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タミヤ 1/48 中島 夜間戦闘機 月光 11型甲 製作記05 ウェザリングと仕上げ

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前回の投稿でエンジンや小物、キャノピーの塗装を行いました。

細かい作業が多かったですが、塗装や塗分けが綺麗に決まると仕上がりは抜群に良くなるハズ…今回は前回塗った小物の組み付けと本体のウェザリングを行い完成させていきましょう。

目次

ウェザリングをしよう

チッピング

塗装が剥がれ下地の金属地が露出した状態を塗装で再現することをチッピングと言います。

ネットで日本軍の戦闘機の写真を調べると結構派手に塗装が剥がれています。

正直こんなに塗装が剥がれるの?と思わなくもないですが、当時の日本軍は質の悪い塗料しか用意できなかったり、軽量化のため塗装を薄くしていたため、触ると塗装面が剥れるなんてことはしょっちゅうだったそうです。

それでも戦いが終わると日の丸だけは綺麗に塗りなおされたらしいなんて話を聞くと胸が熱いですね(単に敵味方識別のためかもしれませんが)

塗装レシピ
  • ハゲチョロ:タミヤ ラッカー フラットアルミ 筆塗り

ということでそんなお国柄などを想像しながらハゲチョロを施します。

ゼロ戦のように使い込まれることの多かったであろう機体ならハードなハゲチョロが似合いそうですが、月光はそんなに激しく汚さんでもいいだろうと、少々控えめにやっています。

主翼左側の付け根はパイロットが乗り込むためのステップ部なので、ほかの箇所より強めにハゲチョロ塗装をするといいでしょう。自分が機体に乗り込むならどこを触ってどこに足をかけるかを想像しながら塗装を剥がしていくとリアルに仕上がると思いますよ。

塗料はタミヤラッカーのフラットアルミを使いました。面相筆でちまちまと塗装します。

普段ならエナメルの方を使うことが多いですが、この後にウォッシングなどの汚し作業が入るので、塗料が溶けないラッカーを使っています。

ウォッシング

グッと使用感がでるウォッシング作業です。

塗装レシピ
  • タミヤ エナメル ジャーマングレー + フラットアース

太めの面相筆を使ってバシャバシャと汚していきます。

飛行機の進行方向に向かって(この場合だと主翼の前側から後ろ側に向かって)筆を動かして塗っていくといいでしょう。

エナメル塗料はジャーマングレーとフラットアースを混ぜたものを使用しました。これは飛行機模型的セオリーではなく、自分が良くやる雨だれ汚れなどを再現するときに使っている塗装レシピです。

乾いたらエナメル溶剤かライターオイル(ナフサ)を使って拭き取っていきますが、この時も進行方向に向かって拭き取っていくとリアルに仕上がります。

仕上げの組み立て

汚しもできたので小物パーツを組み込み完成させましょう!

降着装置(ランディングギア)の組み立て

前回塗った車輪関係のパーツを組み立てます。接着剤がはみ出すと悲しいのでWAVEの2液エポキシを使用。

がっちりと接着。

この後輪すこしシンプルな造形ではありますが、しっかりがっちりと接着が決まるのはさすがタミヤですね。

車輪を格納した際に閉じるパネルも忘れずに接着しておきましょう。

前側の降着装置も接着。

こちらもスリットに差し込むようにガッチリと接着がきまるのでかなり安心した仕上がりになります。

ところで裏面のパネルラインが白っぽく汚れていますが、これはクレオスのウェザリングカラーのグレイッシュブラウンを使った痕跡です(笑)

製作前に勉強用に買った例の雑誌のおすすめウェザリングマテリアルに紹介されていたので使ってみましたが、妙に白っぽいし油彩ベースで全然拭き取れないのでガックリです…僕レベルにはエナメル塗料がちょうどいいです(笑)

やっと自立したぞ!

うおおおかっちょいい!!

プロペラの取り付け

取説通りプロペラを組み付けてエンジンに取り付けます。

ポリキャップで差し込むだけでプロペラは自由に回転できます。ところで双発式(エンジン2個)のプロペラって左右で連動しているんでしょうか?左右でプロペラの位置が違った状態で展示しているとやっぱ素人なんですかね(笑)

窓の取り付け

機体底面には窓があります。

そういえば仮組の段階でちゃんとはまるか確認してなかったけどちゃんとはまりましたあぶねぇ(笑)

接着はセメダインのハイグレード模型用を使っています。もうこれがないとクリアーパーツは付けられません。

斜銃の取り付け

月光を月光たらしめたともいえる斜銃を取り付けます。

この斜銃もがっちりと搭載できるのであまり心配はないと思います。

銃身が傾かないようにまっすぐ取り付けるのがミソです。

斜銃にアクセスするためのハッチは開閉選択できますが、僕は開状態で組みました。

キャノピーの取り付け

さていよいよ画竜点睛のキャノピー取り付けですぞ。

キャノピーも開閉選択できます。

僕は斜銃のハッチを開けたので、この機体は停止状態ということでキャノピーも開けた状態で組むことにしました。

アメリカに保管されている月光の写真を確認したところ、キャノピーを支える支持棒がついていたのでWAVEの0.3mm真鍮線を瞬間接着剤で芋付けして再現してみました。

1/48なのでこんなもんでも結構いい感じです。

プライマーを塗布して支持棒を筆塗りして完成です。結構ガッチリ仕上がりました。

この棒が入るだけで情報量が増してグッと良くなりますね!

キャノピーを接着しました。

この接着作業もセメダインのハイグレード模型用を使用。

接着後はパイロットが手をかける場所が分かるので、そのあたりを中心にハゲチョロを追加しました。

これで本体は完成ですが最後にもう少しいじっておきましょう。

最後のディティールアップ

アンテナ線の追加

機体裏面に出る2本の棒はアンテナでその間には本来アンテナ線があるので再現してみました。

使用したのはモデルカステンのストレッチリギング0.6号。

飛行機模型や船の模型はこのリギングワークが結構キモらしいです。月光は1本で済むので練習にもいいかも(笑)

ストレッチリギングはかなり伸びる細い糸(樹脂製?)でアンテナ線でもピンと貼れます。

0.6号ほど細いものはモデルカステンくらいしか売っていないので、ちょっと高いですがおとなしくこれを買っておくとよいでしょう。

タイヤの潰れ再現

最後にタイヤが車体の重量で潰れた感じを再現して完成。これは別のHowto記事にしよう(9/26追記:記事書きました↓)

ウェザリングもタイヤの奥まった部分を強めに汚して雰囲気を出しています。

ということで月光完成~!

完成レビューはこちら!

写真たっぷりでキットの魅力をご紹介!

製作レビュー記事一覧はこちら

この記事から各製作記事にアクセスできます。

今回作製しているキット

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