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HG 水星の魔女 ガンダムエアリアル 基本工作&ディティールアップ

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目次

ディティールアップ

いよいよディティールアップに入っていきましょう。

段落ちモールドの追加

個人的にスジボリより好きな段落ちモールド加工を紹介します。

肩の段落ち(0.4mm)

段落ちモールドとは!?

平面のパーツに一段落ちたくぼみ(段差)を付けた部分のことです。

ガンプラ等でこの工作を行うと立体化感や密度感がアップします。

かず

スジボリより頭を使わなくていいのが自分的最大の利点(笑)

段落ちモールド加工はスジボリ堂のBMCダンモという工具を使って行います。

パーツの角にダンモを当てて引くだけで簡単に段落ちモールドが作れます。(コツは少々いりますが)

この肩の部分は段落ち幅0.4mmのダンモを使って加工しました。

ダンモを入れた肩パーツを付けるとこんな感じ。

一本段落ちが入るだけで立体感がプラスされますね。

膝の段落ち(0.5mm)

膝にも段落ちを入れてみました。

これはカッコいいからというよりこのカーブに段落ちが彫れるかを試したかったからなのですが…(笑)

ここはダンモの0.5mmを使っています。ダンモいいよダンモ。

ダンモで段落ちした部分もカド(逆エッジ)がゆるいのでヤスリで整面したり角をスジボリしてシャープに仕上げてあげましょう。

僕は今回基本的にBMCタガネ0.125mmを使って作業をしています。

ブレードアンテナの段落ち(0.4mm)

ここはお気に入りの工作ポイント。

最近のガンダムによくある縦横4本の太めのアンテナを持つガンプラは、ブレードアンテナをキレイにシャープ化するのがとても難しいです。

ヤスリが入れにくいため下手にシャープ化をしてもアンテナ先端ばかりが細くなって根本が太く残ってしまい、シャープ化したつもりがまるでフライドポテトのようなしまりのないアンテナになってしまうことがあります。

そこでアンテナの一部に段落ちモールドを入れることでアンテナ自体を部分的に細く、モールドを加えることで密度感を上げ小型に見せてやろうという算段です。

やってみました。どうでしょう?

え、良く分からない?正直自分でもわかりませんねぇ(笑)

裏からみると存外カッコよいです。これは良いんじゃないでしょうか?

ついでに動体などのモールドもひたすら綺麗にスミが流れるように彫りなおしています。

青いパーツは憎き軟質スチロール樹脂(KPS)なのでケバ立ちやすいですが慎重に。

エスカッシャンの段落ち(0.5mm)

エスカッシャン(盾)にも段落ちを加えてみました。

モビルスーツ本体のディティールアップに力を入れすぎて武器がおそろかになってしまうのはガンプラあるあるなので(自分だけ…?)武器類もしっかり手を加えておきましょう(笑)

この段落ちは最初に入っている斜めラインの段落ちにそってダンモを滑らせ、同じ高さになるまで削り込んで作っています。

エスカッシャン上部のガンビットにも段落ちを加えました。

これだけでカバーのような別パーツが付いているようにみえるでしょ?

みんなもダンモで段落ちにトライしよう!まずは0.5mm幅をゲットするのがおすすめ!

ということでエスカッシャンのディティールアップも完了。塗装がカッコよく決まるかな。

スジボリ

いよいよ世間一般のガンプラファンが大好きなスジボリ加工です。でも僕はコレ苦手(笑)

脚部のスジボリ

まずは脚からやっていきます。

いきなり彫らずに最初はシャーペンで彫りたいラインを想像しながら線を描いていき、バランスを見ていきましょう。

この下書きを綺麗に描いておけば、そのまま本番のスジボリのガイドにできます。

というわけで彫っていきましょう。

僕のようないろんなプラモをかいつまんでいてスジボリなんてあまりしない雑食モデラーは、まずは簡単な直線から彫るのがおすすめです(笑)。プラも比較的彫りやすい硬さの白い部分がやりやすいです。

