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1/12 タミヤ ポルシェ カレラGT 製作記18【フロントカウルの仕上】

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前回の投稿でシャーシやらボディ小物やらを製作しました。

今回はそれらの部品を組み込んで本体を仕上げにかかります!

目次

フロントホイールハウスの組み立て

まず塗装。

実車のホイールハウスはカーボン製ですが、この部分は完成後全く見えないので塗装だけで終わらせました。

全く見えない割に結構気合の入ったパーツ分割で作っていてときめくのはさすがタミヤ。

瞬着でがっちりと固定します。

フロントトランクの組み立て

フロントトランクの塗装

なぜだかダイキャストで作られているトランクパーツ…

このカレラGTが発売された頃にキット化されていたGTカーシリーズや1/48戦車などでもダイキャストパーツがよく付属していたので、当時のタミヤ社内で主流となっていた設計思想なのでしょうか?

ダイキャストを使用すると車体が重くなるので、キットを持った時の密度感や高級感をアップさせたり大型カーモデルの場合だと車体を自重で押し付けることによる安定した4輪接地などが期待できます。

ただ、金属パーツなので塗装が剥がれやすく弱い点がデメリット。
塗装前に良いプライマーを施工して対策しておきましょう。

僕のオススメはガイアのマルチプライマーです。

塗装が剥がれやすいのににボディ色、枠の色(黒)、トランク部の生地色(グレー)と3カラーの塗り分けが必要でマスキングの難易度も高めです。

まず外周部をボディの塗装の時と同じように塗装しクリアーコートまで進めます。
形状も複雑な上メタルパーツを研ぎ出すのはとても難しいので今回は磨かずに5倍希釈程度にうすめたシャビシャビクリアーでテカリを出しておきました。

しっかり乾燥させたら地道にマスキングして、黒枠部を塗り分けます。

白いテープは曲面マスキングテープというもので、今回のようなゆるいカーブをマスクするときに活躍します。

補足
金属パーツの上に粘着力が高いマスキングテープを貼ると、塗装後に剥がした際に下の色ごと剥がれる衝撃事件がおきることがありますので、テープは一度自分の腕や机などに貼って粘着力を弱めてあげると良いですよ。

最後に内部の生地部分を塗り分け。ものすごく難しい…

多分このキット組んだ人に聞いたらトランクの塗り分けが一番面倒という人は多そう(笑)

トランクの塗装
  • 外周部:ボディカラー
  • トランク枠:ガイア 黒サフ
  • トランク生地:ガンダムカラー MSファントムグレー →フラットベースあらめコート
  • ベルトアンカー:タミヤ ラッカー フラットアルミ

ガンダムカラーのファントムグレーはカレラGTのトランク生地カラーにぴったりでした(笑)

塗装ができたらビスを使って組み付けますよ!!

トランクを組み付けた後、取付穴を塞ぐキャップを取り付けるのですが、編み目を揃えて付けるのが地味に難しい…

こんな時は上の写真のように竹串に両面テープを貼り位置を揃えながら貼ると失敗しません。

接着剤はセメダインのハイグレード模型用を使用しました。

フロントカウルの組み当て

続いて前回研ぎ出したフロントカウルを仕上げます。

なんとなくガラスコートしてみました

今回は超なんとなくボディをガラスコートしてみました。

僕は趣味でロードバイクにも乗るのですが、ロードバイク用のコーティング剤に「ガラスの盾」というものがあります。

これはフレーム用ガラスコート剤なのですが、自転車の塗装もプラモの塗装と同じようなものなので使用しても問題ありません。

まぁガラスコートをやって劇的に良くなったかと言われたら、良く分かりませんというのが正直な回答です(笑)

