前回の記事でフレームにエンジンを組み込みました。
バイク模型はここからどんどん楽しくなっていきますよ!
今回はレーシングスタンドとリアのスイングアーム周りの製作を進めていきます。
レーシングスタンドの製作
最初に取扱説明書6番のレーシングスタンドを作りましょう。
- スタンド本体:ガイア セミグロスブラック
- 部分塗装:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
とは言っても説明書通りに組むだけでなので特に解説することはありません(笑)
スタンドは完成したバイクの重量をすべて受けるため接着が弱いと破損してしまいます。
ここは瞬間接着剤ではなくプラモデル用の接着剤を使ってがっちりと接着しましょう。
取説の塗装指示は光沢ブラックですが光沢色のギラツギが雰囲気を損ねそうだったので、ガイアのセミグロスブラックを使用しました。
ガイアカラーのセミグロスブラックはクレオスのものよりわずかにツヤが控えめで使いやすいです。
スタンドの側面の切削部や車輪を固定しているリベットは指示通りクロームシルバーを筆塗りしました。
チェーンの組立
スプロケットの加工
多くのバイク模型はチェーンとスプロケットが一体成型となっています。
そのため塗装するだけで製作完了なのですが、今回はひと手間加えることにします。
スプロケットの歯の部分を良く見てください。刃先を斜めにカットしているのが分かりますか?
実車バイクのスプロケットの歯はチェーンをひっかけるために先細りになっていますので、それをナイフで加工して再現してみました。
簡単な加工でリアル感がを出せるので僕は毎回この工作を行なっています。
スプロケットとチェーンの塗装
H2Rは大変ありがたいことにスプロケットが黒なので複雑な塗り分けは不要です。
- 塗装色:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
ここは黒サフを吹いて表面処理と塗装をまとめて済ませませす。
続いて部分塗装。
- チェーン:タミヤ エナメル メタリックグレイ 筆塗り
- 前スプロケットの中央:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
面相筆を使ってリンクプレートの側面をメタリックグレイで筆塗りしていきます。
筆の先端で塗料を置くように塗装するのがコツです。
今回はチェーンの側面のみを塗装していますが、それだけでも結構雰囲気が出てくれますよ。
スイングアームの製作
こちらも取説通り組み立てて塗るだけです。
スイングアームの塗装
合わせ目が気になる方は処理してから塗装しましょう。
- スイングアーム本体:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- サスペンション黒部:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- ダンパー基部シルバー:ガイア Exシルバー → Exフラットクリアーコート
スイングアーム自体とサスの黒い部分は黒サフ
サスのシルバーのリンク部はExシルバーからのExフラットクリアーです。
スプリングは前回のフレームを塗装した時に一緒に塗っておきましたのでそちらの記事を参考にしてください。
サスの組み立て
サスペンションを組み立てました。
サスの組み立てって結構楽しいよね
ビスを締め込みスイングアームと合体させました。
ここまで実車の構造が楽しめるのも1/12スケールと比較的大きいバイク模型ならではですね。
小物の塗装
スイングアーム周りの他のパーツを塗装します。
- フェンダー:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- リアブレーキ:クレオス スーパーチタン
これらを組み込めばスイングアームの完成です。
スイングアーム完成
パーツを組み込みスイングアームができました!
キットの出来が良いので精度はバッチリ、クリアランスは十分にあるので特に気にせず組み立てられます。
ビス組みなのでがっちり仕上がるのも良いですね
サスペンションも可動しそうなくらいリアルです。チェーンもお手軽塗装ですが雰囲気満点。
これを味わったらバイク模型はやめられない(笑)
次回はホイール製作
次回はこのキットの鬼門であるホイールの製作を行います。シルバーに切削されたホイールを美しく表現してみましょう!
※次回記事はH2R以外にも応用できるため特別タイトルでお送りします!
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