前回の記事でフロントフォークとホイールを組み立て、ようやくR1Mが自立しました。
控えめに言って最高ですね(笑)
今回はハンドルとブレーキを製作しフロント周りを完成させます。
ハンドルの製作
ハンドルの改造
ハンドルはスロットルワイヤーの導入部(実車では金属部品)の部分を0.8mmの真鍮線と1mmプラ棒でそれっぽく製作。
1mmのプラ棒に0.8mmの穴を開けるのはとても難しいぞ
パーツ屋さんの改造パーツを使う手もありますが結構いい値段もしますし、そもそも最近は入手がかなり難しいので僕は自作派です。
ちょっとオーバースケールで見た目もハイディテールとは言えませんが塗ってしまえば無改造よりも自然な見た目になりますよ!
その他クラッチワイヤーはタミヤのパイピングケーブル0.65mmに交換したので、左レバーの配線接続部は0.3mmの真鍮線に置き換えたり、右レバーはリザーブタンクの配線を実車通りのルートに変更するため真鍮線の1mmに置き換えたりしています。
さらにWAVEの丸リベットと角リベットを使ってブリーダーキャップも再現しています。
ハンドルの塗装
キットの塗装指示は作りやすさも考慮してざっくりしているので、実車を参考に塗装色やツヤ感は変更しました。
まずすべてのパーツをガイア サーフェイサー エヴォ ブラックて塗装し下地にします。
- グリップエンド、レバー:ガイア ライトステンレスシルバー → かすめる程度にスーパースムースクリアーを吹きツヤを落とす
- グリップ:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック + クレオス フラットベースあらめ
- 左のクラッチレバー本体:ガイア Exブラック
- 左右のスイッチユニット本体:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック
- 左レバー外側のスイッチ:タミヤ エナメル ブラック筆塗り
- 左レバー右側のスイッチ:ガイア ニュートラルグレーIII + クレオス フラットベースあらめ
- 右レバースイッチ:ガイア サーフェイサー エヴォホワイト下地 → クレオス モンザレッド → クレオス スーパースムースクリアー 筆塗りコート
- スロットルワイヤー導入部、ボルトヘッド:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
なんかもう塗装大変だけどがんばりましょう!!
上の写真ではスイッチの赤い塗装が少しはみ出していますが、こういうところはデザインナイフで塗膜一枚分を削りとってスミ入れでごまかしてしまいます。
右レバーはちゃんと実車通りの見た目なるように内側も塗り分けてあったり、左レバーは右レバーとメーカーが違うのでレバーユニット本体のツヤが実車では左右で違います。
たった2パーツされど2パーツ。しっかり実車を研究して塗り分けてあげるだけで大きな改造をしなくとも情報量はアップできます。
「スケモの見た目を決めるのは8割が色とツヤのコントロール」というのが僕の持論で、それぞれの部品の質感に合わせてツヤを変えてあげるだけで改造パーツを使わなくても実車のように表情豊かに仕上げられますよ!
ハンドルのディティールアップ
作者本人は最新のバイクに乗ったことがないペーパーライダーなので、今時のグリップがすっぽ抜けたりズレだりするかどうかは知らないのですが、グリップにズレ止めワイヤー処理を施しました。
これ、アクセントで光って模型的にとても見た目がよいんですね。
やり方は簡単で、これまでも良く登場しているタミヤのパイピングケーブルの被覆を剥いで中の芯線を一本取り出し、それをグリップの溝に合わせて巻いてあげるだけ、実車の針金巻きと同様にグリップの下側で芯線をねじって完成です。
ライダーが怪我をしないようにグリップに手を添えても巻き終わりが手に当たらない位置で芯線はねじっておきましょう!
ハンドルの取り付け
組み立てたパーツを早速取り付けます。
グリップの取り付けは左右のハンドル(レバー)の角度が微調整できるように、接着時間の長い接着剤を使うのがおススメです。
僕は今回はセメダインのハイグレード模型用を使用しました。ワイヤーは完全乾燥してから取り付けます。
クラッチワイヤーと電子制御ダンパーの配線も完了。
電子制御ダンパーの配線はタミヤのパイピングケーブル0.5mmの芯線を抜いて瞬間接着剤でイモ付け。配線はフォークの後ろ側で左右を束ねてフレーム内部に適当に入れてつや消し黒フィニッシュでフレーム内部に固定しています。
フロントのマスターシリンダーからリザーブタンクはキット付属のビニールパイプ(細)
この作業をする前にリザーブタンクのチューブ取り付け部の位置が下にあることに気づき、真鍮線で作りなおして再塗装しました(トホホ…)
アクセルワイヤーは製作した導入部に取り付け。
実車ではアクセルワイヤーがトップブリッジの右下にクリップで固定されていることが判明したので、アドラーズネストのリベットとつや消し黒フィニッシュで再現する謎のコダワリw
というワケで今回はここまで!まさかハンドル製作だけで1回使うとは思いませんでしたが、今回お伝えしたいことは改造ももちろん大事だけど塗装だけでも密度や質感、雰囲気を高めることができる!ということです!
おまけにFAガールと一枚(笑)今回はここまで!
次回はフロントを仕上げてついに車体完成!
引き続きフロント周り編の他、配線類も完了するところまで進めようと思います!
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