RG ガンダムアストレイレッドフレームの全塗装製作レビューです。
まずはキットを開封し仮組を行っていきます。
ところでガンダムアストレイレッドフレームって?
ガンダムアストレイはガンダムSEEDシリーズのアナザーエピソードである「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」の主人公「ジャンク屋 ロウ・ギュール」が乗るMSです。
ヘリオポリス崩壊の際にロウが発見してから愛機となりました。
その後はMS用の打刀「ガーベラ・ストレート」を手にし、ガンガン活躍していくのですが…(僕はアナザーや雑誌企画に弱いので)詳しい話は原作を読んでください(笑)
MS+刀の組み合わせがウケたのか、海外では大人気のMSです。
実際これを手に取った理由のひとつがインスタグラムの海外フォロワーさんから作ってみてほしいとオファーを受けた為です。
まぁ、そんなこんなの前置きは置いといて、箱の中身を見ていきましょう。
箱の中身
箱絵はいつものRGスタイルです。毎回カッコいいのでRGのパッケージはお気に入り。
ランナー構成
A:イロプラ PS
B:イロプラ(MSジョイント)ABS、PP
C:ホワイト PS
D:レッド PS
E:ダークレッド PS
F:ダークレッド ABS
G1:ダークグレー PS
G2:シルバーメッキ PS
H:ライトグレー PS
I:ゴールド(非メッキ)PS
シール類
リアリスティックデカール1枚
早速仮組していきますよ!
本体の仮組
フレームの組み立て
早速フレーム(MSジョイント)を組み立ててみました。基本的に取説の順序は無視です(笑)
すっごい霜降り肉みたいだ…
MSジョイントはABSとポリプロピレン(PP)でできていますが、ガイアのマルチプライマーなどを塗れば塗装も可能です(動かして擦れる部分は剥がれてしまいますが)。
ただ今回のようなツートンフレームだとエアブラシでの塗分けは難しいですね…。
しかしレッドフレームは外装が少ないせいもあり、このフレームパーツが外部に露出してきますので、今回はトップコートでツヤを整えて対応しようかと思います。
MSジョイントは金型から離型する段階である程度ゲート処理されているのですが、そのゲート痕が割と目立つのと、基本的にセンターにパーティングラインが走っているパーツなので、それらナイフなどをつかって処理しておきます。
しかしMSジョイントってどういう金型の構造なんですかね~
脚部の組み立て
ガンプラは立たせながら下から組んでいく派なので脚部から進めます。
素晴らしいパーツ分割で複雑な色分けが完全再現されてます。
昔のアストレイの色の足りなさを知るものとしてはガンプラの進化に涙がでます(笑)
ちなみにホワイトとレッドはこれまでのRG同様に二色ツートンになっています。
パーツはニッパーで二度切りしたあと、ヤスリスティックの#600と#800で処理します。
アンダーゲートが多いので説明書をよく見てゲート処理しましょう。
塗装や改造をするための仮組なので、組んだ後は分解できるようにしておかなければなりません。
そのため各部のダボ穴をその穴径よりわずかに広いピンバイスを使って広げながら組んでいます。
ピンバイスは消耗品なので、Amazonなどで売っている値段の安いドリルセットでOKです。これが中々あなどれません。
胴体の組み立て
腰部と胸部のパーツ構成は下記のようになっています。
腰部はスカート部をMSジョイントに挟み込む箇所(E12とA7やE13とA8など)がありますが、ここを仮組する際にピンを切りすぎると、パーツが外れやすくなってしまいますので、ほどほどにやるか最終組み立てには接着剤を使いましょう。
またリアアーマーのA9、E6の挟み込みはA9のピンにマイナスモールドが彫られており、組み立て後に丸見えになりますので、ピンは切り落とさないようにしてください。
RGはこういうパーツが多いので(特に腰裏や肩裏に)、仮組前にピンをよく確認したほうが安心です。