今回はすべてのスジボリをBMCタガネ0.125mmで彫りました。

膝の装甲パーツはスジボリの追加と既存のスジボリに枝分かれ形状のスジボリを追加しました。

枝分かれ形状のスジボリは最近のガンプラスジボリ工作で流行っているので取り入れてみました。

このスジボリはメカ的になんの意味があるのかというめんどくせえ質問を知り合いのモデラーに聞いてみたら「かっこいいという意味がある」と直球のお返事をもらい、リアル考証厨の僕は悩んでしまうのでした。

スネにもスジボリを追加。このスジボリはですねぇ…。

HGUCファーストガンダムへのリスペクトなんですねぇ。なんて言ってもエアリアルは令和のファーストガンダムですから。

スジボリを彫るインスピレーションやアイデアはこういう繋がりから得るのも楽しいですよ。

腕のスジボリ

腕は肩に段落ちモールドと前腕に新規スジボリを入れました。

エアリアルを仮組した時から胴体や他の部位に比べて腕があっさりしているなぁと思っていたので、長めのスジボリで前腕の何もない面積を減らすように彫りこんでいます。

このスジボリは前後左右4面やらなくてはならず超めんどくさいので、ほどほどに難しいスジボリにで抑えておく方が苦労しません(笑)

ちなみに僕はスジボリのガイドにハイキューパーツのガイドテープを使っています。

このガイドテープは非常に硬いためシャープなスジボリが彫りやすいです。

テープの粘着力が弱いと言われる方もいますが、このテープはノリ面に油分やゴミが付くととたんに粘着力が落ちるだけで、最初の1発目は割と強力な粘着力を持っています。

なのでテープを貼る際は絶対にノリ面を指で触らないようにピンセットを使って貼り、一度剥がしたテープは再利用しないのがうまく使うコツです。

スジボリした腕を組んでみました。

どうでしょうか?あっさりしていた前腕に密度感かプラスされて胴体の複雑なパネルラインと釣り合いが取れたと思いませんか?

バックパックのスジボリ

バックパックにも1本スジボリを入れました。ここはスジボリの部分でパーツを塗り分けてメリハリを付けようと思っています。

スカートのスジボリ

スカートも複雑な胸部のパネルラインをを補うようなスジボリを入れました。

ここでやっているマイナスモールドですが、シャーペンで下書きをきっちり決めたあとにスジボリ堂のスピンブレード1mmを押し付けて作っています。

スピンブレードを押し付けて左右に30度ほど傾けてマイナスモールドの原型を作り、0.125mmのタガネで彫って仕上げて完成です。

合わせ目消しの時に紹介したビットブレードとこちらのスピンブレードの違いは刃先が片方のみ平らにしてあるか、両方平らにしてあるかの違いです。

ビットブレードは片側のみ平らの彫刻刀形状で、本物の彫刻刀と同じように滑らせて使いますが、スピンブレードは両方平ら(先が細くなっている)なので押し付けて使ったり、押し付けた後ブレードを回すことで丸モールドを彫ったりすることができます。

うまく使い分けてモールドを彫っていきましょう。

基本工作とディティールアップ完成~

ということで基本工作とディティールアップ完了しました。

両者を見比べたらしっかりと腕、脚、動体にディティールが入り密度感が上がっていると思います。

スジボリはいくらでも足して密度感を上げることができますが、個人的にスジボリはキットの既存のモールドを引き立てるように入れるものと思っていますので、あまり独自のディティールや複雑なラインにはしないことを心がけています。

やっぱり自分のガンプラは「素組に比べて確かに違いはあるが、このまま市販されていると言われても違和感がない」仕上げにするのがモットーですので。

次回は塗装編

次回は塗装に入っていきましょう。カッコよく塗装しますよ!

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この記事から各製作記事にアクセスできます。

今回作製しているキット

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