タミヤの1/12 ドゥカティ 1199 パニガーレSを買ってきました。
このキットを買ったのは2016年9月27日ですね。
10年以上、高校生の頃ぶりのバイクモデルです。
まさか自分が社会人になって再びエアブラシを握ってスケモを作るなんて思ってもいませんでした。
久々に挑戦したバイク模型…楽しすぎて勢いで作ってしまいました。
10年ぶりのバイク模型、果たして上手く作れたのでしょうか?
今回は初めてのバイク模型に挑戦される方でもお手軽にできる作業が多いですよ!
1199 パニガーレS
このモデルは2011年に発売されたパニガーレSを作製することができます。
パニガーレSはドゥカティのキモともいえるL型ツインエンジン「スーパークアドロ」を搭載し、オーリンズの電子制御サスペンションやカーボンパーツなど最新鋭の技術、材料をてんこ盛りにして作られたスーパーバイクです。
派生モデルとしてパニガーレRという、さらにカーボンマシマシのハイエンドモデルもありますが、「もはやバイクはペーパーライダー」の僕には多くを語れないので黙っておきます(笑)
さっさと作っていきましょう。
まずは仮組みから
スケールモデルは仮組みが大事です。
最新鋭の3DCAD設計キット、ましてやタミヤ製ならなんら心配は要らないかもしれませんが、パーツ接着ののりしろの確認や塗装を傷つけない組立方法を確認するためにも仮組みは絶対にやっておきましょう~。
組立に接着剤が必要なキットを仮組みする場合は、細く切ったマスキングテープで貼り付けていく方法が簡単で確実です。
あまりに密なキットだとテープが邪魔で組めなくなるかもしれませんが、基本的にはテープで問題ありません。
こんな感じで仮組みしていきます。
ちなみに慣れているモデラーの中には、仮組みに瞬着を使用される方もいます。
ゼリータイプなど流動性の低い瞬着を極少量点付けして組んでいくのですが、一歩間違えるとガッチリ固定されて分解できなくなったりするので上級者向けです…(笑)
さらなる上級者(といえるのかは謎ですが)はキットを2個買いして、1個は未塗装で接着して組んでしまうという方もいます。
こちらはお金はかかりますが、確実にキットの問題点を見つけることができるので究極の方法ともいえますね。
ある程度仮組みしました。
特に心配するようなところはありません。
大事な所はネジ止めするようになっていて、組み上がったらカッチリ強度が出るところがタミヤバイクの良いところ。
スケールモデルはチマチマ塗りながら作っていくのが楽しいので、一旦ばらして塗装に入っていきます。
バイク模型の魅力はコツコツ完成させていけるところ
ガンプラだったら一度一気に最後まで仮組してから気になるところを改修し、全パーツまとめて塗装するのが一般的ですが、バイク模型の場合は全体もしくはユニットごとに仮組み、ディティールアップ、塗装をしながら進めていくのが一般的です。
一日に少しずつ塗装をしながら作っていけるので、意外と時間のないサラリーマン向きのジャンルとも言えますし、徐々に出来上がっていく姿を楽しめるのもバイク模型の魅力といえます。
一度ハマると楽しさ病みつき
ということで早速パーツを塗装していきましょう。
エンジン、マフラー、ラジエターの塗装
キットの塗装指示を参考にラッカー塗料をエアブラシ塗装していきます。
タミヤにしかない色もありますが、そこは似た色もしくは調色で補っていきます。
塗装したパーツ達です。
白と黒とグレーのパーツに塗装で命を吹き込む楽しさはスケモの醍醐味ですね~。
- メタリック下地:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- エンジンブロック:スターブライトジュラルミン
- ヘッド、クランク等のカバー:シルバー + スーパーゴールド
- ラジエター黒部:ガイア サーフェイサーエヴォ ブラック
- ラジエターフィン部:ガイア Exシルバー
- マフラー中央部:ガイア Exシルバー
- マフラー端部:ガイア ダークステンレスシルバー
- エキパイ:ガイア Exシルバー
メタリック塗料の下地と塗装でセミグロスブラックが指定されている箇所はガイアのサーフェイサーEVO ブラックで塗装しています。
個人的にスケールモデルを作る場合セミグロスブラックはほとんど使いません。
仕上がりに妙なツヤ感が出てしまいおもちゃっぽくなってしまうからです。
黒サフは最近のバイクフレームなどの黒塗装部や樹脂パーツに良く合い、セミグロスブラックは黒アルマイトのパーツや、古めのバイクの鋼管フレームの黒塗装、電着塗装の黒にぴったりです。
色々塗料を使い分けてみましょう!
エンジンブロックの仕上げと組立
塗装したパーツを組み立ててみました。
先ほどの塗装状態の写真よりかなりモールドが際立っているように見えませんか?
これはエンジンと各種カバーにタミヤのスミ入れ塗料ブラックでウォッシングを施しているからです。
エンジンブロックって実はそんなにメタリックメタリック(キラキラ)していません。
あまりにキラキラ仕上げるとエンジンの重厚感が失われてしまいます。
重厚感を増したい場合はフラットブラックでウォッシングするとキラキラ感が落ち着き、ウォッシングによりモールドに陰影が作くのでグッとリアルなエンジンに仕上がってくれますよ!
「自分のバイク模型は仕上がりが軽いんだよなぁ・・・」とお悩みの方はぜひエンジンウォッシングをやってみてください。
エンジンは細かい部分塗装がありますが、僕は部分塗装をエナメル筆塗りで塗装することが多いのでエンジンウォッシングは先にやっています。
タミヤのスミ入れ塗料を使えばいつでも簡単にウォッシングができるのでおすすめです。
ということで部分塗装も完了し、素晴らしいモールドの入ったシャープなエンジンが完成しました。
マフラーの取り付けと仕上げ
取説通りエンジンにマフラー取り付けました。
リアルで良い!!
さらにエンジンをモノコックフレームにマウントします。
少しずつバイクらしくなってきました。
エンジンとフレームの取り付けにはビスを使うようになっていて、かなりガッチリと組みあがります。
タミヤのバイクはこのビス止め組みが本当に素晴らしく、他社のバイク模型にくらべてかなり頑丈に仕上がります。
さらにマフラー周りにウェザリングマスターDの青焼け、赤焼け、オイルを使い焼き色を付けていきます。
パニガーレの純正マフラーは鉄ですので、そんなに青くならずにムラムラに茶色く焼けるようです。
実車写真をネットで検索して、色味を確認しながら全体的にウェザリングマスターを重ねていきます。
できあがりました。
次回は車体編
次回は車体の塗装と製作を進めていきます!