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バイク模型、カーモデルの切削ホイールを美しく塗装する方法

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この記事はバイク模型の製作方法を詳細解説している記事シリーズ「タミヤ 1/12 H2R 製作記」の一部ですが、今回の記事はバイク模型だけなくカーモデルにも使えるHowtoなので特別タイトルでご紹介致します。

昨今のバイク、クルマにはシルバーのホイールを一旦黒塗装した後にホイール側面を削り込んで金属面を露出させる切削加工が流行っています。

それら実車がプラモデル化した場合、我々モデラーは切削ホイールを塗装で再現しなければなりませんがコレが中々難しい…。

今回はそんな切削ホイールをお手軽にかつシャープに塗装するテクニックです。

かず

今回の記事はオートモデラー習得必須!

目次

モデラーを悩ますホイールの切削加工

今作っているタミヤのH2Rはフロントリアともに黒塗装のホイールですが、側面の一部が切削加工され金属面が露出しています。

切削ホイールは実車だとカッコいいのですがプラモデルだと再現がかなり大変です。

切削ホイールの憂鬱
  • 切削面を塗装で再現してもガタガタになってしまう…
  • 塗り分けたシルバー面がイマイチキラキラしない…
  • そこそもこんな細かい塗装できるか!

と、多くの方が上記のようなお悩みをお持ちかと思います。

今回はそんなお悩みも一発で解決するお手軽でパリッとシャープに塗る方法をご紹介。

ホイールの塗装

今回の作業ではエナメル塗料を広範囲に塗装するためエアブラシが必須です。お持ちでない方はぜひ導入を検討してください。

本体色の塗装

まずはエアブラシで黒塗装し下地を作ります。

奥まったところもしっかり塗っておきましょう。

塗装レシピ
  • 塗装色:ガイア Exブラック

光沢ブラックはメタリックの下地などスケールモデルでは使いどころが多いので、大容量のExブラックを購入し空き瓶に希釈済みで用意しておけば大変便利です。

切削部のシルバーを塗装

今回のホイールの場合、多くの方はホイールを黒に塗ったら筆塗りもしくはマスキングして切削部のシルバーを塗られると思いますが、ここでひと手間かけることで面倒な筆塗もマスキングもなしで超シャープな仕上がりになります。

むしろ人によってはこちらのほうが断然楽かもしれません。

塗装レシピ
  • 塗装色:ガイア Exシルバー

マスキングはしないでExシルバーをホイールに吹き付けます。

この時注意するのは上の写真のようにできるだけ切削部とホイールナット部だけにシルバーを吹き付けることです。

メタリック塗料は粒子が飛び散るので細吹きでも色んな所に塗料が付着しますが、後工程が楽になるのでできるだけ切削部にだけ塗装してください。

エナメルのブラックをエアブラシで塗装

先ほど塗装したシルバーがすべて隠れるようににエナメルのブラックでエアブラシ塗装して塗りつぶします。

塗装レシピ
  • 塗装色:タミヤ エナメル ブラック エアブラシ塗装
ワンポイントアドバイス

エナメル塗料は何の問題もなくエアブラシで吹けます。

ただし希釈が難しくラッカー塗料の加減で希釈するとシャバシャバになってしまいますので、エナメル塗料は塗料1に対して溶剤0.5~1程度とかなり濃いめに希釈しましょう。

先ほども書きましたがエナメルブラックはくまなく全体に吹き付けます。

吹き終えたらしっかり乾燥させます。乾燥の遅いエナメル塗料なのでドライブースに入れても1時間ほどは待ったほうが良いですね。

綿棒を使ってエナメル塗料を剥ぎます

かず

ここが今回最大のポイント!

筆で塗ったりマスキングしたりして塗るとガタガタになってしまうのなら、逆に塗装を剥がしてシルバーを露出させてしまえばいいのです。

まさに本物の切削ホイールwww

めっちゃシャープに仕上げられます

エナメル溶剤を綿棒に含ませて切削面を擦り、少しずつ黒塗装をふき取っていきます。

挑戦して頂くと分かりますが簡単かつかなりキレイにできます。

綿棒は100筋に売っている細めの綿棒とタミヤから発売されている模型用綿棒を使用します。

模型用綿棒は先端がかなり硬いので切削部のフチを精度よくふき取る時に大活躍します。

硬い綿棒の側面を使ってカドをふき取ればとてもシャープな切削面に仕上げられますよ。

ワンポイントアドバイス

間違って余計な部分を剥がしてしまったら、再びエナメルブラックのエアブラシ塗装を行えば何回でもやり直しが可能です。

エナメル塗料は細吹きしやすいのでミスったところだけに吹き付ければらくちんです。

切削表現の再現完了!

実物のようにシャープ

この複雑な形状を筆塗やマスキングするより楽に、そしてキレイに塗装することができました。

下地のシルバーをエアブラシで塗っているおかげで、後から筆塗りするよりも美しいメタリック面になっている点もポイント。

ホイールナットの側面は綿棒が入らず剥がすのが難しかったので、限界までナット部のシルバーを露出させてから側面のみエナメルのクロームシルバーを筆塗りしておきました。

デカール貼りと塗装面の保護

作業が完了したら一旦Exクリアーなどのクリアー塗料でエナメル塗装面を保護しラインデカールを貼り込みます。

H2Rはここ最近のラインデカール付きキットの中でも貼りやすいほうですが、破いてしまわないよう慎重に作業してください。

塗装レシピ
  • 塗装面保護:ガイア Exクリアー
  • エアーバルブ塗装:タミヤ エナメル クロームシルバー筆塗り
  • トップコート:ガイア セミグロスクリアー

すべての作業が完了したらガイアのセミグロスクリアーをたっぷり吹き付けてトップコートすれば、デカール面もエナメル塗装面もしっかり保護できるので見た目も塗膜も強いホイールの出来上がりです。

今回紹介したHOWTOはバイク模型だけでなくカーモデルの切削ホイール塗装にも応用できますので是非挑戦してみてください。

それでは次回から通常通りH2Rの製作記の続きと行きましょう!

次回はリア周り組み立て編

次回はリアブレーキディスクを仕上げてスイングアームを完成させましょう!

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