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アオシマ 1/24 フェアレディZ(Z33)【研ぎ出しと車体の仕上】

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前回の記事でシャーシの塗装を終えました。

シャーシ裏をマスキングしないズボラモデラーの神髄を君は見たか!w

今回はボディを研ぎ出しシャーシを仕上げて完成させてしまいたいと思います。

目次

研ぎ出し前はこんな感じ

見た目はキレイですがツヤはまだまだです

メタリックはクリアーのムラが分かりにくいので、クリアー吹きっぱなしのこの段階でも結構見た目はいいですね。

近くで見ると当然イマイチなんですけど。

ボディを載せてみました。

カーモデルのボディハメは結構無理することが多いので、時々きちんと問題なくハメられるか確認したほうが良いですよ!

しかし汚い机である。キレイな模型を作るためにもちゃんと掃除をしましょう。

ゲートやヤスリカスの掃除には下記のコードレス掃除機がオススメです。

かず

これ模型野郎にはめちゃくちゃ便利です

そんな話はさておき、より美しい光沢面を得るために研ぎ出しを行っていきましょう。

研ぎ出しします

最初は中研ぎから

ラプロスの4000番でゆず肌になっているクリアー層を一皮剥きます。

この作業は本番の研ぎ出しをする前に荒い塗装面を整えるための研磨作業なので中研ぎ(なかとぎ)といいます。

中研ぎでクリアー層を平滑にするほどコンパウンドで美しい光沢面を得ることができるので時間をかけて丁寧におこないましょう。

かず

中研ぎで仕上がりの8割が決まると言っても過言ではありません

ちょっと磨いてみました。

上の写真だとボンネットの後ろ端のあたりにシボのような光沢が見えますが、これは磨いたことであらわになったクリアーの波うち(ゆず肌)です。

ゆず肌が残っているかぎり平滑な光沢面にはなりませんので、このシボがなくなるまで、かつクリアー層を削り取ってしまわないギリギリのところまでを狙って削っていきます。

4000番まで磨き終えたら、続いて6000番、8000番と進めて完了です。

シャビシャビクリアーの塗装

中研ぎまで終えたらボディをよーく洗浄して乾燥させ、5倍希釈くらいまで薄めたExクリアーを吹き付けます。

塗装レシピ
  • ガイア Exクリアー (4,5倍程度に希釈)

シャビシャビに希釈したクリアーはより光沢が出る上、クリアーのオーバーコートによりラプロスの細かい磨き傷を消すことができます。

この段階ですでにピンセットが映り込むくらいに光沢が出ています。

シャビシャビクリアーはシンナー分が多いのでゆず肌になりにくいのです。

コンパウンドで研磨。

コンパウンドはタミヤの細目と仕上げ目、ハセガワのセラミックコンパウンドを使用しました。

シャビシャビクリアーを入れたらタミヤコンパウンドの粗目は使いません。

粗目は粒子径にばらつきがあるのか、僕の体感ではかえって小傷になることが多いです。

ハセガワのセラミックコンパウンドはモデルの光沢に素晴らしい効果を与えてくれるので研ぎ出しには欠かせません。

下記のコーティングポリマーとセットのものがコスパがよくオススメです。

研ぎ出しで完了

キレイに研ぎ出しできました!

背景に置いている取説の文字が映り込んでいますよ!

ちゃんと磨けているので照明の映り込みにも歪みはありません。

メタリック粒子も細かく仕上がっておりスケール感を失わない金属光沢になっています。

色んな角度から仕上がりをチェックしておきます。

かず

なぜなら楽しいから(笑)

たっぷり鑑賞を楽しんだところで今度は緊張走る窓枠塗装に入っていきます。

窓枠、グリルの塗装

かず

なぜカーモデルはこんなに気を使ってボディを研ぎださせた上に塗り分けを要求するんだ…

といういつものボヤきは置いといて作業を進めます。

ボディはコンパウンドの残りカスがミゾにたまっていることが多いので、塗装前にハブラシと中性洗剤でよく洗って乾かしておきましょう。

マスキングのコツ

カーモデルの窓枠マスキングには色々手法がありますが、僕のオススメはシャーペンで上からなぞる方法です。

まず窓枠に対して大きめにマスキングテープを貼り、下記のようにシャーペンで窓枠をなぞっていきます。

カットするのでテープは適当に貼ってOK

なぞり終えたらナイフでその線の上をなぞってカットしてあげればOK。

この方法だとナイフでテープを窓枠のスジボリに押し込みながらカットできるので、スジボリの谷間にテープが入り込み非常にキレイなマスキングか可能です。

そのためカット後はマスキングテープを剥がしてはいけません。

マスキングテープをカットするとナイフの刃は紙を切ったダメージとテープのノリでどんどん切れ味が悪くなります。
失敗を防ぐためにもナイフの刃は新品をガンガン使ってください。

窓枠がマスクできたら、不要な部分にかからないようにボディ全体もしっかりマスクします。

かず

テープが勿体ないと思う方はコピー用紙なんかで覆ってあげても良いですよ。

窓枠を塗装します

使用塗料はサーフェイサーEVO ブラックです。

塗装レシピ
  • ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック

ブラシは余計なところやマスクしている裏側に入り込まないように細吹きで少しずつ吹くと失敗しにくいです。

ルーフのフチが窓より大きく張り出すようなクルマは完成後に裏面が見えることもあるので、裏側の窓のフチも忘れずに塗っておきましょう。

窓枠以外も忘れずに

グリルも塗り分けがあるので忘れないでくださいね。

塗装レシピ
  • ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック

ボディの塗り分け完成!

