カーモデルやバイク模型(オートモデル全般)には様々なメーカーからディティールアップパーツや改造グッズが発売されています。
似たようなものが多く値段もピンキリなので何を買っていいか分からない方も多いはず。
今回はそんな数あるパーツの中から、主に自分が愛用している品質とコスパに優れたグッズを紹介しちゃいますよ!
上記作品は今回紹介するアイテムのほぼすべてを使っています。
リベット
オートモデルのディティールアップパーツでかなり効果的な改造がリベットの金属化。
既存のプラスチックリベットのモールドを金属製に置き換えるだけでキットの完成度がぐっと上がります。
アドラーズネスト リベットヘッド SS~LL
アドラーズネストのリベットヘッドはリベット先の丸みや切削の質感が高く、ワンポイントのディテイールアップとして非常に効果的。
リベット系パーツは結構いろんなメーカーから出ていますがアドラーズネストのものが入手性、サイズ、品質、値段、入り数量で最もバランスが取れています。
多くのリベットパーツは頭が半球型となっており、取り付けたらぷっくりしすぎていて残念な気持ちになってしまうことがあるのですが、このリベットヘッドシリーズは頭が少し低く加工されているのでリアル感を損ないません。
また洋白の絶妙なツヤやサテン仕上げの落ち着いた質感はスケールモデルにそのまま使える質感です。
リベットヘッド SS
- 頭の直径:0.40 mm
- 頭の高さ:0.15 mm
- 首の直径:0.25 mm
リベットヘッドSSは主に1/24カーモデルのリベット交換に向いています。
リベットヘッド S
- 頭の直径:0.60 mm
- 頭の高さ:0.23 mm
- 首の直径:0.30 mm
リベットヘッドSは1/24カーモデル、1/12バイク模型共に使いやすいサイズ。最初に買うならコレがおすすめ。
リベットヘッド M
- 頭の直径:0.80 mm
- 頭の高さ:0.30 mm
- 首の直径:0.40 mm
リベットヘッドMは主に1/12のオートモデルにぴったり。カウルのリベットや内装のリベットに使いましょう。
リベットヘッド L
- 頭の直径:1.0 mm
- 頭の高さ:0.38 mm
- 首の直径:0.50 mm
リベットヘッドLは1/12、1/6バイク模型のカウルリベットに使えます。地味に必要になるサイズ(笑)
リベットヘッド LL
- 頭の直径:1.20 mm
- 頭の高さ:0.45 mm
- 首の直径:0.60 mm
リベットヘッドLLはこのシリーズ最大サイズ。1/6バイク模型などのビッグスケールに使いましょう。
志賀昆虫 有頭 シガ昆虫針(インセクトピン)
昆虫標本用品販売ショップの志賀昆虫さんから発売されているインセクトピンシリーズ。
本来インセクトピンは昆虫標本を作る際に虫を固定するために使うのですが、模型のリベット代わりにも使えます。
ピン頭の仕上げや質感はアドラーズネストのリベットには及びませんが(もともと見せるための頭ではないので当たり前ですが)100本入りで1000円と単価が非常に安いので、上記のように山ほど使用したい場合などに向いています。
頭のサイズに少々ばらつきがありますが、0番と1番が模型的に向いています。
地味に使えるRC166専用ディティールアップリベット
タミヤから発売されているRC166のディテイールアップパーツリベットは、大小色々なサイズや形状のものが入っているのに結構安いのでリベットのお試しに色々使ってみたい方におすすめです。
パイピングケーブル
多くのオートモデルに入っているケーブルやパイプ類は組み立てやすさを優先して実車よりもすこし太めのサイズとなっています。
それを細めのケーブルに置き換えることでリアル感がぐっと増しますし、追加の配線をするのにも必要です。
タミヤ パイピングケーブル
おすすめはタミヤのパイピングケーブル。結構どこでも売っているので入手性が高くて使いやすいのがメリット。
パイピングケーブル 外径 0.5mm
外形0.5mmのケーブルは1/12オートモデルの電気配線に使えます。
パイピングケーブル 外径 0.65mm
外形0.65mmのケーブルは1/12オートモデルのブレーキホースやメカニカルワイヤー(クラッチホース)などに使えます。
パイピングケーブルは上記2種類以外に外形0.8mm、1.0mmがラインナップされていますがオートモデルに使えるのは0.5mm、0.65mmの2本。
0.65mm以上の太さの場所にははキットに付属しているコードをそのまま使えばOKです。
こんな使い方も
パイピングケーブルには金属芯線が入っていますので、それを利用すればこんなディテイールアップもできます。
取り出した芯線をバイク模型のグリップに巻き付けてグリップのズレ止めにしてみました。
キラッとワンポイントで良いアクセントになりますよ。
モデルファクトリーヒロ パイピングコード φ0.4
カラーコードはモデルファクトリーヒロのものがおすすめ。電気配線に使えるφ0.4のラインアップがありがたいです。(タミヤにはφ0.4が売ってない)
カーボンデカール
近代のオートモデルにはほぼ100%カーボンパーツが使われています。
俺たちを悩ませる憎きカーボン模様。塗装で再現する方も多いですが僕は一貫してスライドマーク(水転写デカール)一択。
カーボンデカールを極めれば何でもカーボン化できます(笑)
タミヤ カーボンスライドマーク
タミヤから発売されているカーボンスライドマークには綾織り、平織りそれぞれのパータンに極細、細目をランナップしており、ハイクオリティなカルトグラフ製で丈夫なデカールとなっています。
カーボンスライドマーク 綾織り 極細
1/12オートモデル、1/24カーモデルすべてで使えるカーボンデカールです。
カーボン外装のカウルには必須のデカールですね。
カーボンスライドマーク 平織り 極細
こちらも1/12オートモデル、1/24カーモデルすべてで使えるカーボンデカールです。
綾織りのカーボン模様の方がよく見かけますがレーシングカーは強度重視で平織が使わていることが多く、結局綾織り平織りどちらも欲しくなります(笑)
細めのカーボンデカールはスケール的にオーバーになることが多いので、しっかりとカーボン模様をアピールしたいという場合でなければ極細の購入一択でOKです。
真鍮線、真鍮パイプ
真鍮線はディテイールアップからパーツの接着強度アップや補強などと可能性無限大。
真鍮線 WAVE Cライン
良く売っている普通の真鍮線です。WAVEのものが入手性的にベスト。
色々太さがありますが0.3mm、0.5mm、0.8mmがオートモデルに使いやすいです。
0.3mm:パイピングの芯線
0.5mm:オートモデルのアンテナ線など
0.8mm:実管再現、強度アップのための軸打ち
配管の追加する場合などには太めのものを、先ほど紹介したタミヤのパイピングケーブルを取り付ける場合は0,3mmなど細いものを使うと良いでしょう。
さかつう真鍮パイプ
真鍮パイプはいろんなメーカーから出ていますが外形1mm以下の極細パイプをつかうならさかつう一択!
