前回の投稿で基本的な改造も終わりましたので今回から塗装に入っていきます。
ザクとは違うグフの青をカッコよく決めていきましょう!
パーツの洗浄
今回もほぼ全てのパーツをヤスリがけしましたので、まずは洗浄から入ります。
超音波洗浄機に水を張りパーツをガラガラと放り込んだらスイッチON。
あっという間にパーツがキレイになります。(2回ほど洗浄するのがおすすめ)
便利ツールって素晴らしい、素晴らしいよ!
洗浄後はパーツをザルにとってドライブース(山善の食器乾燥機)で丸一日乾燥させ、乾いたら塗装していきます。
塗装プラン
最近は蛍光色を加えたビビッドな塗料を塗装し、大判のロゴデカールを貼って仕上るのが流行っていたりしますが、やっぱりココはジオン系レーシングカーのような仕上げよりも兵器っぽさを重視していきたいところです。
ラル大尉と一年戦争を感じることができる重厚な仕上げで進めていきたいです。
ウェザリングなんかもいいですね。
たしかアニメで出てきたグフはロールアウトされたばかりですから、ホワイトベースと交戦した時も新品に近かったかもしれません。
ラル大尉ほどの手練れであれば被弾も少ないでしょう。
と妄想をめぐらせて仕上げを決めていきます。
ということで今回の仕上げ方はコレ!
- 曲面の多いジオン系に向いているグラデーション塗装でシャドウを強調
- 仕上げの質感は重めに
- 砂漠環境で汚れているように感じるウェザリング
- エース機なので被弾やダメージの加工はしない
と、こんな感じで方針を定めました。
先に仕上げを決めておくと合わない塗料を調色してしまったり、無駄な作業を減らすことができますよ。
では、早速塗装していきましょう。
単色の塗装
まずはグラデーションをせず単色で仕上げていくパーツから塗っていきます(楽なので)。
ライトグレーの塗装
バックパックや各部の関節、ヒートロッドなどはライトグレーの塗装指示です。
- クレオス MSグレー ジオン系
色味はガイアのニュートラルグレー3と4の間くらいでガンプラには使いやすい色です。
MSグレー連邦系という塗料もありますが、なぜかメタリックが入っていて使いにくいので、ガンダムタイプの関節にもMSグレージオン系はおすすめです。
ヒートロッドは軟質プラですが塗装ができます。
完成後のポージングで動かすのでガイアのマルチプライマーを吹き付けてから塗っておきました。
ダークグレーの塗装
足首、胸部、ヒザなどは濃いグレーです。これもジオン系では定番の色ですね。
- クレオス MSファントムグレー + ホワイト(少量)
こちらはMSファントムグレーで塗装。
色味はガイアのニュートラルグレー5より少し明るい色です。ジオン系の濃いグレーにぴったり。
今回は後々施すウェザリングで色味が暗くなることを考慮して、ファントムグレーにホワイトを加えて少し明るくしておきました。
これにて単色塗装のパーツは終了。
僕は基本的にグレー系のパーツには(面倒なのと質感が浮きがちになるという理由で)グラデーションは行いません。
武器類、その他
ヒートサーベルと腹部のクリアーオレンジはガイアのクリアーオレンジで塗装。
モノアイはガイアの蛍光ピンクとクリアーピンクを混ぜたものを塗りました。
胸部のクリアーオレンジのパーツとモノアイの裏側はExシルバー→Exブラックと塗装し、表から見たときにキラっと光るようにしてあります。
肝心の写真がなくてすいません…
グラデーション塗装
本体のブルーは立体感を強調するためグラデーション塗装を施します。
下地はマホガニーで
本体のブルーはお得意の下地マホガニーから立ち上げます。
AFV(戦車模型)界隈では越智塗りと呼ばれる伝統的(?)な塗装技法です。
マホガニーサーフェイサーは名前の通りサーフェイサーなので表面処理と下地塗装を一度に行うことができます。
時間短縮になり塗膜も薄くなるのでいいことずくめですね。
グレーサフにくらべ傷消し効果は低いですが、最終的につや消しで仕上げるならトップコートで小傷は消えますのであまり神経質にならなくてOKです。
マホガニーサーフェイサーは下地が見えなくなるまでしっかり全体を塗装しましょう。
マホガニー下地だと上塗りの色味が沈む(暗くなる)のですが、マホガニーが吹けていないところは同じ色を吹いても暗くならないので変な濃淡ができてしまうためです。
少し手間ですがパーツの裏側まできっちりガニっておきましょう!
本体濃いブルーの塗装
胴体やシールド中央部は濃いブルーです。
- 下地:マホガニーサーフェイサー
- 塗装色:クレオス MSブルー Z系 + ガイア ピュアホワイト(少量)
MSブルーZ系に少しだけホワイトを混ぜた色をグラデーション用に薄めに希釈(4倍希釈くらい)。
0.3mmのエアブラシで設定圧は0.04Mpaくらいで塗装しています。
マホガニー下地の上に濃いブルーを塗ってもグラデーションが目立たず塗装の効果が薄いように感じられるかもしれませんが、実際は中々味のあるグラデーションになってくれます。
特に後からウォッシングで汚すとグッとより濃淡が出て良い感じに。
色々試した結果、青の場合は少しマホガニー部を多く残すくらいのグラデーションがいい感じだと判明しました。(上の写真のシールドなどは結構強めにマホガニー下地を残しています)
本体薄いブルーの塗装
胴体以外の青は薄いブルーです。
- 下地:マホガニーサーフェイサー
- 塗装色:クレオス MSライトブルー + ガイア ピュアホワイト(少量)
こちらはMSライトブルーに少しだけホワイトを混ぜグラデーション塗装しました。
スパイクの下側など実物でも陰になりそうなところは少し強めにマホガニーを残しています。
グラデーションは仕上がりを意識して塗るだけで全然変わるのでじっくりと塗っていきましょう。
話が飛びますが、グラデーション塗装はエアブラシのトリガーを引きっぱなしにすることが多くとても指が疲れます。
グラデーションやっていると人差し指が凹むのは僕だけ?
次回は組み立て、ウェザリング編です
次回は塗装したパーツを組み立て、ウェザリングを施して完成させます。