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【バイク模型の作り方】タミヤ1/12 カワサキ H2R 製作記02 エンジン編

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前回の記事で取説5番まで仮組してみました。

流石最新キットなので全く問題ありませんね。なので今回はエンジンを作っていきます。

目次

エンジンの製作

まずは接着しよう

H2Rのエンジンはバイク模型のスタンダードともいえる箱組構造です。

取説を見るとパーツを塗ってから組み立てる必要があるように見えますが、組んでから塗ったほうが接着剤のはみ出しなどを気にしなくよいので先に組み立ててしまいましょう。

せっかくなのでちょっと改造

上の写真に数字の5と書いてある何かが貼り付けられていますが、これは完成後の車体を重くするためのオモリです。

完成後に持った時に重いほうがテンションが上がるという理由で入れています。

かず

やらなくても全然OKですが、僕は毎回やってます

オモリはラジコン用のセッティングウエイトがおすすめ。

5gと10g単位で切り離して使用でき、その大きさはちょうどバイク模型に収まる絶妙サイズ。
それでいて両面テープまで付いていてエンジン内に貼り付けることまでできちゃいます。

いつも15gほどエンジンに詰め込んでいます。

取説を見ながらどんどん箱組していきます。箱型の部品の組み立てには流し込み接着剤の使用がおすすめです。

完成したらパーツの合わせ目はほとんど目立ちませんので神経質に処理しなくても大丈夫です。(いつも合わせ目消しはやっていません)

接着剤は速乾タイプのものが作業しやすくておすすめです。

エンジン回りの塗装

エンジンが組み上がったら塗装に入ります。

取説4番まで組んでエンジンが完成しますので、そこまでに使うパーツはまとめて塗装してしまいました。

塗装レシピ
  • タービン:下地 ガイア 白サフ → 塗装色 ガイア ブライトレッド
  • エンジンカバー類:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
  • エンジンブロック:下地 ガイア 黒サフ → ガイア EXシルバー → ガイア EXフラットクリアーコート

タービンは下地をガイアの白サフで整えてからガイアのブライトレッドで塗装。

エンジンカバー類の黒はガイアの黒サフを塗りっぱなし。

キットのカバー類の塗装指示はセミグロスブラックですが、実車を見るとこれらのパーツにツヤがあるようには見えませんので、よりツヤを抑えられる黒サフを採用しています。

ガイアの黒サフは半光沢とつや消しの中間くらいの光沢がありオートモデルに大変重宝します。

かず

下地も一緒に処理出来て一石二鳥です

エンジンのシルバーは下地を上記の黒サフで塗装し、ガイアのExシルバーを塗装。

乾燥後にExフラットクリアーでコートしてツヤを抑えておきます。エンジンブロックってあまりツヤはないですからね。

エンジンの仕上げ

塗装したエンジンパーツを仕上げます。

こちらは塗装し終えたエンジンブロック。

つや消しにしたおかげで白っぽくなりエンジン感が増していますが、ここからさらに質感を向上させてみましょう。

ウォッシングをして重厚感を出そう!

エンジンの見えるバイク模型はエンジン部の見栄えが仕上がりにかなり影響します。

そこで大事にしたいのは重厚感。バイクの重さを見た目で感じたい!

だったらエンジンを重ったるくしましょう!

まずタミヤのスミ入れブラックを筆にとりエンジンにバッシャバッシャと塗りたくっていきます。

この時は向きを気にしなくてもいいですが、塗り漏らしがないように奥までしっかり塗ります。

スケールモデルスナップフィットではないためエナメル溶剤や塗料を塗りたくってもパーツが割れる心配はありませんので大胆に作業していきましょう。

綿棒で拭く

塗り終えたら5~10分ほど乾かしてエナメル溶剤を含ませた綿棒で拭き取ります。

この時は上から下に拭き取るのがセオリーです。

この作業をウォッシングというのですが、この作業によりモールドにスミが入りディティールがクッキリするほか、シルバー特有のギラつきが抑えられて重厚感が増します。

拭き取りの際は綿棒はケチらず「拭き取りにくい」と感じたらバンバン交換していきましょう。

僕はセリアのメイクアップ綿棒という片側が尖っている綿棒を使用しています。

最初の塗装しただけの状態よりかなり見た目が重くなったと思いませんか?

