どうもこんにちは。かず(@rx930_kazu)です。
前回の投稿は仮組と素組みキットレビューでした。

今回は付属の「プラ製ABCマント」の造形が素晴らしく、塗りたくなってしょうがなくなりましたのでABCマントの塗装と、各部の簡単な改修を進めます。
ではまずはABCマントから。
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ABCマントの製作
ABCマントの表面処理とKPS
RGクロスボーン・ガンダムX1のABCマントは最近のガンプラではもはやスタンダードとなったKPS製なので、通常のプラと同様に塗装が可能です。
通常の部品に使われているポリスチレン(スチロール樹脂:PS)に比べて柔らかく粘りがあるため、関節など保持力や耐久性が求められる部品に良く使われている。あくまでスチロール樹脂のためプラセメントで接着したり模型用塗料で塗装が可能。
ABSのように模型用溶剤に侵されて割れることもない反面、その柔らかさから部品が凹みやすかったり、ケバ立ってヤスリがけが難しかったり、意外にベテランモデラーには嫌われている(笑)

KPSは先ほどのうんちくどおりケバ立ちやすいので、頑張ってヤスリがけします。
曲面しかないので神ヤスの使用がおススメです。
上のアソートセットで#240~#800まで磨き込みました。
マントの下地塗装
折角素晴らしい造形なので塗装も一つ気合を入れていきましょう。

まずはマントすべてをマホガニーサーフェイサーで塗装し下地を作ります。
裏面も表面もしっかり塗装しておきましょう。
マントの裏側の塗装(オリジナル表現)

ここでオリジナル表現。マントの裏側を赤く染めます!
- 1層目:蛍光オレンジ+モンザレッドでシャドー色
- 2層目:蛍光レッド+スーパーイタリアンレッドでグラデしてメイン色
マホガニーを一番の暗色して影色とし、1層目と2層目でそれぞれ暗色とハイライトをグラデ塗装します。
ちなみに裏側を赤く染めた理由は「何となくマントの裏が赤いと海賊っぽい」のと「後継機のフルクロスに採用されているフルクロスユニットの裏側が赤いのでそれのオマージュ」のためです。
マント表側の塗装
マントの表側はキット指定のカラーに近いものを適当にチョイスして調色。

ガイア:オリーブグリーン+Mr.カラー:タイヤブラック+ガイア:Exブラック
こちらも下地のマホガニーを残しつつグラデーション塗装します。
先ほど裏面を赤色に塗りましたので、表面を塗るにはマスキングが必要なトコロですが、ここはうまいこと表面からだけ塗料を吹き付けてノンマスキングで塗装しました。ええ面倒なだけですよマスキングがw
マント表裏のシャドー塗装
最も暗い部分を表現するために一番濃いグラデを入れます。

クリアーブラック+フラットブラック+スーパースムースクリアー
このシャドー色はマントのフチや破れているダメージ部の焦げ表現として使用しました。
マントの表裏は光沢から半光沢で塗装していますが、このシャドー色はつや消しを混ぜているので光沢感としても違いが出てきます!
塗装できました
素晴らしいプラのうねりに合わせてシャドーを入れ込んだことでグッと立体感が増しました!

チラ見えする裏側の赤により前後のマントに遠近感を出すことに成功。

裏側から見ると邪悪なレタスみたいになってしまいましたw
けど中々カッコいいと思うのですがいかがでしょうか?

本体にかぶせてみました。

塗装前と比較。光沢感もいいんじゃないでしょうか?

プラ製のABCマント、とてもいい造形してますよね。布製に比べると厚みがあるのは仕方ないですが見た目や形状は断然こっちが上ですね。
満足にマントの塗装もできましたので、本体の改修に入っていきましょう。
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改修します!
といっても出来が良すぎていじるところがないんですね~w
定番のところだけやりますか。
ブレードアンテナのシャープ化
当初のRGキットの異様にシャープなアンテナに比べて、最近RGはちょっと優しめのアンテナ形状です。ヤスリがいがありますねw

ヤスリスティックでガッツリ削り込んでシャープ化。上の写真の左側が加工済み状態。
シャープ化の作業はヤスリスティックのような柔らかいヤスリの方が追い込めますよ。

両方シャープ化しました。もうギュインギュインです。
クロスボーンはこれだけやっておけば十分って感じですね。
折角なのでオリジナリティ的改修を
ダメージ加工を入れます

クロスボーンそもそも近接格闘主体のMSですし、マンガでも戦闘と修理、改修を繰り返されています。
最終的にABCマントも物資不足で提供されなくなったことからも、クロスボーンバンガードの機体運用は厳しいものだったと予想し、各部にダメージを施してみました。

各部に損傷や被弾痕はあるものの修正や再塗装などメンテナンスはしっかりしているよ。という感じで仕上げていこうと思います。
各部のダメージは電動ルーター1本で施工可能です。僕は下記の電動で動く安いものを使用。
付属のビットでちょんちょんしてあげればダメージ加工できます。
ルーターだけだとバリが残りますので、大きく出たエグれはヤスリで修正して完了です。
次回は塗装編!
次回は本体塗装編。
RGどころか1/144ガンプラ最小クラスのパーツに繊細な塗装を加えていきます!