肉厚0.1mmの金属パイプはバイク模型のブレーキホースジョイントやカーモデルのアンテナ基部などの自作に使えます。このサイズは中々手に入りません。
外形1mmを切る太さのパイプは普通のおもちゃ屋などでは中々売っていません。
特にこのさかつうパイプは内径0.7mmなので無加工でタミヤの0.65mmケーブルが通せて便利です。
さらに外形が0.9mmと一般的に買えるプラ棒1.0mmより細いのでブレーキホース受けなどの金属配管部が非常にシャープに作れますよ。
薄肉の真鍮パイプをカットする時はニッパーを使わずデザインナイフを押し付けパイプを転がすようにして切るとキレイにカットできます。
ホースジョイント
カスタムカーやバイク模型を作るのに役立つホースジョイント。
Topstudioなどから挽物パーツのものも出ていますが結構高いのでおすすめはこちら。
モデルファクトリーヒロ ホースジョイント
挽物ではなくホワイトメタル製のパーツです。
いろんなパターンのものが多く入っているので試しに使ってみるとしても買いやすい。(同じ数を挽物で揃えると3倍はする)
ブレーキ配管やオイルラインの分岐などに使いましょう。ホワイトメタル製なので塗装もできますよ。
ホースバンド
配管を留めているホースバンドを再現できるエッチングパーツです。
バルケッタ ホースロックバンド BP1247
ラジエターホースなどのゴムホースをリアルに再現できるエッチングパーツです。
巻くのが少し難しいですがハイディティールに仕上げられます。
上記写真の青いホースを留めている金属バンドに本製品を使用しています。
ハセガワ ミラーフィニッシュ
ホースバンドの代替にミラーフィニッシュが非常に便利です。
薄く伸びるメッキ調シート。
ホースバンドの再現だけでなく、メッキパーツのゲート隠しやメッキ部品の再現などかなり幅広い用途で使えます。
上記写真のエンジン横にあるホースに巻いているキラッとしている部分はミラーフィニッシュを巻いたものです。
安くて沢山巻けるので僕は基本的にミラーフィニッシュ派(笑)
結束バンド
配線やチューブをまとめる結束バンド(インシュロック)もディテイールアップパーツがありますよ。
モデルファクトリーヒロ 結束バンド
実際のインシュロックのように巻き付けて縛れるディテイールアップパーツ。
巻くのには両手ピンセットで作業する必要がある上級者向けパーツ(笑)
ハセガワ つや消し黒フィニッシュ
先ほど紹介したミラーフィニッシュのつや消し版。
細く切って巻き付ければ配管を縛ってまとめることができるのでインシュロックの代用もできます。
配管をまとめる他にも上記写真のように広めの幅に切って巻き付ければビニールテープのような表現もできますので、ハーネスなどを作ることもできます。
バランスウェイト(オモリ)
製作した模型をずっしり重く仕上げたい場合は模型にオモリを仕込んでみましょう。
ラジコン用バランスウエイト
本来ラジコン用のオモリであるこの製品は5gずつカットラインが入っていて、両面テープまで付いているのでスケールモデルに乗せやすい。サイズも絶妙なのでバイク模型のエンジン内に仕込むのにも向いています。
プラリベット
高額な金属リベットはシャープなディテイールが売りですが形状を加工することはできませんので、工作を加えたい方はプラ製のリベットを使いましょう。
WAVE R・リベット【角】
プラスチック製のリベットで1.0mm、1.2mm、1.6mm、2.0mmの4種類入り。
ヤスリで厚みを調整して六角ボルト状のディティールアップパーツを作ったりできます。
僕が良くやるのがバイク模型のアクスルホルダー固定ボルトを省略ディテイールから六角ボルトにする工作です。
ウェザリングツール
マフラーの焼け表現やスス表現などに使える我らがウェザリングツールです。
タミヤ ウェザリングマスター D
3種類ともオートモデルのエキパイに使えるウェザリングツールです。
焼け表現を塗装だけで行ってもいまいち重厚感が出ない時はウェザリングマスターの出番です。
ディテイールアップパーツを駆使してカッコいい模型を作ろう
ということで僕が色々買って試した中でも使えたディテイールアップパーツの紹介でした!
気に入ったものはありましたか?
いいものがあったら使って見てくださいね。