2020年4月末にコトブキヤより発売されたプラモデル『1/1スケール 一撃殺虫!! ホイホイさん NEW EDITION』を買いました。
ホイホイさんのキット自体は2009年に同社から発売されたものと同じですが、一部金型に改修が加えられたり、従来では別売りだったオプションパーツが同梱されており、まさにNEW EDITIONにふさわしい内容になっています。
2009年頃のコトブキヤといえばアニメやゲームのロボットプラモやキャラクタープラモなどちょっぴりマイナーなジャンルの製品を製造しており、本キットもそんなラインナップの一部でしたが、フレームアームズガールなど美少女プラモで一大ブランドに成長した同社の今を考えると、当時から意欲的に製品を展開し技術を蓄積していたあたりは『さすがだなぁ』と思うワケです。
やっぱりコトブキヤの美少女プラモは抜きんでてカワイイですからね。
今回はそんな『ホイホイさん NEW EDITION』のキットの開封レビューとランナー紹介に参りましょう。
田中久仁彦先生による漫画作品の登場キャラクター。
マーズ製薬が世界に誇る超小型害虫駆除ロボット。可愛らしい外見と装備や服装のカスタマイズ性でお子様からお年寄りまで愛される。
2003年にはゲーム化もされ声優は「釘宮理恵」だったりする。
パッケージや取説もカワイイんです
パッケージの側面はいつもの完成品紹介となっています。う~んカワイイですね。
上の箱絵の右端を見ても分かるように組み立てるだけでほぼ完璧に色分けが再現できているようです。元デザインがシンプルということもあるのでしょうが、きっと設計が良いんでしょうね。
こちらは取扱説明書。
田中久仁彦先生のイラスト付きでファンにはうれしい。
説明書を開けるとさらに設定画が書かれているほか、異様にカワイイフォントが製作文章に採用されていたりしますが、ここは買って見てみてくださいね。
いつもの部品請求カードも挟まっていますので無くさないようにしてください。
続いてランナーを見ていきましょう。
ホイホイさんのランナー紹介です
ランナーは全11枚で同一ランナー2枚入りなどはありません。
コトブキヤの製品紹介ページでも部品点数は「51~200」とされている通り、比較的組み立てやすい部品点数となっています。
Aランナー:髪パーツ(スチロール樹脂)
Aランナーは髪の毛のパーツです。
設定画の色味が良く再現されていますが、イラストによってはかなりピンク色の髪の毛で描かれることもあるホイホイさんなので自由な色で塗っても楽しいですね。
Bランナー:手と足(スチロール樹脂)
Bランナーはホイホイさんの手足の肌パーツです。
NEW EDITION版発売にあたって金型に梨地加工がほどこされ、最近のFAガールやメガミデバイスで採用されているつや消し仕上げ成型に変更されました。
写真では分かりにくいですが、つやのあるAランナーとつや消しのBランナーを比べてみました。
これにより組み立てるだけでも人肌のような質感が再現できるようになっています。
パーツはスチロール樹脂でできており塗装派も安心ですね。
Cランナー:ホイホイさんの服その1(スチロール樹脂)
Cランナーはホイホイさんの服パーツの白い部分です。
こちらも梨地加工によりつや消し仕上げになっているほか、あらかじめエプロンの部分にネームがタンポ印刷されています。
本キットは基本的に細かい部分がタンポ印刷や塗装済みパーツで再現されているので、無塗装派でも気軽に組めちゃうのが良いところ。
ちなみに上の部分に大きく開口が開いている部分がありますが、これは顔パーツが成型されていた場所だと思われます。顔パーツには目を印刷する必要があるので先に切り取ってあるんでしょうね。
Dランナー:ホイホイさんの服その2(スチロール樹脂)
Dランナーはホイホイさんの服パーツの黒い部分です。
こちらもスカートなど一部をつや消し仕上げで再現。
カチューシャはツヤツヤのプラなので結構こだわって質感を変えてありますねぇ。
Eランナー:ホイホイさんアンダーウェア(ABS)
Eランナーはホイホイさんのパンツとかです。
こちらは一部が関節軸として使用されるため耐摩耗性の高いABS製となっております。
Fランナー:関節パーツ(ABS)
Fランナーは関節パーツでABS製となっております。
右上のパーツが一部黒く塗られていますが、これはホイホイさんの靴の中のパーツです。
チラッとしか見えない部分ですがわざわざ黒で塗装して塗り分けの手間を無くしているあたり、コトブキヤさんの素晴らしい配慮に泣ける…
Gランナー:武器パーツ(スチロール樹脂)
Gランナーは武器パーツとなっています。
成型色は単色なので、ちゃんと再現するには塗装が必要です。
武器類は部品点数を抑えるために大体単色なので、このあたりはプラモデルの宿命ですね。
ポリキャップ(ポリエチレン)
ちょっと既視感のあるポリキャップも1枚付属
ホイホイさん顔パーツ(スチロール樹脂)
顔パーツはスチロール樹脂でできています。
目の部分やまゆげ、まつげなどはあらかじめ印刷と塗装で再現されていますが、水転写デカールも付属するので塗装派も安心。
フェイスパーツは内部の瞳の部分を組み替えることで左向き、右向き、正面と変更可能です。
NEW EDITIONには専用クレイドルも付属します!
NEW EDITION版には2009年版には付属せずオプションパーツとして別売り展開された充電クレイドルが付属します。
ホイホイさんはロボットでバッテリー駆動なんですね(ニッカド電池らしいです。時代を感じるw)
そのため充電の際は携帯電話の充電器のようなクレイドルに乗せて行うのです。
専用クレイドルは一部塗り分け済みのプラパーツとクリアーパーツの他、ホイホイさんをカチっとマウントするためのマグネット付きです。
こういう演出いいですよね。
充電の際は素足になるので、専用の素足パーツも付属します。
こちらはフルABS製なので、塗装の際はパーツ割れに注意してくださいね。
ちなみにフルABSの足パーツもつや消し仕上げです(なんとなくABSの方が良いつや消し感な気もします)
塗装レシピ
取説記載の塗装レシピを載せておきます。
僕はエアブラシ全塗装で製作しますよ~!
組み立ての際は離型剤の洗浄処理を忘れずに!
パチ組み派も塗装派も気を付けたいのは成型したパーツを金型から外す際に使う離型剤。
油のようなものですが、コトブキヤプラモデルは離型剤が強めに残っているので洗浄必須です。洗わないと接着剤や塗料のノリが悪くなったり、完成後のプラモデルがヌルヌルしてしまいます。
ホイホイさんも例に漏れず結構ヌルヌルしていたので(笑)しっかり洗っておきましょう。
中性洗剤と歯ブラシでも十分ですが、下記の離型剤専用クリーナーを使えば吹き付けて流すだけですきっとキレイになりますよ。
素組みでも可愛く楽しめる良いキットだと思います!
部品点数も少なく、色分けも優秀、気軽に作って動かして可愛く遊んじゃいましょう~!