スミ入れは不要なくらい彫り込んでいますが、陰影がよりシャープに入るのでちゃんと入れておきました。

サイドリフレクターの塗装

サイドリフレクターはシルバーで塗装することになっていますが、僕のオススメは断然プレミアムミラークローム。

プレミアムミラークロームはクリアーパーツに塗装すると非常にキレイなメッキになり、反射効果も高いのでシルバーで塗るよりリフレクター感が増します。

裏側から黒で塗らなくても反射しますので塗装一回で済むのもメリット。

高級感のある反射がグッドですね~。

ライトの組み立て

まずは小物を塗装します。

ライトハウジングの塗装

ライトハウジング
  • 本体:ガイア黒サフ下地 → ガイアExシルバー
  • スリット部:エナメルブラック筆塗り

実車画像を見ていたらスリットは黒塗りされていたのでエナメルでちょいちょいと塗っておきました。

ウィンカーレンズの塗装

ウィンカーレンズ
  • ウィンカー色:ガイア クリアーオレンジ
  • リフレクター部:プレミアムミラークローム

先にマスキングしてウィンカーレンズをクリアーオレンジで塗装し、そのあと裏側からプレミアムミラークロームで塗装すればキラリと仕上がります。

ライトケースの組み立て

特に気を付けるところはないので説明書通り組めばOKです。

キラーン!!

接着剤はセメダインハイグレード模型用で接着。

ライト部は裏側からミラーフィニッシュを貼って反射するようにしておきました。ミラーフィニッシュは糊面側でもぴかっと光ります。

そして本体に接着。

ライトケースは糊しろが結構あるので接着しやすいですが、レンズの方は糊しろが小さく接着が難しいです。

パーツの合いがビミョーに悪いのでカウルにレンズを思いっきり押し付けながら、ウェーブの瞬着(低粘速硬)を流し込んで一発固定するという超荒業で固定(笑)。

はみ出すととんでもないことになるので良い子はマネしないでね。

ボンネットの組み立て

ボンネットの開閉ヒンジは金属製です。

ヒンジには黒い金具やシルバーの金具などいろいろありますが、そのまま使うとちぐはぐするのでマルチプライマーを下塗りしてからガイアの黒サフで塗装しておきます。

これはボンネットダンパーです。

ちゃんとSTABILUS(ドイツのダンパー屋さん)のデカールが付属するのはうれしい配慮。

ダンパーケースは黒サフで塗装し、ロッドはミラーフィニッシュを巻きました。

黒サフで塗ったボンネット裏に先ほどのヒンジ金具を取り付けます。

補足
このヒンジ金具は結構負荷がかかるので瞬着でがっちり固定しておきましょう。
組んでから外れると修復が大変です(やらかしましたw)

またヒンジどうしを固定するねじはどちらも正ねじなので片側は閉まる向きに、片側は緩む向きに力がかかります。どちらも適度な硬さで動くまで締め込んだらねじに瞬間接着剤を流して緩まないようにしてあげると良いですよ。

ボンネットを取り付けました。

補足
ボンネットを閉じたらカウルとの隙間が均等か確認します。
もし隙間が片方に寄っていたらボンネットを左右から押して金具を少し歪ませて隙間が均等になるように調整してあげましょう!


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窓枠の組み立て

まずは窓枠まわりのパーツを塗装

窓枠周り
  • Aピラー、バイザー:ガイア ニュートラルグレー V → Exフラットクリアーコート
  • その他、バックミラー等:ガイア 黒サフ

Aピラー裏はレザーなので内装指定色で塗装しましょう。

そして組み立て。バイザーちゃんと開閉できます。

ミラーはステーが傾かないように精度よくがっちり固定しましょう。

ウィンドウの接着

まずワイパーを黒サフで塗装し製作します。

さすが1/12だけあってリアルな仕上がりです。

ウィンドウは付属の窓枠マスキングシールを貼り裏側からセミグロスブラックを塗装しておきます。

そして接着固定。けど少し合いが悪いのか部分的に浮くような場所がありました。

窓枠がきちんと密着するように細切りにした両面テープを貼って固定しました。

両面テープは固定力が高いものを選んでください。

そして窓枠を本体に接着!

しっかり乾燥するまでマスキングテープで仮止めしておきましょう!

というワケで今回はここまで!次回はサイドシルの仕上げ編!

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