今まで数々の美少女系プラモでモデラーの財布を空にしてきた俺たちのコトブキヤからこれまた可愛らしいプラモデルが発売されました(笑)
“創る”“彩る”をテーマにした普通の女の子プラモデルシリーズ
「創彩少女庭園」
そういえば今まで本当に普通のガールキャラプラモデルは存在していませんでしたね。
発売1日後にAmazonからキットが届き、マジでいつ予約したっけか…となったのですがw、今回は「創彩少女庭園」シリーズ1作品目の結城まどかのキット開封レビューとランナー紹介と行きましょう。
モデラーがいつプラモを予約したか覚えていないのはデフォだから…
尊いパッケージです
まずは箱から
いやめっちゃ可愛い箱ですやん。
コトブキヤのキットの箱は毎回気合が入っていて感心しちゃうのですが、今回も例に漏れずというか例以上に可愛い箱になってます。
なんかもう尊いぞ!!箱見かけたらみんな買っておいて良いと思う!
ちなみにキャラクターデザインはイラストレーターの「森倉 円」さん。
あのキズナアイのキャラデザをされた方ですね。
キットの左側面は珍しく縦書き。まぁこのパッケージは縦置きしたくなりますわな。
四角いフォトフレームでヘアアレンジ等の紹介をしているあたりが可愛らしくていいですね。
ドール好きの女性などからも手に取ってもらえるように展開しているようで、キットの付属品やオプションパーツで様々な小物を展開していくようです。
反対側は我らコトブキヤ重課金税が良くお目にするいつものスタイル(笑)
「箱は梱包資材でありよほどの傷でないと交換できません」と書いてあるので大事に扱いましょう。
箱の紙質はいつものコトブキヤガール系で見かけえるマットな質感となっています。
それではキットを開封して中身を見ていきましょう。
取扱説明書
取扱説明書もめくるのがもったいないぞ。
今回はなぜかランナー記載ページが別紙になっていましたが、これは創彩シリーズから入ってくる新規モデラーさんが組み立てながら部品を見つけやすくするための配慮でしょうか。
僕は良くランナーページを見るほうなのでこれは嬉しい配慮ですね。
いつもの部品請求カードも入っていますので無くさないように注意してください。
カラーガイド
カラーガイドです。
キット自体のパーツ点数はそれほど多くない印象ですが、服や小物などが豊富なので塗装指示は多めです。
バッグやローファーなどはエアブラシでグラデーション塗装してあげるとリアルに仕上がりそうですね。
おまけ要素たっぷりです
オリジナル塗装をするにあたってのカラーシミュレーションができるように塗り絵になった設定画が入っています。
こういう配慮は良いですね。想像だけではイメージしきれませんから。
説明書文中でもなび子というマスコットキャラが分かりやすく組み立て説明をしてくれているので初めてプラモを作る方にも親しみやすいと思います。
コトブキヤのホイホイさんでもこういう試みが見受けられましたが、こういう親しみある説明書も良いものですね。
ランナー、パーツ紹介
全20ランナーと袋詰めパーツ2袋、デカール1枚と結構ボリュームがあるように感じますが、部品が5点未満のランナーが11ランナーもあるので全体のパーツ点数は控えめです。
早速全ランナーを見ていきましょう。
A~Dランナー:髪パーツ(スチロール樹脂)
A~Dランナーは髪パーツとなっていて、ロングヘア、ポニーテール、ツインテールの3種類から選んで組み立てられます。
Aランナー:ロングヘアパーツ
Aランナーはロングヘア用。パッケージの姿に仕上がります。
Bランナー:ポニーテールパーツ
Bランナーはポニーテール用。
Dランナー:ツインテールパーツ
一つ飛ばしてDランナーがツインテール用
Cランナー:前髪用
最後にCランナーが前髪用でそれぞれのヘアスタイルで共通のパーツとなっています。
Cランナーが3部品あるおかげでそれぞれのヘアスタイルを完成状態で作っておくことができ、表情パーツの差し替えだけでヘアスタイルが変えられるのは嬉しいポイント。
髪の造形はFAガールよりもさらに補足細かい造形になっていて、メガミデバイスなどで養った技術のフィードバックを感じます。
Eランナー:頭部、関節パーツ(ABS)
Eランナーは頭から上体にかけての関節パーツでABSで出来ています。
塗装は可能ですがその場合は事前にクリアランス調整をするなどして割れ対策を施しておきましょう。
Fパーツ:靴(スチロール樹脂)
Fランナーはローファーのパーツです。部品は4点ですぐできる(笑)
Gランナー:足パーツ(ABS)
Gランナーは太ももから膝にかけての肌パーツです。
コトブキヤお得意のつや消し加工仕上げです。
股関節の引き出しギミックはイノセンティア素体と同じ構造になっているため引き出して可動範囲を大きくすることができます。
Hランナー:顔パーツ(ABS)
Hランナーはモデラーさんが好みで作れる表情印刷無しの顔パーツになっています。
昔は顔の予備パーツが少なく付属する顔パーツの目などをシンナーで剥離しないとオリジナル表情が作れませんでしたが、今回はちゃんとそれぞれの表情パーツが付いてくるのがありがたいです。
お好きな表情で作っちゃいましょう。
Iランナー:カーディガン(ABS)
Iランナーは制服のカーディガン部(プラの厚みでセーターかと思ったけどたぶんカーディガンw)です。肌よりも淡い色をしています。
