前回の記事でフロントブレーキ、ステップ、ヘッドライトとインナーカウルを製作し車体が完成しました。
今回はいよいよカウル編。気合を入れていきましょう!
ちなみに今回は保安部品を外したサーキット仕様にて仕上げますので、ミラーやウィンカー類の組み立ては行いませんよ~!
カウル組み立ての前に
すっかり忘れていたテールランプを塗装して組み込みます(笑)工程が前後してすいません。
- 塗装色:ガイア クリアーレッド
これで本当に車体は完成(笑)
カウルの仮組
こちらも本来は車体の塗装前にやるものなのですが、最近のタミヤ製キットは精度が高いので「取り付けらない!」なんてことはまずありません。
塗膜の厚みも考慮してクリアランスが取られているので難しい微調整は必要ありません。サイドカウルとヘッドライトのハマり具合なんて気持ち良すぎて感涙モノです(笑)
R1Mはアッパーカウルとサイドカウルが繋がっていないので、バイク模型で良くある「カウル同士の隙間」が構造上発生しないので気が楽ですね(笑)
こちらはサイドカバー。
右側のD27とA21を組み合わせた時に生じる隙間が若干均等じゃなかったので微調整しました。これは精度が悪いというより隙間が均等なほうが見栄えが良いと思っている自分なりのこだわりです。
その他はアッパーカウルのリベットモールドを金属製リベットに交換するため、既存のモールドを削り取り0.5mmの穴に変更しました。
最後に各パーツのパーティングラインをしっかり処理したあと、ペーパー#800からラプロス#2400(ヤスリ#1000相当)でパーツの表面処理と足つけを行って洗浄しておきます。
ホコリが残らないようにハブラシと中性洗剤で洗い、パーツは乾燥機で一日乾かしておきましょう!
乾燥機まじめっちゃ便利です
カウルの塗装
いよいよ塗装に入っていきます。
サフ吹き
下地を均一に仕上げるためにサフを吹きます。
- 下地:ガイア サーフェイサー エヴォ
サフが乾燥したらラプロスの4000番(ペーパー2000番相当)で表面を水研ぎし、細かいホコリや塗装表面の凸凹を取り除いておきます。これをやることで後の塗装面が滑らかになるのでオートモデラーは必須の作業です!
磨く際はバイクのカウルなど曲面の多いパーツの足付けからサフ面の下磨きまで、やわらかくて使いやすいラプロスが一番おすすめです。
本体色の塗装
キットに付属しているマスキングシートとマスキングテープを使って塗装します。
- カウルブラック部:ガイア Exブラック
- カウルシルバー部:↑のExブラックを下地にガイア Exシルバー
- タンクのシルバー部:下地 ガイア サーフェイサー エヴォ ホワイト→ ガイア Exシルバー
実車のR1Mのタンクはスイングアームと同様にアルミ地をポリッシュして仕上げられており、カウルのシルバーと少し色味が違っていて白っぽくなっています。
今回はその微妙なシルバーの差を再現するために、カウルの下地はExブラックをそのまま使い、タンクの下地はマスキング後に白サフを拭き、同じExシルバーでもそれぞれ色味が変わるように塗装してみました。
付属のマスキングシートをそのまま貼ると見落としがちですが、タンクとカバーでに分割されている部分は必ず組立状態で確認しながら、テープcdとeがキレイにつながるように貼りましょう。
このマスキングシートは多少ズレていても後から貼るブルーラインのデカールで隠せるのである程度カバーできますが、あまり派手にずれているとデカールで隠しきれませんのでご注意を。
ちなみに一度マスキングした後に光沢クリアーをテープとパーツの境目に吹いておくと塗料の色にじみが起きにくくなり塗り分け面の段差も小さくできるのでオススメです。
塗り分け面の段差処理
マスキングして塗装する都合上、ブラックとシルバーの境目はわずかながら段差が発生しますので、そのままブルーラインのデカールを貼るとデカールに段差が生じてしまいます。
ここは小さく折り曲げたラプロスの#6000で段差を磨いて馴染ませておきましょう。
ちなみにメタリック面をヤスると見た目が変わってしまいますので、シルバー側はデカールで隠れる塗装の境目から1、2mm分だけ磨くようにしておきます。
黒い方(メタリックでない側)は後でトップコートすれば光沢は復活しますので割と大胆に磨いても大丈夫です。
磨き終えたら一度Exクリアーを少しシャバシャバ気味に希釈したものを吹き付け、次のデカール貼りに備えて一日乾燥させます。
一旦くみ上げてみました。わくわく。
というワケで今回はここまで!
次回はカウルの仕上編
次回はカウルへのカーボンデカール貼りや仕上げを施しYZF-R1Mいよいよ完成!
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