前回の投稿でサイドシル周りが完成しました。
もうでっけぇ…でっけぇよ…
写真撮るとでかすぎて汚い作業空間まで映り込んでしまい作者がいつも隠しているアラが露呈してしまうッ…
まぁそんなことはさておき今回も製作に入ってまいりましょう。
今回はリアカウル編です。
リアスポイラーユニットの組み立て
1/12カレラGTはリアウィングを実車同様に展開することが可能です。
リアスポイラー展開ユニットは結構な点数のパーツで構成されています。
取説を見ながらじっくり組んでいきましょう。
本体ユニットにガイドになる軸や可動ツメを仕込んでいきます。
リアスポイラーユニットのプラパーツには基本的に塗装指示がされていませんが、僕は外側だけをガイアの黒サフで塗装しておきました。
ただ、塗装したせいか少し可動にひっかかり感が出てしまった気がします。
…というわけで塗装指示のないパーツは素直に塗らないで組むのがオススメ。完成してもこのユニットは全く見えないのでご安心を。
スプリングを入れた後、ボディ小物編で仕上げてたリアスポイラーマウントを取り付けます。
ヒケがすっごいのは気にしないで。
外装カバーをハメてビス止めします。ビスを締めすぎると動きか渋くなるのでほどほどに締めましょう。
左右とも組み上げたら取説の指示にしたがって動作確認します。
ここでスムーズに伸縮機構が作動しないまま最後まで組むと、最悪リアスポイラーが跳ね上がらない…なんてこともありますのでじっくり調整と確認をおこなってください。
最後にスポイラーユニットシャフトCとスポイラーパーツBを組み込んで完成。
ここで左右が上手く動くか確認したいところですが、本体に固定しないと動作しません。
リアカウルの組み立て
テールランプ、グリルの塗装
テールランプ基部とリアカウルグリルの枠を塗装します。
- ガイア プレミアムミラークローム
ここはガイアのプレミアムミラークロームを塗装しました。
プレミアムミラークロームは塗膜が弱く手に触れやすい部分には向きませんが、メッキの仕上がりや歩留まり(メッキ仕上げの成功率)はメッキシルバーNEXTより優れています。
キットではグリルの枠はボディカラーの塗装指示になっていますが、僕が実車資料を探した感じだとメッキ色が多かったのでプレミアムミラークロームで塗装しています。
フューエルリッドの製作
フューエルリッドまで開閉する気合の入ったキットです。
可動軸になるピンを横から差し込み瞬間接着剤で固定するのですが、これが中々難しいです。
塗膜を厚く重ねているとピンの挿入が硬くなり、無理矢理入れるとダボが割れる可能性がありますので、ここは一度ピンバイスで穴に付着した塗膜を削っておくと良いでしょう。
テールカウル内側のカバーの製作
これはテールカウル内側カバーのL23、L28パーツです。
キットでは組み立てやすくする配慮からか、全体をセミグロスブラックで塗装する指示になっていますが、実車は一部がボディカラー、一部がカーボンパーツとなっています。
頑張って指示通り仕上げます。
クリアーを吹いてパーツを研ぎ出し、取手の塗装やデカール貼りも完了しました。
取手はエナメルのクロームシルバー筆塗りです。はみ出すとふき取りが厄介なので一発で決めましょう。
リアカウル部品の製作
取説64番の工程です。
パーツを指示通り組んだだけです。
ネームプレートの製作
ネームプレートは塗装とデカール貼りが必要です。
- プレート表側:ガイア 白サフ
- プレート裏側:ガイア 黒サフ
塗装後はデカールを貼ってクリアーコートしてから段差を消し、スーパースムースクリアー(つや消し)を吹いておきます。
エンジンフードの製作
エンジンフードは取説通り組みました。
ヒンジは開閉の負担をすべて受けるのでがっちりと接着しておきましょう!
展示会で「このエンジンフードのグリルって何でできているのですか?」とめちゃくちゃ聞かれたのですが、なんのことはないキット付属のメッシュで初めから素晴らしい形状で加工されているものです(笑)
エンジンフードのダンパーロッドは黒いものが付属していますが、実車はポリッシュされていますのでまずはヤスリで塗装を剥がします。
そしてコンパウンドで磨き込み。スジボリ堂のシステムコンパウンドを使いました↓。
ご覧のようにピカピカに。
取り付けるとキラッとした仕上がりが大変グッドです。
エンジンフード側のダンパーはケースとロッドどちらもポリッシュ仕上げなので、ケース側も磨いておきました。
リアカウルの組み立て
小物が仕上がったのでリアカウルを仕上げていきます。
テールランプを貼り付けたり…
リアグリルやクリアーパーツをはめ込みます。
フロントライトのレンズに比べるとリアレンズは接着不要のスナップフィットなので取り付けは楽ですが、これまでしっかりと塗装を重ねている方にはすこしはめ込みにくいと思います。
そんな時は無理してはめ込まないでレンズのクリアーパーツ側をヤスリで少しづつ削って調整していください(今更本体側は削れないので)
レンズは一度はめ込むと取り外しが少々難しいので、はめ込む前にはレンズ裏にゴミ等がついていないかしっかり確認しておきましょう。
リアスポイラーユニットを取り付け、ネームプレートを取り付けました。
最後にエンジンフードとリアスポイラーを取り付けます。
完成したらフードの開閉確認とリアスポイラーの展開が可能か確認しておいてくださいね。
カレラGTのインレットロゴを貼り付けてフィニッシュ。
ナンバーのカレラGTロゴを基準にしてマスキングテープ等で当たりを付けると位置決めが楽ですよ。
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ヘッドレストの組み立て
キットではヘッドレストとなっていますが、ロールバーカバーですね。
ナイスな分割で組み立てが楽しいです。
貼り付けるだけなので難しいことはありません。
接着剤はスーパーXなのどのエポキシ系接着剤がおススメです。
テールランプのクリアーパーツもバッチリ合って気持ちいい。
ルーフパネルの組み立て
ルーフパネルのパーツはこれまでの工程ですでに仕上げているものばかりなので、ここでは取説通り組むだけです。
特に注意すべきことはありません。
ルーフはマグネットでパチッと固定できるようになっているのですが、取り付けるとすこし後ろぎみに…
ただし、どう組んでもこの位置の微調整はできないので、もともとこうなるか個体差だと思います(多分)
いよいよ完成です。
リアカウルを組み込みホイールを取り付ければついに完成です。
ホイールは元々素晴らしい質感のメッキが施されており、何もしなくても良い感じのハイパーシルバーになっているのでそのまま使用することにしました。
全20回に渡る製作記…いよいよ完結です。下のリンクからどうぞ!