マスキングをドキドキしながら剥がして仕上がりを確認します。

なんとかうまくいきました。

やはり窓枠がパリっと塗れると気持ちいいですね!

今回はありませんでしたが、もし塗り漏らしがあった場合は再度部分マスキングして再塗装しておきます。

最後にボディとの境目にエナメルブラックでスミを流しておけばかなりカリカリの窓枠に仕上げられますよ。

ボディの仕上げ

ボディに窓や小物を組み付けて仕上げていきます。

かず

組み立ての際に塗装を傷つけたりしないように気を付けましょう!

窓の内側とドアミラーの塗装

そういえばボディ側も窓枠っていいますし、窓側(クリアーパーツ)も窓枠って言いますのでどっちを塗装しているか分かりにくいですね。

ボディの方はウェザーストリップでも良いかもしれませんがドアの枠も塗っていることも多いので正しくないし…

あ、今回はクリアーパーツ側です。

塗装レシピ
  • 窓内側:ガイア セミグロスブラック
  • ミラー基部:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック

クリアーパーツの窓枠は今となっては当たり前のマスキングシールが付属しますので、キレイに貼って裏側からガイアのセミグロスブラックで塗装しておきます。

ミラーは根本がブラックなので、こちらはガイアの黒サフで塗装しました。

ヘッドライトハウジングの塗装

ヘッドライトの内部は黒塗りの指定があります。

塗装レシピ
  • エナメル セミグロスブラック 筆塗り

ここはタミヤのエナメルセミグロスブラックを筆塗りで塗装しました。

余計な部分を傷つけたくないので塗装の際はメッキは剥離しません。筆でべっとり塗装しています。

筆ムラはランプのクリアーパーツをハメれば目立たなくなるので過度に気にしなくて大丈夫です。

組み立てます

楽しい楽しい組み立てタイムです。

あ、カーモデルはミスったら終わりの作業が結構多いから苦行に近いか(笑)

基本的に取説通りに組み付けるだけですが、塗装してある部品なのでプラセメントの使用は避けましょう。

プラセメントはプラを溶かしてくっつけるので、塗装済みパーツに使うと塗装も溶かしてしまいます。

僕はがっちり付けるところ、接着で位置決めができるところ、裏からピン穴に流し込める箇所にWaveの瞬間接着剤低粘土速効果(旧ハイスピード用)タイプを

乾燥後の強度が欲しいところ、塗装面を汚したくないところ、接着剤が多少はみ出しても良いところにセメダイン社のスーパーX2を

クリアーパーツなど接着剤がはみ出したり変色や白化してはいけない箇所、小さい部品などにセメダインのハイグレード模型用を使用しています。

例えば上記の写真だとナンバープレートの接着やランプ基部の接着にX2、クリアーパーツの接着にHG模型用を使用しています。

このカットだとドアミラーの取り付けやウインドウの固定にX2、ドアハンドルの取り付けは瞬着で行っています。

Zの美しいボディラインはため息ものですね…

オマケでリアスポイラーが付いてくるのですが、研ぎ出しの際に割ってしまうという情けない事情により取り付けせず。トホホ…

ボディの表面処理をしっかりやったのでホイールアーチも綺麗につながっています。

キットをそのまま組むとこうはなりません。

サイドのZエンブレムの下のリフレクターにはミラーフィニッシュを貼り、その上にUVジェルクリアを盛ることでキラっと立体的に再現しています。

↓一個あるととても便利です。僕のは旧版ですが現在はリニューアル版が発売されています。

これにてカッコいいボディが出来上がりました。

シャーシの仕上げ

シャーシ裏は前回で完成していますが、今回は内装を作ります。

ちょっとときめく

とは言っても指示通り組み立てるだけで、精度も良いので気にするところは特にありません。

Zって2シーターなんですね~!僕ずっと4シーターかと思ってました!(今更かよ)

ちょっとしたこだわり

僕は出来上がったカーモデルはいろんな向きから眺めたり、持ち上げて裏側を見たりしたいタイプなので、持ち上げたときの感触というものが結構大事なのです。

そのため下の写真のようにカーモデルにはオモリを積むことが多いです。30gも積めば全然違う質量感になりますよ。

かず

ダイキャストミニカーとかとかのずっしり感に近づきます!

僕はいつもラジコン用のオモリを使用しています。

5gごとにカットラインが入っていて両面テープ付きなので重量調整に使いやすいです。

あと先ほどのこの写真、手前にEリングはありますが

これはフロントの車高調整に使用しました。

フロントの車高が高く感じたのでサスペンションとシャーシ間に挟み込み、車高を約0.5mm上げています。

ちなみにホイールはメッキ(塗装?)の質感が大変良かったためキットのまま何もせず使用しています。

これにてフィニッシュ

ボディもシャーシも組み上がりました。

はめ込んで完成!Zはボディの形状に深い絞りがないので組みやすかったです。

いいよね。カーモデル。

完成レビューはこちら!

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