2017年にInstagramでバイク模型を作っていたところ、多くの方から「バイク模型の作り方はわからないし難しそう」というコメントを頂きましたので、当時タミヤから発売したばかりの新作キットであるカワサキH2Rを使用した詳細製作POSTをしていました。
いまでは自分のブログも所有するようになりましたので、当時のPOSTをさらに詳しくブログにまとめようと思います。
前置きはさておきさっそく進めていきましょう~!
こんな感じで仕上げます
先に今回作製する完成見本をお見せしちゃいましょう。
トリックスターH2Rを意識したパールホワイトカラーのH2Rです。
キットを丁寧に素組みしてほんのちょっとだけディティールアップ。あとは塗装にこだわって仕上げました。
H2Rは車体のあちこちにカーボンが使われていますが、その再現は難しいのであえてオリジナルカラーにしています。
今回の記事はこの完成状態までに持っていくまでを写真たっぷりで公開します。
H2R自体の難易度
組み立てるだけなら簡単、きちんと仕上げると大変
タミヤのH2Rの難易度はいかほどかと聞かれると、上記のような回答になります。
比較的新しいキットなので精度も強度も組み立てやすさも十分。組み立てるだけならそんなに悩む必要はありません。
ただ実車はリアホイールに星型の切削鏡面加工が施されていたり、あらゆる箇所にカーボンパーツが使われていたりしますので、それをちゃんと再現しようとするとグッと難易度の上がるキットです。
今回はこの難しいカーボン柄の再現をオリジナルカラーの塗装でパスすることにして、あとは丁寧に作ることにしました。
工作は適度に取捨選択してまずは完成させてみましょう!
バイク模型の制作順序は?
戦車模型は一旦すべて接着、飛行機は中身を塗ってから胴体を貼り合わせ…などど色々製作セオリーのあるスケールモデルですが、バイク模型はどのように作ればいいのでしょう?
基本的に取説通りでOK
研ぎ出し用のクリアーを乾燥させる時間を取るためにカウルから製作される方もいますが、バイク模型は基本的に取説通りの組み立て順でOKです。
むしろ取説を無視して組んでいくとマフラーなどが取り付けられなくなったりしますのでご注意ください。
ということで早速順番に作っていきましょう。
記事では詳細にキット製作方法の解説を心掛けていますが、さらに詳しく作り方を学びたい方には下記の本がおすすめです。
こちらのムック本はバイク模型の中でも一般車両を中心に解説してあるので、今回のようなキットにも適用できるHowtoが多くて使えます。
僕もこの本を購入してだいぶ勉強しました
最初は仮組からはじめよう
ここ5年くらいに発売されたタミヤキットなら仮組不要といってもいいくらいに精度は高いですが、仮組しておくと手を入れたり抜いたりするべきポイントが見えてきたり、塗装後に組み込む際のシミュレーションができますのでやっておいて損はありません。
仮組には接着剤を使わずマスキングテープを使ってパーツを固定していきます。
この写真の段階で取説5番まで仮組しましたが特に問題になりそうなパーツの接触や組みにくさはみられません。
アンダーゲートがところどころにありますので取説を確認しながら模型用ニッパーやナイフでキレイにカットしてください。
仮組時に確認しておくべきポイント
接着面どうしはキレイにパーツが密着するか
バイク模型は基本的に接着剤を使用しますので、接着面が密着するか手でパーツを合わせて確認しておきましょう。
パーツを合わせたときに隙間があったりすると接着剤が上手く流れず接着不良や見た目の悪化に繋がります。
接着面が上手く密着しない場合は接着面を紙やすりで慣らして平らにしてあげると良いでしょう!
組み立てたパーツが正しく組み込めるか
エンジンブロックはフレームに挟むように取り付けますが、塗装する前にパーツを仮組して取り付けシミュレーションをしておくと本番で失敗して塗装を欠けたり痛めたりする心配がありません。
最近のタミヤキットであれば無理矢理取り付ける構造にはまずなっていませんが、パーツの取り付け順序はありますので、説明書を確認して接着するパーツの順序も見ておきましょう!
次回はエンジン組立編!
次回はエンジンを塗装し組み立てていきます。さっそくワンランク上に仕上げる塗装と工作を紹介しちゃいますよ!
製作レビュー記事一覧はこちら
この記事から各製作記事にアクセスできます。