フロントバンパーを貼り付けボンネットを仮組したところ、ボンネットのカド部が欠損しているように見えました。パーツの抜きや安全対策などの都合でしょうか?。
黒い瞬間接着剤を盛り付けてボンネットの角をシャープに修正しました。
バンパーにも黒い点がありますが、ここはヒケが大きかったので修正したためです。
結構大きめのヒケなので処理しておくことをおすすめします。
バンパーの段差修正
軽くサフを吹いて仕上がりを確認したころ、ボディとフロントバンパーに少し大きめの段差がありました。
ヤスリを使って上の写真のように段差を削り込み、指で触って段差を感じなくなるまで修正します。
リアバンパーもボディと接合面の合いが悪かったので貼り付けた後にサフを吹きヤスリで修正しました。
リアバンパーにもヒケがあるので丁寧に処理していきましょう。
良く分からない場合は軽くグレーサフを吹いて確認します。
先ほどの段差修正でもサフを吹いていますが、サフを吹いた後に削ることでヤスリを当てた場所や削り足りない場所が良く分かります。うまくサフを利用していきましょう。
本来サフはこういう使い方をするものです
ちなみに僕はガイアのグレーサフを愛用しています。
正直クレオスのサフと違いが分かりませんが50mlの大ビンがあるのがメリット。
サフ吹き
納得いくまでボディを修正したらパーツを中性洗剤と歯ブラシでしっかりと洗浄してサフを吹いていきます。
サフは溝を中心に吹き、入りにくいところや奥まったところを先に塗ってから全体を塗装しましょう。
キレイに仕上がりました。
サフを吹いたらラプロスの2400番でパーツを撫でてざらつきを除去しています。
このザラつき除去が良いボディ製作の秘訣
次回は塗装と研ぎ出し編
次回は特徴的なサンセットオレンジの塗装とクリアーコートをやっていきます。