コトブキヤ クロスフレーム・ガール ブラックマジシャンガール完成しました~!
ということで今回は全塗装完成レビューとなります。本製作記の最初のほうに書いた素組の組み立てレビューと比較して見てもらえると違いが分かりやすいかと思います。
それでは参りましょう~!
コトブキヤ クロスフレーム・ガール ブラックマジシャンガール 完成レビュー
プロポーションチェック
まずは正面から。
全体的なキャラクターラインは高橋先生の漫画版よりかはアニメーション寄りのイメージに近く、カラーリングもアニメ系の淡い色が指定色となっています。
ボディラインはFAガールシリーズで技術力を培ったコトブキヤらしく、女のコキャラらしい曲線の再現力やっぱり見事ですねぇ。
黒背景だとちょっとわかりにくいのですが(なぜ黒で撮ったw)の衣装のブルーもピンクもお肌もすべてグラデーション塗装をしています。
後ろ姿です。
スカートやローブ(マント?)のうねりの造形が素晴らしく、陰影を意識して塗装してあげることで素晴らしい立体感になりました。
背中には3mmの軸がありスタンドを使用することができますが、ブーツが大きく接地性も自立力もかなり高いので普通に立たせる分にはスタンドがなくとも余裕です。
帽子とローブは取り外し可能になっていて、帽子のほうは髪型の右向き左向きに合わせて選択が可能になっています。
ローブは胴体パーツに乗っかるため塗装ハゲが起きやすいです。裏側にマスキングテープを貼って塗装ハゲ対策をしています。詳しくは前回の製作記を読んでくださいね。
ということで帽子とローブを外してみました。う~ん、これはもうなんか違うキャラ的な可愛さがあるぞ!
撮影ついでにヒジやヒザの可動範囲もチェックしてみました。
ひじの可動範囲は90度以上。膝は構造上2重関節でブーツが太ももに当たるまで曲がりますが、ブーツの干渉を抜きにすれば構造上ほぼ180度まで曲がります。
太ももにはロール軸が設けられているので、内股にひねって女のコらしいポージングが可能ですが、回転部分に分割線が出てしまうのはちょっと残念(これはどうしようもないですが)。
肩関節は今のFAガールではデフォルトの引き出し機構等はありませんが、ローブをかぶせた状態ではその機構も完全には機能しませんので特に気になりません。腕を前で合わせるなど基本的なポージングは十分取れますのでご安心を。
ローブを外した後ろ姿です。アニメや漫画のソリッドビジョンですらなしえなかった姿がプラモでは味わえます(笑)
ブルーとピンクはパーツの色分けと塗装済みパーツのおかげで素組でも塗装なしで色分けを楽しめますが、背中などは塗り分けされていませんので、部分塗装派も全塗装派も塗装忘れのないようご注意ください。
腰パーツの構造はFAガールフレズヴェルクのそれに似ていて、前後左右にスイングできます。
ちなみにフレズヴェルクはオリジナルの塗装と組み換えを行い製作したものを本ブログでもレビューしていますので読んでくださいね。
ローブだけかぶせてみました。ついでに髪型も左向きに。なんかこれはこれで違うキャラのようだ…(笑)。
衣装は腰の部分が張り出しているので腰で腕を組むポーズなんかも取りやすいです。
必死こいてマスキングした衣装のブルーとピンクのラインも綺麗に仕上がって大満足。ここの塗り分けがガタガタだったり甘かったりすると可愛さ半減なので頑張りどころです。
そういやどう撮影してもチラチラ見えてしまうのですが、インナーは成型色の白ではなく衣装のブルーと同じ色で塗装し、レオタード風に仕上げており健全です。そう当ブログは健全運営がウリなのです。
帽子をかぶせてあげました。似たようなポージングでキット素組状態の写真も撮っていましたので比較してみましょう。
塗装の効果がめちゃくちゃ出ていると思います。全体の塗装はもちろん、クリアーの宝石パーツをメタリック調塗装で塗ることでメリハリあるカラーリングに仕上がったと思います。いやぁ塗装ってすごい。
FAガールと比較してみました。FAガールは15cmくらいなのですが、ブラックマジシャンガールは18.5cmと大きいです。
帽子を外した状態でも顔半分くらいブラックマジシャンガールの方が背が高いです。完成するとそんなに気にならなくなりましたが、女のコプラモはでかすぎると大味な感じがしちゃうので15cmくらいがやっぱり可愛いですね。
表情パーツ
表情パーツは4種類付属します。瞳デカールはそれぞれ1種類しかないため目線を変更したりなどはできません。
今回は帽子と髪型が大きいので顔の部分が影になりがちなのがちょっと気になります。ストロボとレフ板を使って明るく撮影してあげましょう。
表情A:笑顔