立体感や使用感も出すことができました。

ウォッシングをすればお手軽にカッコいいエンジンが作れるのでおすすめです。

続いてエンジンに取り付ける小物パーツを仕上げていきましょう。

細かいパーツの塗装

先ほど黒とシルバーと赤で塗り分けたパーツに部分塗装を施していきます。

僕は細かい塗り分けはエナメルの筆塗りで済ましてしまうことが多いです。

エナメル塗料は乾燥が遅い分筆ムラが出にくく面相筆を使えば細かいところまで塗装しやすい上、メタリックの質感も大変良いためオートモデルの部分塗装に大変便利です。

その分塗膜はあまり強くありませんので、手が触れやすいところや組立時に擦りやすいところへの使用は気をつけます。

塗装レシピ
  • エンジンカバー類シルバー指示部:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
  • インジェクションロッド:タミヤ エナメル メタリックグレイ 筆塗り
  • その他キットセミグロスブラック指定箇所:タミヤ エナメル セミグロスブラック 筆塗り

塗装箇所と使用する色はキットの指示通りとしました。

ボルト頭を塗る時は面相筆に塗料を含ませてちょんっと置くように塗ればキレイにできます。

最初は表面張力で膨らみますが乾燥するとヒケるのでご心配なく。

セミグロスブラックなど筆ムラが出やすい色は最初にパーツに多めの塗料を塗ってから筆で広げるように伸ばせばキレイに仕上げられます。

ちなみに僕は文盛堂というメーカーの超極細精密面相筆を使用しています。

かず

細かい塗り分けがとてもキレイにできますよ

エナメルの塗分けは下記リンクの面相筆10/0タイプ(一番細いものだったと思います)でほとんど済ませています。

マジで良い筆は裏切りません。

模型界隈の弘法はたぶんみんな良い筆持っています(笑)弘法筆を選ばずなんてウソw

お手軽ディティールアップ

ここでは金属製ホースバンドをリアルに仕上げるTipsをご紹介。

H2Rのタービンは実車ではエンジンに繋がるパイプにホースバンドで固定されており、キットでもシルバー色での塗装が指定されています。

取説通り塗り分けでも良いですがここはアクセントとしてハセガワのミラーフィニッシュを貼ってみましょう。

定規を使ってミラーフィニッシュをホースバンドの幅(1mm弱)にカットして巻き付けるだけで塗り分けよりも簡単で塗り分けよりもキラッといい質感で仕上げることができます。

ミラーフィニッシュはバイク模型に大変便利なので1枚持っておいて損はないですよ。

エンジンの組み上げ

細かい作業を経て仕上げたパーツを組み上げます。

僕は塗装済みのパーツを組み立てる時はWAVEの瞬間接着剤「低粘速硬タイプ」を使用しています。

乾燥が速く強度も高い上白化もしにくい。3本入りで単価は100均にも迫るコスパの高さがグッドです。

ノズルを使って塗布する他に、クラフトテープに少量出して竹串やヘラで塗布して使っても良いでしょう。

はみ出さないように慎重に組み上げます。


できました!

これがカワサキの航空宇宙カンパニー、ガスタービン・機械カンパニー、技術開発本部の総力を終結したスーパーチャージドエンジンや!(言いたいだけやろ)

ミラーフィニッシュで再現したホースバンドのキラッと感が良い感じじゃないですか?

実際のホースバンドはもう少しマットな質感だったりしますが、僕は模型の見栄えとメリハリ重視でミラーフィニッシュを使う事が多いです。

よりしっとりしたホースバンドを再現したい方は同社のジュラルミンフィニッシュなどを使用しても良いですね。

次回はフレーム製作編

エンジンブロックが完成したので次回はフレームを作っていきます。

特徴的なカワサキグリーンの調色方法など読みどころ満載!

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