前回の投稿で本体の塗装が完了しました。
フフフ…初めて飛行機模型を塗った割には良くできたぞ。
大面積の塗装はビッグスケールカーモデルで鍛えている(つもり)なので何とかなりました。
今回はプロペラやエンジンなどの小物や、飛行機模型のキモであるコクピットの窓枠などを塗っていきましょう。
小物の塗装
本体を塗った段階で塗装全体の8割が終わった感じがしますが、小さいパーツも多いので頑張りましょう。
エンジンカバーの塗装
これはカバーが正式名称でいいのでしょうか(笑)
- 下地:ガイア セミグロスブラック
- グラデーション色:ガイア ジャーマングレー
- トップコート:ガイア セミグロスクリアー プレミアム
エンジンカバーもグラデーションしました。ここが真っ黒だと塗りつぶした感が強いので。
前回の本体塗装の時と同様、最初にスジボリに沿ってセミグロスブラックを吹いた後にジャーマングレーでグラデします。
ジャーマングレーは戦車の本体色ですが、少しあせた黒塗装の表現にもピッタリなのでよく使っています。
トップコートはガイアのセミグロスクリアープレミアム。こちらも新しめの塗料ですが落ち着いたツヤ感がスケールモデルにピッタリです。
エンジン、マフラーの塗装
- 下地:ガイア Exブラック
- エンジン本体:ガイア ガンメタル
- マフラー(排気管):タミヤ スパークリングシルバー
- マフラー焼け色:ガイア クリアーオレンジ、ガイア クリアーブルー、ガイア セミグロスブラック各種
- トップコート:ガイア セミグロスクリアー プレミアム
本体から出ている14本の棒はマフラーです。先端をナイフで彫って開口してあげるとリアルになりますよ。
焼け色はバイク模型、カーモデルよろしく各種クリアーカラーで焼け色を付け、最後に薄く希釈したセミグロスブラックで使用感を出しています。
エンジン小物の塗装
- 下地:クレオス マホガニーサーフェイサー
- マウント?:タミヤ スパークリングシルバー
- プロペラ基部:ガイア ニュートラルグレーIII
- トップコート:クレオス スーパースムースクリアー
小物パーツも下地をジャーマングレーから初めてグラデで仕上げました。
プロペラの塗装
- 塗装色:クレオス マホガニーサーフェイサー
- トップコート:ガイア クリアーブラウン
プロペラはマホガニーサーフェイサーを吹いた後にクリアーブラウンを重ねるといい雰囲気になってくれました。
黄色い帯は塗装ではなく付属のデカールを使っています。これを塗装するのは難しい(笑)
主脚の塗装
キャラクターモデラーにはランディングギアのほうがなじみ深いですが、飛行機の車輪やサスなどのこと日本語では主脚というらしいです。
- 下地:クレオス ブラックサーフェイサー
- 後輪緩衝支柱:スパークリングシルバー
- タイヤ:クレオス ブラックサーフェイサー
- ホイール部:タミヤ フラットアルミ
- 下地:クレオス ブラックサーフェイサー
- 緩衝支柱:タミヤ スパークリングシルバー
- サス部:タミヤ チタンゴールド
サスのインナーシャフト部はチタンゴールドですが、タミヤからついにラッカー塗料が発売されて非常に模型が作りやすくなりました。タミヤのラッカー塗料は質もよくすっかりファンです。
キャノピーの塗装
キャノピーは飛行機模型の塗装でも難易度が高く、その仕上がりが最終的なクオリティにかなり影響する部分です。車の窓枠塗装と同じですな。
気合入れていきましょう!
STEP1:マスキング
まずはマスキングから…ってこの作業のクオリティで仕上がりの9割が決まるんですが(笑)
- タミヤのマスキングシートを窓一つ分より大きい範囲でカットして貼り付け、窓とフレームの段差に沿ってシャープペンシルでなぞって馴染ませます。
- 新品のナイフを使ってシャーペンでつけた線に沿ってカットします。これをすべての窓で繰り返すのみ。
ポイントはシャーペンでしっかりとなぞることとナイフは新品を使うことです。
ナイフはノリが付くと切れ味が落ちるので、切れないと思ったらシンナーなどで刃先を拭くとノリが落ちて切れ味が回復します。
まぁこの作業はほぼ根性でやるしかないので頑張りましょうとしか言えません(笑)
ちなみにどうしてもやってられないという方は社外品で下のようなマスキングシートが売っていますので購入するのも手ですよ。
僕は今回初めての飛行機模型ということでマスキングも体験したかったので普通にやりましたが、今作るなら絶対これ買います(笑)
STEP2:塗装
- 機体色
キャノピーの枠は機体色です。本体の塗装で作った色がある場合は取っておきましょう(今言うんかい)。
STEP3:マスキングはがし
ピンセットでマスキングを丁寧に剥がしていきます。
うまくできてました…よかったよかった。
マスキング剥がしにはついついナイフなどを使いたくなりますがクリアーパーツにナイフが当たると傷になるのでピンセットを使いましょう。
僕のおすすめはgootの丸口タイプ。パーツを傷つけにく掴む面が広いのでマスキングテープが剥がしやすいです。
エンジンの組み立て
塗装したエンジンパーツを組み立てていきましょう。
取説通りに組んでいきます。
月光自体は2004年に発売されたキットなので結構な年数が立っていますが精度よく組みあがります。まぁ20年弱前だからといってスムーズに組めないスケールモデルなんてそうそうないですが(ウソつけ、結構あるぞw)
エンジンを主翼に取り付けます。今思えば機体色で塗ったエンジン本体は最初から主翼に取り付けて塗装しておけばよかったな。
接着しろがあまりないので瞬間接着剤などでは取り付けにくいです。ここはプラセメントか2液タイプのエポキシ接着剤でガッチリくっつけておきましょう。
エンジンのグラデーション塗装が良い感じです。ここはベタ塗りより絶対効果がありますよ!
デカール貼り
日の丸は塗装で再現できましたが撃墜マークや機体番号はさすがに無理なのでおとなしくデカールを貼ります(笑)
デカールは薄くソフターを使うと切れやすいので、できる限り水のみで貼るのがおすすめです。
なんでこんなことを言っているのかというと、デカールを貼るときにソフターを使って一部破いてしまったからだよハッハ(幸い機体番号のところだったので白塗料を筆塗りして修正したw)
ステップ部の部分塗装
コックピットに搭乗する際に足を乗せるステップを塗装します。
- 下地:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック
- 塗装色:ガイア ジャーマングレー グラデーション
- トップコート:クレオス スーパースムースクリアー
塗装面積は狭いしグラデーション塗装なのでマスキングは写真のように狭い範囲で十分ですよ。
こうしてみると各部のグラデーション塗装の効果が分かりやすいです。
特に黒系はグラデーション塗装の効果が薄そうに見えて意外と効果があるのでぜひ挑戦してみてください。
黒を黒で塗らないところに良いスケールモデル完成の秘訣があると思います!
次回は仕上げ編
次回は今回塗った主脚やキャノピーを組み込んだりウェザリングを施して完成させます!
製作レビュー記事一覧はこちら
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今回作製しているキット
この青竹色の見ごたえあるコクピットが楽しめるのは月光だけ!