前回の投稿で改造も終わり、今回はHMMライガーゼロの塗装に入ります。
このキットはパーツの造形が非常に優秀なので、素組みでも大変見栄えが良いです。
つまりどういうことかと言うと、「塗装するだけでさらに数段カッコよくなる」ワケですね~。
マジです
では早速塗装していきましょう。
塗装前にパーツの洗浄
仮組編では組立前に離型剤を除去する目的でパーツを洗浄しましたが、今回は組み立て中に素手で触って付着した油分や、ヤスリがけをしてホコリまみれになったパーツをキレイにする目的で洗浄を行います。
今回も超音波洗浄機にパーツをほうり込んで2~3回洗浄しています。
以前は中性洗剤を超音波洗浄機の中に数的入れてパーツを洗っていましたが、最近は洗剤が塗装の定着を弱めているように感じたので水のみで洗っています。
パーツを洗浄し終えたらドライブースで一日乾燥させておきました。
塗装します
いつも通り塗り分け等の影響がなさそうなマイナーなパーツから塗っています。塗装する部品が多いと気が滅入るので、塗装点数が少ない色から片付ける知的な作戦です(大ウソ)
ライトブラウンの塗装
- 本体色:ガイア 217 タン + ガイア クリアーレッド + ガイア ニュートラルグレーV
- トップコート:ガイア Exフラットクリアー
ショックカノンとお尻のパーツはライトブラウンで塗装です。
ガイアの217タンをベースに041クリアーレッドで赤味をプラスして075ニュートラルグレー5で明度を落とす感じで調色してみました。
塗装後はタミヤのスミ入れブラウンでスミ入れしてからEx04フラットクリアーでトップコート。
ミディアムブルーの塗装
ミディアムブルーのパーツはガイアの062ミディアムブルーがドンピシャだったのでそのまま使用。
- 本体色:ガイア ミディアムブルー
- トップコート:ガイア クリアー + 雲母堂 AGパール
折角なので試しに買ってみた雲母堂のAGパールでトップコートしてみました。
ミディアムブルーにわずかにパール粒子がきらめくので独特な質感に。
パールコート後はタミヤのスミ入れブラックでスミイレしてからEx04フラットクリアーでコートして完成。
パールコートはフラットコートすると見栄えや色味が変わります。
どう変化するかは元の色によって様々なので試してみるしかないのですが今回はつや消しなのにパール粒子でわずかに輝くなんとも言えない良い感じに仕上がりました。
ゴールドとシルバーの塗装
キバ、ツメ、シリンダーはゴールドで、シリンダーのロッドはシルバーで塗装します。
- 下地:ガイア アルティメットブラック
- 本体ゴールド:クレオス スーパーゴールド
- 本体シルバー:ガイア Exシルバー
- トップコート;ガイア クリアー
Kランナーは塗装済みなのでクレオスのうすめ液で剥離してから塗装しています。
下地をアルティメットブラックで塗装して黒い表面を作ってから、ゴールド部分はMr.カラーのスーパーゴールドを、シルバー部はExシルバーを塗装しました。
シリンダーの塗り分けは細切りしたマスキングテープでマスクしてから行っています。
スーパーゴールドはしっとりと落ち着いた金色でキャラクターモデルで目立ちすぎない金塗装を行いたい時にもぴったりです。
ホワイト、関節グレーの塗装
部品点数の多いホワイトの塗装です。頑張りましょう。
- ホワイト:レディッシュウォームホワイト
- 関節グレー部:ガイア ニュートラルグレーV
- トップコート:Exフラットクリアー
取説の作例はブラウン系の下地からグラデーション塗装しているか、基本塗装の上からブラウン系のシャドー吹きで陰影をつけているように見えます。
アニメのライガーは結構真っ白だったイメージがありますが、作例の色味が気に入ったので白い部分は少し赤味を含んだガイアのバーチャロンカラー43レディッシュウォームホワイトをチョイス。
関節色の方は真っ黒だと味気ないのでニュートラルグレーVを選びました。
上の写真はホワイトとグレーを塗装して組み上げた状態です。
レディッシュウォームホワイトの質感に黒すぎないニュートラルグレーVがほどよくマッチしてくれました。
