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タミヤ 1/48 中島 夜間戦闘機 月光 11型甲 製作記01 コクピットの組み立て

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タミヤの月光を買ってきました。

もともと「IPMS(International Plastic Modellers’ Society)」というイギリスに本部を持つ模型協会の日本支部「IPMS JAPAN」が立ち上がった際に企画された「Airモデル写真コンテスト2020」に、知り合いのモデラーさんから「参加しない?」と誘われて作ったものです。

かず

えっ!僕飛行機模型作ったことないんですけど(笑)

一応AFV(戦車模型)の製作経験はあるので、まぁその辺をうまく活用して作ってみましょう。

果たして雑食モデラーに飛行機模型は作れるのか!?

目次

初心者らしくHowto本買いました(笑)

飛行機模型は本体の合わせ目消しなどの製作手順が結構特殊です。

初見でうまく作るのは難しそうだったので、初心に帰ってHowto本を買いました(笑)

買った本は我らがホビージャパンから発売されている「飛行機模型製作の教科書」です。

最近本は電子書籍に切り替えていっているのでKindleで買いました。

ホビージャパンのMOOK本の多くはキンドルでも発売されていますし、そもそもホビージャパン自体が「Amazon Kindle Unlimited」という電子書籍読み放題サービスで読めるのでモデラーには嬉しい出版社さんです。

かず

僕もKindle Unlimited入会してます

コンペに出すキットはなぜか月光をチョイスw

うまい人に聞いてみたら、初めて飛行機模型を作る場合は小型のゼロ戦やメッサーシュミットなんかがおすすめのようですが、僕は大戦機の中ではマイナー(らしい)月光をチョイスしました。

いやだってこのウイングスパン354mmの大型キットなんて萌えるにきまってるじゃない!

1/12のカーモデルなどで全長が長いプラモは作っていましたが、横幅が300mmを超える模型は作ったことがないですからね。

ちなみに飛行機模型は同一スケールでもかなり大きさにバラつきがあるので、あらかじめ保管、展示に必要なスペースが分かるよう箱の角に全長と全幅が記載されています。良心的ぃ~。

中島 夜間戦闘機 月光

Wikipediaより

月光は戦時中に中島飛行機株式会社が製造した夜間戦闘機です。

かず

中島飛行機は将来の富士重工(スバル)につながる会社ですね!

月光は胴体中ほどに設置された斜銃(しゃじゅう)が特徴で、連合国の重爆撃機の撃墜任務に使われていました。

連合軍が本機に与えたコードネームはIrving(アーヴィング)。

2021の現代に現存している機体は1機のみで、アメリカ国立航空宇宙博物館のスティーヴン・F・ウドヴァー・ヘイジーセンターに展示されています。

この個体はそれなりのレストアがされているようで当時の色とは少し異なるようですね。

うーん…大戦当時に日本の空を守った機体がアメリカにあるのはなんとも言えませんが、敗戦国の戦闘機を廃棄しないで文化財として残していてくれているのは感謝ですね。いつか見に行きたいものです。

うんちくはWikipediaで読んでもらうとして、早速作っていきましょう。

コクピットの組み立て

飛行機模型は戦車模型と違って基本は取説通り組んでいけばOKなので、最初はコクピットを作りましょう。

パーツのカット

とりあえず必要なパーツを切り出しゲートやパーティングラインを処理します。

このキット自体は17年前のキットになりますが、各部の造形は非常にシャープですしパーツの精度も高そうでさすがタミヤといった感じです。

フロアのパーツは胴体に挟み込まれるのでゲートの処理はニッパーとヤスリを使って綺麗に仕上げておきましょう。

フロアの塗装

塗装レシピ
  • 下地:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
  • フロア:タミヤ スパークリングシルバー
  • フレーム:クレオス 青竹色
  • 箱?:ガイア ジャーマングレー
  • ベルト:ガイア ダークイエロー2

フロアはパネルがシルバーの板(多分アルミ)、フレームが青竹色となっており塗分けが必要です。

最初にフロアのシルバーを塗ってからフレームの青竹色を塗装しますので、シルバー塗装後はひたすらマスキングです(笑)

かず

近道はないので新品ナイフをつかって根気よくやりましょう。

フロアのシルバーの塗装指示はクロームシルバーとなっていますが、最近タミヤから出ているラッカーのスパークリングシルバーが大変きめ細かくキットのスケール感を損ないにくいので好んで使用しています。

フレームの青緑の部分の塗装指示は調色で示されていますが、クレオスからは青竹色という塗料が用意されいますのでそれを使用しました。

月光のキットを選んだ理由の一つがこの青竹色のコクピットの存在感を見てみたかったからなんです(笑)

戦車模型の内装もアイボリー色だったりするのが意外ですが、飛行機はアルミ地やアルマイト地がモロ見えなんですね~。

ちなみに青竹色は防錆目的でアルマイト処理や防錆塗装の結果このような色になっているそうです。

シートの塗装

塗装レシピ
  • 下地:クレオス マホガニーサーフェイサー
  • シート、コクピット色:クレオス コクピット色(中島系)+ クレオス 暗緑色(三菱系)グラデ
  • 計器(銀):タミヤ ラッカー スパークリングシルバー + ガイア クリアーイエロー
  • 計器(黒):ガイア ジャーマングレー(塗分け:ガイア メカサフヘヴィ)
  • 操縦幹下地:クレオス マホガニーサーフェイサー
  • シート色:クレオス コクピット色(中島系)+ クレオス 暗緑色(三菱系)グラデ
  • 計器(銀):タミヤ ラッカー スパークリングシルバー + ガイア クリアーイエロー
  • 計器(黒):ガイア ジャーマングレー(塗分け:ガイア メカサフヘヴィ)
  • 操縦桿の根本:ガイア ダークイエロー2