先ほど紹介したようなピンバイスで穴側を少し広げてあげるとピンを切らずに後ハメが可能です。
E8とC6のはめ込みも一度はめ込むと分解しにくいので、E8の側面を削るか、C6のはめ込み用リブを斜めカットしておきます。
コクピット開閉機構を再現するためにヒンジ(E13、D1、G1-14)部は一度はめ込んでしまうと外せなくなる可能性がありますので十分に調整を加えるか、外せなくなるのが不安な方は組まずに進めてもらってよいかと思います。
仮組をした結果パーツのスレや干渉など特に問題はなかったのでご安心ください。
同様にバックパックを接続するF7、F6のヒンジ部のはめ込みも注意してください。
バックパックの組み立て
腰部と胸部のパーツ構成は下記のようになっています。
パーツ点数は少なめですが、シャープな形状に色分けもきっちり。良いですね。
ただ、構造的にどうやっても後ハメができませんので、バックパックの合わせ目は甘んじて受け入れるか、マスキングを駆使して塗らなければなりません。
マスキングは苦手なので僕は合わせ目丸出しを選びましたw
RGは武器の合わせ目もあまり目立たず組んでいて気持ちがいいのですが、なぜかバックパックに合わせ目が出るキットが多いですね(笑)
腕部の組み立て
腕部のパーツ構成は下記のようになっています。
こちらも脚部と同じようにピンを落としながら仮組しています。
肩のハメ合わせが気持ちよくてステキ。
前腕部はMSジョイント(フレーム)が丸出しになるので、前方から見たときにゲート跡が結構目立ちます。気になる方はしっかりと処理してくださいね。
頭部の組み立て
頭部のパーツ構成は下記のようになっています。
こちらもさすがのパーツ割で色分けやセンサー部が再現されています。
アンテナも十分シャープですが、アニメや雑誌作例ではもっとギンギンに尖っていると思いますので、さらにシャープに削り込みたいと思います。
ちょっと顔つきが設定画や他のキットと違うような…
ネットでもちらほら上記のような感想を見かけたので調べてみたのですが、RGのレッドフレームは結構馬面が強調されている造形のようです。
ここはちょっとシャープになるように手を加えたいですね。
武器の仮組
ビームライフルの組み立て
ビームライフルのパーツ構成はこのようになっています。
少ないパーツ数ですが再現度は高く段落ちモールドも施されているので、組み立て後も合わせ目は目立たなくなるよう配慮されています。
写真は可動指で持たせていますが、専用の武器持ち手も付属します。
ガーベラストレートの組み立て
ガーベラストレートのパーツ構成はこのようになっています。
刀のメッキパーツのゲートは特に慎重に処理しましょう。
刀のメッキパーツの質感が大変すばらしいのですが、刃先などの見える部分にもゲートがあるので、ヤスリではなくナイフでそぐように削りメッキ剥がれを最小限に抑えましょう。
刃の部品には波紋まで見えるのですが、これは波紋の部分をシボのようなモールドで成型し、その後にメッキを施すことでシボのない部分と反射の質感を変えて再現してあるようです。
このコダワリすごいなぁ…
ガーベラストレートは当初「刀」扱いだったのですが、ある時から「太刀」に変更されました。
それに合わせて設定画とプラモで帯刀の時の刃(鞘)の向きが違っていたりします。
ちなみに菊一文字は同名の刀が実在しており通販でレプリカが買えます(笑)
シールドの組み立て
シールドのパーツ構成はこのようになっています。
こちらも少ないパーツ点数ながら色分けはバッチリ。
昔ガンダムのシールドにある連邦マークの塗り分けに涙した子供達もにニッコリ。(って今じゃ当たり前か)
ただ個人的にRGのシールドマウントに使われるジョイントパーツ(MSジョイントの一部)はシールドの位置が低めになることが多くあまり好みではありません。
気になるようなら改修を加えたいと思います。
仮組完了!
というわけで仮組が無事完了しました。
特に組立てにくいところはなくいいキットです。
初期のRGでありがちだったポロリもほとんどないので、素組み派の方にもオススメですね。