新作カーモデルのラインナップが完全に40代後半から50代を狙い撃ちにしているハセガワから、伝説の原点「カルソニック スカイライン GTS-R(R31)」が発売されました。
全日本ツーリングカー選手権(JTC)のグループA部門で1989年に活躍しまくったクルマです。
グループAとか若者は知らないよねぇ…僕も知らないです(笑)。
サッカーの話じゃないよ!
今回は意欲的な新作が発売されましたので、まずは箱の中身を徹底レビューしたいと思います。
外箱
中々イケメンな外箱です。運転されている方は星野一義氏ですかね。
ハセガワさんは実車の写真を外箱に採用してくれることも多く、資料として使えるのがうれしいですね。
外箱の側面に完成画像が乗っているのもグッドです。(カーモデルは箱絵に完成見本が載っていないものも多く買うまで地雷かどうか分からないキットも多いw)
箱の中身は?
ではでは気になる箱の中身を見てみましょう!
結構ぎっしり詰まっています。
一袋の中にメッキパーツのランナーをメインランナーでサンドイッチしてギチギチに詰め込む姿は、ぎっしりを通り越してもはや男前である(笑)
これが男ハセガワや!
ボディと一番傷つけたら困るクリアーパーツは別袋なのでご安心ください。
ちなみにデカールも袋詰めされず丸裸で箱に入っていますが、これもハセガワの様式美なので「デカール丸裸やぞコラァ!」とハセガワに問い合わせないよう注意しましょう(笑)
中身の詳細
写真付きで紹介いたしますよ~!
Aパーツ:ボディ
新規金型なのでシャープな仕上がりです。当然ゆがみなし。
ハセガワが得意とする飛行機模型で鍛えた繊細なスジボリは大変美しいですが、クリアーコートを前提とするカーモデルには少し浅い気がしますので、しっかり彫りなおしたほうが良いと思います。
Bパーツ:内装部品
内装部品はちゃんと競技車両専用となっています(リアシートの内装がない等)
バスタブ内装ではないのでドア内張りの凹凸もばっちり。
Cパーツ:シャーシ
ミッション周りが一体成型となっているので少し塗るのが難しそうですが、前後サスペンションも再現された本格派です。
D、Eパーツ:メッキパーツ
バック&ドアミラーやテールランプ用のメッキパーツですね。
この時から後発で発売された市販車仕様(下記リンク)に使うためのマフラーエンドがありますね~。
Gパーツ:競技仕様内装
ロールゲージの他、ブレーキやインパネ、マフラーなど競技仕様専用のランナーになっています。
うれしい消火器付き
なぜかカーモデルの消火器を作るのは楽しいのです
Kパーツ:シート
シートの他、競技用のエアロミラーが付いています。
N、Rパーツ:競技用外装
大きく開口されたフロントバンパー、大型のリアスポイラーの他、給油口の穴が開けられたトランクなどがセットになっています。
Jパーツ:競技用ラジエター周り
競技用の冷却システムです。使わない大型給油口(J2)があるのでバリエーション展開に期待ですね。
Xパーツ:クリアーパーツ
ウィンドウやライトなどのクリアーパーツです。
飛行機模型のキャノピーの透明度と薄さに定評のあるハセガワらしくとても綺麗なクリアーパーツです。
タイヤとホイール
インパルホイールはメッキパーツで美しいモールドです。(実車のホイールはメッキほど輝いていない気がするのはおいといて)
タイヤは変わったランナー配置だなぁ、と思いませんか?
これはキャンバー角のせいでディスプレイ時にタイヤが浮いてしまう現象をなくすために、タイヤそのものを台形に成型してあるのです。
コレはすごい!新規タイヤに恵まれないカーモデルでこんなことをやってくれるとは!
デカール、マスクシール
デカールはうれしいカルトグラフ製。
なのに一切外箱などに「カルトグラフ入り」と書かない男前ハセガワw
マスキングシールはウィンドウの他、ホイール用も付属します。
使わないホイールマスクシールは後発でバリエーション展開する気だな…と思っていたらちゃんとリーボック仕様のスカイラインも発売されました。
スカイラインコレクターは買いな一品
このご時世に新規金型でR31を出してくれるハセガワさんには感謝しかありません。
カーモデルを盛り上げるためにもオートモデラーの皆様はぜひ買ってカッコいいスカイラインを拝んじゃってください。Amazonならお安く買えます。
次回から製作編
まずはボディの仮組と表面処理から入っていきます。