レディッシュウォームホワイトはグレーサフの下地だと発色させるのが少々難しく、塗りすぎるとそこだけ赤っぽくなってしまうので塗装が難しいです。
また、白味と赤味が分離しやすいので、長時間塗装する場合は時々うがいをしてあげてカップ内の塗料を攪拌するのがオススメです。
ニュートラルグレーVは隠蔽も発色も大変良好なので黙々と塗装していきましょう(笑)
レディッシュウォームホワイトのパーツはタミヤのスミ入れグレーでスミ入れしてからEx04フラットクリアーでコートしています。
ニュートラルグレー5で塗ったパーツは特にスミ入れは行わないで、そのままEx04フラットクリアーでコートしています。
関節キャップの赤
関節キャップの赤色、写真を撮っていたはずなのですがどこかに行ってしまいました…
- 関節キャップ:ガイア ブライトレッド + マホガニー
クリアーパーツのオレンジ
元々クリアーオレンジで成型されていますのであえて塗装していません。
クリアーパーツは塗装すると色ムラが原因で透明度が落ちることもありますので問題なければそのまま使うのが一番です
部分塗装
フレームパーツはワンポイントで部分塗装を加えます。
ガンプラではめったにやりませんが、ゾイドだとやりたくなる不思議。
おそらくモールドの違いでしょう。
ゾイドのほうが塗りたくなるようなボルト等のモールドが多いのです
- ボルトヘッド:クロームシルバー
- お尻のバーニア:ゴールドリーフ
写真のようにパネルラインやボルトにエナメルのクロームシルバーを面相筆で筆塗りしていきます。
エナメルのメタリックは置くように塗るのがコツです
エナメルのクロームシルバーは食いつきが悪いのですが、下地をつや消しにしておけば塗装の剥がれに強くなります。
はみ出して塗ってしまうと拭き取りが非常に大変なので(メタリック粒子がつや消し面に染み込んで取れなくなってしまう)、塗装ははみ出さないように一発で決めていきましょう~!
お尻のバーニアはゴールドリーフで塗装し、足回りのサスペンションのスプリング内部(隙間)はフラットブラックで塗っておきました。
塗装完了!
パーツ数は多いですが塗装色はそんなに多くなく部品の分割も優秀なので、塗り分けが必須なのは脚部のシリンダーくらいで難しくはありません。
次の項目で本体を組み立て完成させていきます。
最終組み立て
仕上げたパーツを組み付けていきます。
仮組みでスナップフィットのピンをカットしているので、瞬間接着剤をダボに点付けしながら組み立てています。
胴体の組立
塗装をすると塗膜により外装のはめ込みや関節の可動部が硬くなったりしてしまうので(特に塗装したABSは硬いし無理に組み付けるとストレスで割れやすいです)、そういった部分はヤスリで丁寧に付着した塗料を剥がしてから組んでいきます。
もしくは可動部にタミヤのFグリスを塗布して組むのもオススメです。
FグリスはガンプラRGのMSジョイントの可動をスムーズにするのにも使えるので一本持っておくと便利です。
素体の完成
がおーっと。素体ができあがりました。
バラッドに
「ゼロがあるだろ!ゼロのパーツが」by26話
って言われたくなりますね~。
リファインによりかなりスリム化されていますが特に違和感はありません。
ゼロアーマーをつければかなりの大ボリュームになりますしね。
ちなみにアニメ版のゼロは内部フレームの頬の部分が白色です。
単純に頬装甲(パーツ番号:A6,A9)を白くするだけだと、CASを組んだ時にちょっと変な感じになってしまうのですがアニメ派の人は塗り分けてみても良いかも!
外装(ゼロアーマー)の組立
外装を組んでいきます。
コトブキヤからはゼロのほかイェーガー、パンツァー、シュナイダーなどのCASが発売されており換装を楽しむ事ができます。
僕もCASの換装を楽しみたいのでばらしやすいようにアーマーのはめ込みを調整しながら組み立てています。
組立完了
というワケで組立完了!
すんげ~カッコいいです!!
完成レビューはこちら!
カッコいいライガーを写真たっぷりでご紹介!