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RG ガンダムアストレイ レッドフレーム 改造・改修編

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前回の記事で仮組みが完了しましたので、今回は改造と改修を加えます。

改修と言ってもあまり難しいことはやりません。元々出来の良いキットですからね。

目次

フェイスの加工

Instagramで海外のフォロワーさんから「RGは設定画とフェイスが違う!MGのフェイスが好みだ!」とコメントを頂きました。

かず

みせてもらおうかHGのフェイスとやらを

引用元:プレミアムバンダイ

たしかに違いますね。

MGの顔は中央部の白い部分の張り出しており武者感がありますが、その部分がないRGは馬面…もしくはカンガルー的な顔立ちに見えます。
おかげで顔が縦長に見え、結構印象が変わっています。

逆にRGはクチバシ(?)が短く、MGはかなり長いですね。

MGの形状のほうが好みなので、ここは改修することにしました。

フェイスの改造

フェイスパーツ(C9)の両側面にプラ板を黒瞬着で貼り足し横方向に延長し、延長したパーツが干渉しないようにクマドリ側(A17)を削ることでフェイスの白い部分を大型化します。

というわけで完成した姿がこちら。

←加工前 加工後→


同時にアンテナをこれでもかというくらいシャープに削っておきました。アストレイはアンテナがピンピンなほどカッコいいと思います。

うん。こちらのほうがカッコいいですね。
僕は基本的に設定画に合わせた造形が好みなので、コレでバッチリです。

さらにクチバシ部もプラ板で延長しておきました。

インスタでコメントをくれたフォロワーさんからも、「それだよそれ!」という感じで喜んでもらえました。よかったよかった。

ちなみにシャープ化作業は下記のヤスリスティックソフトで行っています。

このソフトタイプのスティックヤスリは削り心地もよく形状や先を尖らせる加工の微調整にも大変使いやすく僕のイチオシヤスリです!

各部のシャープ化

かず

ぶっちゃけ現代のHGってシャープ化するだけでOKだよね

僕は普段から割とガチでそう思っています(笑)

RGが組んだだけでどことなくカッコ良く見えるのは、情報量の多さだけでなくパーツがHGよりも少しシャープだからだと思うのですよ。

というわけで、組むだけで充分尖っているRGですが、安全面や強度面で断念されている角がいくつかあるので、そこを尖らせていきます。

肩のシャープ化

肩のシャープ化

肩の先端にプラ板を大きめに切って黒瞬着で貼り付け、硬化後に先ほど紹介したヤスリスティックで少しずつ形状を整えます。

出来上がた写真がこちら。

肩の先端が尖っています

できました。
わずかな違いですが、シャープ化によりパリッとした仕上がりになりました。
黒い線が入っている箇所がプラ板と本体の接着面です。

シャープ化する際はプラ板と部品の接着面積をある程度確保しておかないとすぐに折れちゃいますので、接着面積の少ない部品は部品側をカットしてプラ板の接着面を確保しましょう。

かず

あとはヤスリを優しくそっとかけるのがコツ!

その他、スネにある羽状のパーツなどチマチマシャープ化してあります。

接着剤に関しての補足!

この時の延長加工にはWAVEの黒瞬着を使いましたが、最近のオススメはガイアノーツの瞬間カラーパテです。
こちらのほうが接着強度が高く切削作業もやりやすいです。

黒瞬着や瞬間カラーパテは瞬間と名前が付いているものの自然乾燥では数分~数十分放置しないと固まりませんので、硬化促進剤の利用をオススメします。

アンクルアーマーのスジボリ加工

アンクルアーマーは左右で分割されているのですが、その合わせ目が左右ともに正面から見て左側に寄っているせいで見た目に違和感があります。

しかし合わせ目を消してしまうとアンクルアーマーが外せないので、ここは右側に同じようなスジボリを追加して見た目を揃えることにしました。

スジボリ追加

足りないスジボリをケガキ針とラインチゼルで合わせ目と同じ太さで彫ります。

ついでに合わせ目もラインチゼルでなぞっておけば、追加したスジボリと同じ見た目になるのでより違和感がなくなりますよ!

出来上がった写真がこちら

見た目が左右共通になったので合わせ目が出ても違和感がなくなっています。

アンクルアーマーは同様の分割構造が他のガンプラでも良く採用されているので、このスジボリはオススメの加工です。

今回スジボリに使ったラインチゼルはもはや群雄割拠となったスジボリツール界隈の中でも比較的安く買えるので(特に替え刃が)、一本持っておくと便利ですよ。

かず

上記のチゼルは0.3mmの刃物が付属していますが、別途0.1mmか0.15mmの刃物を購入するのがオススメ!
ガンプラのスジボリにぴったりです。

ガーベラストレート(太刀)の加工

鞘の合わせ目処理

鞘の段落ちモールド加工

ガーベラストレートの鞘の赤い部分(D28、D29)に合わせ目が出ますが、この部品を差し込む鞘の白い本体部分(D23、D24)は合わせ目を段落ちモールドにして目立たなくしてあるので、それに合わせて(D28、D29)にも段落ちモールドを彫りこみます。

段落ちモールド加工に使用したのは、スジボリ堂のBMCダンモ。

高額な工具ですが、手軽に段落ちモールド加工が行えるのでガンプラにかかなり使える工具です。

というわけで加工し終えたガーベラストレートはこちら

赤い部分が段落ちになっています

段落ち加工をするこで見た目が良くなるほか、分解できるので塗装時の塗り分けも不要になりました。

刃のシャープ化とメッキ落とし

先ほどのの写真を見てもらえば分かりますが、クレオスの薄め液とキッチンハイターを使ってメッキを剥がしておきました。

折角のキレイなメッキなのですが、刃先のシャープ化とゲート処理を優先させたかったので、一旦剥離しメッキ調塗装で復元することにします。

肩の可動範囲拡大

MSジョイント全般にいえることなのですが、肩の後方向の可動範囲が少なく胸を張る(肩を引く)ようなポージングが取り辛いので、見えない範囲でジョイントを加工して後ろに反れるようにしてみました。

上:ジョイント一部カット
下:加工により肩を後ろに引けるようになりました
肩の可動範囲拡大加工

上の写真のようにMSジョイントの一部をナイフでカットすると可動範囲が広がります。

肩アーマーや胴体を組みながら加工面が外から見えないように少しずつ削りましょう。

かず

この加工で肩を引き胸を張るポージングが可能になります!

シールド位置の変更

仮組編でも書いてましたが、最近のRGはシールド上端の位置が肩より低いことが多く、僕の好みではありません。

そこでシールド取り付け用のMSジョイントを加工して位置を変更してみました。

見比べてもらえば一目瞭然ですが、右側の加工後のほうがシールドを自然な位置で構えているように見えませんか?

こちらのほうが断然見た目が強そうですよねぇ。

シールド用MSジョイントの加工

MSジョイントの赤い部分からボールジョイントを切り離し、その間をつなぐプレートをプラ板より製作。

プラ板の上端に切り離したボールジョイントを取り付け、ネオジム磁石と金属棒でプレートとMSジョイント本体を接続しています。

ネオジム磁石は金属棒が仕込めるハイキューパーツの穴開き磁石を使っています。コレかなり使えます。

以上で改造・改修は完了です!

出来が良いので各部のブラッシュアップ程度の改造を中心に行いました。

次回は塗装編!

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