タミヤ 1/48 3号戦車 N型 完成しました!
という訳で製作記は昔のスマホ時代の写真でしたが、今はミラーレス一眼で武装していますので写真を撮りなおしました。
今回は写真たっぷり完成レビューといきましょう。
素組みでも中々の完成度ですよ!
組みやすさと出来の良さが両立した銘キット
小ぶりな1/48スケールでありながら3号の魅力がたっぷり楽しめます
1/48戦車はタミヤがメインで展開しているスケールですが、比較的設計が新しいキットが多く内容もタミヤらしい精度と抑え気味の部品点数で非常にモデラーフレンドリー。
1/35戦車がガンプラでいう1/100クラスとすれば1/48の戦車は1/144。いわゆるHGクラスとなります。
特に3号戦車は小ぶりなほうなので、1/48のプラモデルになったら全長112mm。
手のひらサイズで数を作ってコレクションするのも良いですよね。
ということで戦車模型初挑戦の方や車両を複数台使用したジオラマを製作したい方などにもぴったりです。
模型展示会に行くと1/48のジオラマをよく見かけますが、特に3号を題材にしたものはよく見かける印象です。
1/48はリアルなプラスチック製組み立て式履帯!
プラスチック製の組立履帯は昨今の1/35スケールでは当たり前になっていますが、モーターライズ(電池により走行する)が発祥で初心者の組み立てやすさにもこだわっているタミヤではいまだにゴム履帯のものも多いです。
さすがに最新キットはプラ履帯ばかりになりましたけどね
しかし1/48は初めからディスプレイ専用設計。
タミヤらしいシャープなモールドで成型されたプラ製履帯はリアル感抜群。
金属でできた履帯の重みを存分に感じさせるたわみ感は思わず息をのんでしまいますね。
3号戦車のキットは国内外様々なメーカーからキット化されていますが、こちらのキットは組みやすさ、価格、仕上がりの良さ、どれもハイレベルなので大変おすすめです。
3号戦車について語りたい
3号戦車の中でも人気のN型は生産年数が1942-43年と、1937年から生産されている3号戦車の中では最後期のモデルに当たります。
当時の主力機であった4号戦車が75mm長砲身にスイッチされる中で余剰となった75mm短砲身を装備した火力支援車両でした。
戦車の歴史も調べてみると面白いですよ。
ちなみに僕は子供のころワールドタンクミュージアムという食玩にドハマりしており、戦車の知識といえばその食玩に付属していたモリナガヨウ氏の詳細な解説書を穴が開くほど読んで得たものです(笑)
いまではその伝説の解説書が本になっております。ミリオタから戦車モデラーまで楽しめる素晴らしい本なので、資料としてもぜひどうぞ。
グラデーション塗装で立体的に
全体をマホガニーから立ち上げる塗装とウォッシングにより、単調になりがちなダークイエローに立体感を持たせることができました。
マホガニーから立ち上げるグラデーション塗装は昔ながらの塗装方法ですが、非常に見た目に対しての効果が高く素組みでも完成度をグッとアップさせられる技法なのでぜひ挑戦してみてください。
3号戦車であれば塗装面積も小さく転輪の数も少ないので塗装作業の練習にもぴったりですよ。
上面からのカットはグラデーションや塗装や汚しの質感が分かりやすいかと思います。
難しいツールを使用しないウェザリングでもリアルに!
ウェザリングは様々なツールが発売されていますが今回はタミヤ製品オンリーで汚しています。
背面の鉄十字にかかるドロはねのグラデーションとか中々リアルじゃないですか?
履帯のドロ詰まりなどもタミヤのウェザリングスティックと筆だけで簡単再現。
ぜひ製作記も読んでくださいね。
天面のOVM(車外装備品)はすべてエナメル筆塗り。
筆塗り後にウェザリングマスターをドライブラシするようにこすり付けるだけでここまでリアルな見た目に塗装可能です。
ウェザリングマテリアルは油彩や海外製品など様々なものが発売されていますが、我らがタミヤのツールだけで簡単に楽しめますので高額な投資は必要ないと思います。
戦車模型初心者からベテランまで満足できる良キット
少なく抑えられえた部品点数。組み立てやすいパーツ割り。コレクションしやすい小ぶりなサイズ。多くの方が満足できる良キットでオススメです。
今回の製作期間は平日夜に作業しながら約1週間程度と非常にお手軽に楽しむことができました。
キットはバリエーションとして防盾付き+迷彩仕様からダークイエロー単色といった複数の仕様を楽しめるようになっているのも憎いポイント。プレミアムバンダイだったら絶対別売りしてる(コラ)
ということで1/35に疲れたベテランさんにも、戦車模型に挑戦してみたい!という初心者さんにもおすすめな本キット。
ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
1/48は自動車モデルも豊富なので色々組み合わせて遊んじゃいましょう!
撮影機材
今回の3号戦車はPanasonic製ミラーレス一眼のG99で撮影しています。非常に写りの良いカメラで模型撮りにオススメ。
レンズはこちらのオリンパス12-100mm F4 PRO。めちゃくちゃ高価なレンズなのですがレンタルで試してみました。
ご覧いただいたように写りの良さに納得です(笑)
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