ブラックマジシャンガールの代表的表情パーツです。目線は左に寄っているので、前髪は右向きを使うのがおすすめ。
キリっとした瞳にキュートな口元がかわいいです。
表情B:ウィンク
ウィンクがかわいらしいです。こちらも前髪は右向きを使うのがおすすめです。
ウィンクのパーツは意外と使いどころが難しい(笑)
表情C:怒り?顔
目元キリっと右目線の表情パーツです。こちらは目線が右向きなので髪型は左向きを使用するのがおすすめです。
魔法の杖を持たせて攻撃ポージングを取るときに使うといい感じ。
表情D:焦り顔
あちゃ~という顔。アニメでもこんな顔してましたね。こちらは目線が正面なので前髪はどちらを使ってもOKです。
使う時はローブの肩パーツを下におろして脱力感を出すと可愛いです。
付属品
魔法と杖と魔術の呪文書
武装パーツは魔法の杖と魔術の呪文書が付属します。
魔法の杖はなんのギミックもない棒です。キリっと塗り分けて可愛く仕上げましょう。
魔法の杖を持たせてみました。杖の塗装を痛めないように手首はあえて塗装していませんが、これが結構効果的で安心して武器を持たせられます。
魔導書は気合で塗り分け汚し加工を加えています。
そのまま組むと干渉箇所が多く塗装がバリバリ持って行かれがちなのもしっかりと対策しています。詳しくは製作記を読もう!
スタンド
スタンドはキャラクターを保持する大型のものと、アイテムを保持する小型のものの2種類が付属します。
クリアーパーツの単色成型ですが、外周は綺麗に塗装し文字を浮かび上がらせる塗装を施してみました。この塗装方法は詳しくブログに書いていますのでこちらの記事をお読みください。
ポージング
良く動くキットなのでカワイイポージングを取りまくってみました。
ブラックマジシャンガール召喚!的なシーンです。
漫画でも召喚シーンは帽子を片手で押さえていましたのでそれっぽいポージングにしています。子供のころ漫画読んでて高橋先生とんでもないキャラ生み出しよったなと思ったり思わなかったり(笑)。
先ほどのポージングでは角度的に見えなかったのですが、魔法の杖はほうきのようにまたがらせています。
胸と腰のスイング機構のおかげで杖をまたぐようなポージングも可能。アニメではよく杖に乗っていましたね。
魔術の呪文書とスタンドを組み合わせてポージングを取ってみました。
こういう小物があるとポージングが楽しいです。スタンドの保持力も十分なので結構無茶なポージングでも倒れずイケちゃいます。
お師匠サマとブラックバーニングのポーズ。(漫画では向き違ってましたが)
手首は昔ながらの球体軸が入っており、手の甲のパーツが少々邪魔をしますがスイングが可能なので、魔法の杖を手前に出すようなポージングも余裕でとれます。
これは箱絵でも取っているポージングですね。
肩の可動軸と腰のスイング機構が優秀なので腕を大きく上げるポージングが可能です。ローブも一軸ながら上に上げることができるので可動の邪魔になりません。美少女プラモも年々進化をとげていることが良く分かります。
攻撃が効かなくてあちゃ~と言った状態。
ローブは先ほどのように上げることもできますが、下げることも可能なのでちょっと脱力したようなポージングも行けちゃいます。
武器持ち手も上手く利用すれば脱力した手首の感じも表現できますので試してみてください。
これは現代のソリッドビジョンですぞ!
ということでクロスフレーム・ガール ブラックマジシャンガールのレビューでした。
小学生の頃夢中になって読んだ遊戯王ですが、およそ20年の時を超えてプラモデルとなって立体化されるとは思いませんでした(笑)
動かしてカワイイポーズが取れちゃうとはこれはまさに現代のソリッドビジョン(笑)
遊戯ボーイもペガサスもびっくりなコトブキヤコーポレーションの技術力には感謝ですぞ!
今回作製しているキット
これがコトブキヤコーポレーションの力だ!ふはははー!スゴイぞーカッコいいぞー!!
撮影機材
このブラックマジシャンガールの製作からすべてフルサイズミラーレスカメラ、パナソニック LUMIX S5を使用しています。やっぱりフルサイズは素晴らしい画質ですねぇ。キャラのお肌も良い感じです。
先日後継機のLUMIX S5IIが発表されて中古品がさらにお買い得に買えるようになってきています。要チェック!
レンズは24-105mm F4 MACROというフルサイズレンズでありながら近接撮影能力の高い、まさに模型を取るためのレンズで撮影しています。
製作レビュー記事一覧はこちら
この記事から各製作記事にアクセスできますよお師匠サマー!
おそらく日本一詳しいブラックマジシャンガールの製作記です!