細かい塗装が多いですが頑張って。

シートの下地はいったんマホガニーサーフェイサーで塗装し、シート色をグラデーションで仕上げました。

グラデーション塗装すれば小さいパーツにも立体感が出るので良いですね。

グラデいいでしょ

計器類の色味は先ほど書いたアメリカの博物館に展示されている実機の写真を参考に少々いじっています。

内装の仕上げ

フロアの仕上げ

塗装レシピ
  • コクピット計器:タミヤ ラッカー スパークリングシルバー 筆塗り
  • コクピットボタン(赤):タミヤ ラッカー イタリアンレッド 筆塗り
  • コクピットボタン(黄):クレオス MSイエロー 筆塗り
  • トップコート:クレオス スーパースムースクリアー(薄めに)
  • ハゲチョロ塗装:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
  • ウォッシング:タミヤ スミ入れ塗料 ブラック

コクピットは資料を見ながらチマチマと塗装して仕上げます。

予想通りこのキットはコクピット周りをしっかり塗り込むとめちゃくちゃカッコ良くなりそうですね。

フロアはスミ入れ塗料(エナメル)でウォッシングし陰影と使用感を付け、コクピットの角や脚で踏みそうな部分はエナメルのクロームシルバーでドライブラシやハゲチョロしてみました。

パーツを実物大に想像し、自分が乗り込むとしたらどのあたりを触るか…なんて考えながら仕上げるとリアルにできますよ。

かず

これこそスケールモデルの醍醐味ですねぇ。

シートの仕上げ

同様にシートや計器系の部品もウォッシングやハゲチョロを加えて仕上げます。

激しく汚すと立体感は出ますが、あくまで当時使用されていた機体と仮定するとほどほどにしておきたいところです。

メインの計器パネルの塗装は実車を参考に塗分けを少し変更。塗装後にデカールを貼りますが位置を決めたらソフターで柔らかくして馴染ませます。

バラバラのパーツを組み立てていきます。

いやこれ楽しい~!小さいパーツを塗って組むと精密に仕上がるこの楽しさめっちゃいいやん!

シートベルトをいじってみました

シートベルトはデカールが付属しますが、多くのエアモデラーさんは社外改造パーツなどを使って立体的に作っているようです。

そういうパーツを使ってもいいのですが、初めての飛行機模型でそこまでやるのはちょっと初心者らしくねぇな…ということでキットのデカールを利用してみることにしました。

かず

ただの貧乏性じゃねえか!

ということでデカールをタミヤのプラペーパー(0.1mm)に貼り付け、デカールのフチギリギリでナイフを入れてカットし、立体的なシートベルトに仕上げてみました。

コクピットの組み上げ

それぞれ作ったパーツを組み立てていきます。

塗装レシピ
  • ハゲチョロ:タミヤ エナメル クロームシルバー
  • 計器レンズ:タミヤ エナメル クリアー

組み立てながら追加でハゲチョロを施し使用感を高めていきます。

計器にはレンズが入っていますので、エナメルのクリアーを筆で落としレンズのような見た目に仕上げます。

完成したらほとんど見えないけど、作り手の満足のためには必要な工程です(笑)

↓UV硬化系ジェルを使ってもいいですよ。

先ほど作ったシートベルトを貼り付けてみました。

接着剤はセメダインのハイグレード模型用を使用。エナメルのブラウン系塗料で汚しも加えてみました。

ただデカールを貼るだけよりずっと良い仕上がりになって満足です。

コクピットの完成

ということでコクピットが完成しました!

わずか9パーツですが、塗分けと汚しでとても立体的に仕上がってくれました。

月光は乗員2名の複座式です。前の座席が青竹色で後ろの座席がコクピット色なのはなぜなんでしょうね。

キット無改造でこの密度感はたまりませんな。

ところどころ配管が塗りきれていないように見える場所もありますが、写真でここまで拡大して気づくレベルで現物ではほとんど分かりません。(ディスプレイにもよりますが、写真の大きさは実物の3倍くらいのサイズで撮影していますからね)

シートは太ももが擦れそうなところ、乗り込む際にぶつけそうなところにハゲチョロを強めに入れています。

そう言われてから見るととたんにリアルに見える不思議(笑)

いや~タミヤの飛行機模型ではコクピットのカットモデルが掲載されていたりしますが、それを見てなんかもうワクワクしてましたけど作ってみると益々ワクワクですねw

かず

飛行機模型超おもしれぇ

次回は胴体製作編

次回は胴体を貼り合わせて士の字(飛行機の形にすること)になるまで進めます!

製作レビュー記事一覧はこちら

この記事から各製作記事にアクセスできます。

今回作製しているキット

この青竹色の見ごたえあるコクピットが楽しめるのは月光だけ!

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