パーティングラインの処理
捨てサフを吹くとパーティングラインがとっても見やすくなりますのでしっかりと削り込んで処理しましょう。
パーティングラインの処理はヤスリスティックソフトがやりやすくておすすめです。
軽く削っただけで結構大きめの段差があることが分かります。
よく見るとこのパーティングラインボディ後端まで繋がっているので削る部分は多いですね。
パーティングラインが処理出来たら表面全体を神ヤスやサンドペーパーを使って処理していきます。
これにて処理は完了。しかしパーティングラインはほかにもあるので注意深く観察して削り込んでいきましょう!
面積の小さい部分、奥まった部分の処理
リアバンパーのナンバープレート周辺などは入り組んだ部分が多いので処理が難しい場所です。
こういう所はヤスリを折り曲げ、そのカドを使って削ると作業しやすいです。
ヤスリを折り曲げると厚みが増してコシが出るので細かく奥まった部分が処理しやすくなります。
ちょっと使い古いしたヤスリを使うとよりしなやかで作業しやすいですよ。
奥まった部分も折り曲げたヤスリをヘラのように使って削り込むと綺麗に処理できます。
パーツのエッジ処理
ボディのフチや裏側はほとんどのモデラーが見落としがちな部分です。
この部分を処理し忘れると研ぎ出しの時にカドを出しやすくなりがちです。完成するとほぼ見えない場所ではありますが忘れずに処理しておきましょう。
ここはエッジをわずかに丸めるようにRを付けてあげると研ぎ出しミスが劇的に改善します。
エッジを丸くすることで大事なエッジがダルくなることを懸念する方もいらっしゃるでしょうが、車のボディや樹脂パーツのエッジは必ず丸められていますので、少々Rがついているほうが自然なので気にしなくてOK。
ヤスリゴミの除去
ここまでガリガリやっているとボディには大量の削りカスが出ます。
そういうときは使い古した歯ブラシなどでゴミを除去してあげましょう。
いっそのことボディを水洗いしてしまうのが最も効果的簡単ですが、水分の拭き取りが面倒なのでその辺はお好みで(笑)
おさらい!ここまで使った技でほかの部分も処理してみよう!
さてさて、ここまで作業を解説しつつボディの側面と裏側まで表面処理が終わりましたぞ。
残りも同じように処理していきましょう。
ルーフ
まずはルーフから。ルーフには段差があります。
ここはサンドペーパーで全体を処理しつつ、中央の凹んだ部分は神ヤスなどのスポンジヤスリで削り込むと良さそうです!
そりゃー!
ついでにボディ右側面も成型したぞ!
ボンネット
ボンネットとフロントバンパーもドアパネルと同様に段差とヒケがあったのでヤスリで削り込んで平滑にしておきました。
サイドシル
サイドシルのパーツはヤスリスティックソフトと神ヤスを使って表面処理。
ホイールアーチの部分はボディと接着してから調整をかけるため捨てサフを残しておきました。
フロントバンパーのダクト
フロントバンパー内側はパーツの表面がざらついているので、ここは折りたたんだヤスリで処理しましょう。
捨てサフを剥がしてボディの表面処理が完了!
さてさて数々の作業を乗り越えてボディの表面処理が完了しました。
この作業を皮むきというモデラーさんもいます(僕も良くそう言います)。一皮むくと仕事した感あるよね。
裏面もシャキッと磨き上げられています。
こうやってヒケやうねりをしっかりと処理してあげればボディの塗装やツヤが歪みなく仕上がりワンランク上の仕上がりになりますぞ!
次回はまだまだボディに追加工と表面処理を加えていきます。根気がいりますが頑張って!
今回使ったヤスリ以外にも模型に使えるヤスリはたくさんありますよ!
当ブログ人気のヤスリ記事を読んで君も模型ヤスリマスターだ!
次回はボディや窓枠の塗装をシャープに決める方法を解説!
次回はボディ処理の段階でやっておきたい窓枠の塗装を楽にする加工を紹介するついでに、窓枠の塗装のやり方について全部語りますよ!
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今回作製しているキット
組み立てやすくてお値段も安め、カーモデルの入門にピッタリです。ノーマルZの後期型にも組めます!
おすすめHowto本
合わせて読んで頂きたいカーモデル製作のお勧め本です。作業動画のDVD付き!