肩関節もイノセンティアと同じように引き出して可動範囲がアップできますが、腰のスイングはスカートとの接続部だけとなります。
服のシワ感なんかもいい感じ。コトブキヤはやっぱりこのあたりが上手いですよね。
Jランナー:制服内関節パーツ(ABS)
Jパーツは制服内部に仕込む関節です。
ABS製で強めの負担が想定されるパーツなので、塗装派はABS割れ対策のためにもボール側をすこし削って小さくしてあげるとよいかと思います。
Kランナー:手首関節(POM)
ガールモデラーにとってはおなじみの手首ジョイントパーツですが、今回は回転部の軸が太くなりより頑丈になっています。
パーツ材質もPOM製なので破損にも強いです。
Lランナー:セーラー服内部パーツ(スチロール樹脂)
Kランナーは1パーツですが、これは制服内部に組み込む骨組みパーツです。
Mランナー:制服スカート(スチロール樹脂)
Mランナーは制服のスカート。ポージングに合わせて形状が3種類から選べます。
発売前からこのスカートは可動式なのか固定式なのか気になっていたのですが、軟質素材や別パーツ可動式ではなくスチロール樹脂の一体成型となりました。
そのためプリーツの造形もシャープですし気兼ねなく塗装も可能になっています。
Nランナー:ソックス(ABS)
Nランナーは紺ソックスのパーツです。
イノセンティア系でみられた足首の横スイングは無くなっていますが、可動部に不自然な分割線が入ったりしないのは良いと思います。
Oランナー:制服リボン(スチロール樹脂)
Oランナーは制服のリボンです。
ゲートが少し太いのでシワのモールドを潰したりしないよう注意して処理しましょう。
Pランナー:シュシュ(スチロール樹脂)
Pランナーはシュシュパーツ。
ポニーテールの部分に使いますが2個入ってますのでもう一戸の使い方はお好み次第。色を変えて遊んでもいいですね。
手首に付けられるかどうかは検証しておきます。
Qランナー:スクールバッグ(スチロール樹脂)
Qランナーはスクールバッグ…ってこのバッグ今の学生も使ってるの!?
それはさておき、ナイス造形のバッグが付属するのは嬉しいですね(しぶりんみたく背負えはしないけど)。
ただし薄いブルー1色の成型色なのでちゃんとした見た目にするには塗装が必要です。
Rランナー:手首(PVC)
Rランナーは手首パーツです。
今回は軟質なPVC素材の手首側に可動軸の受けが一体成型されているので、これまで見られた手首軸の破損は起きにくいと思います。
PVCパーツのパーティングラインはツールウォッシュを含ませた綿棒でこすれば溶かすことができます。
ただし換気には気をつけてくださいね。
Tランナー:スマホ(スチロール樹脂)
Sランナーは存在せず、次はTランナーになります。
Tランナーはスマートフォンのパーツです。どうみてもiphoneです。
2個入りかと思いましたがパーツ1と2で厚みが違っていて、薄いパーツ1のほうは見た目優先(薄くてリアルだが両面テープ等を使わないと持てない)で、パーツ2のほうは付属の手首でしっかり持てる厚さになっています。
さらにスマホケース用に水玉の水転写デカールまで付属しています…ってコトブキヤさんスマホに気合入れすぎィwww
Uランナー:ベース(ABS)
Uランナーは台座です。制服の背中に開いた穴に差し込むことでキャラをしっかり自立させられます。
台座のジグソーパズル形状が妙に波打っているのはB社さんの〇〇ッガイシリーズへの配慮なのか…?
表情パーツ(ABS)
表情パーツは笑顔、怒り顔、驚き顔、照れ顔の4種類が付属。
どんなしぐさでも遊べますね~。
頬にしっかり赤みが入れてありますが、シャドウをタミヤのウェザリングマスターHのピーチなどで付けてあげるとさらにグッと可愛くなりますよ。
塗装済みパーツ(スチロール樹脂&ABS)
セーラー服のストライプ(スチロール樹脂)はあらかじめ塗装済みなのが嬉しい。
デカールも付属しますがオートモデラー的に評価すると普通に貼るの難しいと思います(笑)
残りのパーツはパンツで立ちポーズ用と座り用の2セット付いてきます。
パンツちゃんと色付きなんですが、あんまりこういうの写すとGoogle先生に怒られかねないので買って確かめてください(笑)
デカール
デカールはこれ一枚で市販してもOKなくらい豊富な瞳デカールが付属します。
失敗しても安心してやり直せますね。
右側の白い線はセーラー服のストライプ、水玉模様はスマホケース用のマークとなっています。
直球ナンバリングJK001(笑)
オフィシャルではなにも言及されていないそうですが、ランナー名がドストレートにJK001なのには笑いましたw
ちなみにこのキットは全高が15cmとFAガールとほぼ同じ身長で頭部などはFAガールと互換性がありますので組み替えることが可能です!
またFAガールはNONスケールでしたが、この創彩少女庭園シリーズは明確に1/10シリーズとうたわれていますので、そのスケールに合ったグッズやミニチュアと合わせて遊んでも良いでしょう!
これは新たなコトブキヤニュースタンダードとして発展していくのではないでしょうか?
パッケージ買いで良いと思います!
ということでキット開封レビューでした。
結城まどかの素体だけでみると部品点数はFAガールのイノセンティア系と同じくらいですので、初めてのガールプラモに挑戦したい方にもぴったりかと思います。
まぁ~そんなことよりこの箱絵が可愛いので、見かけたら即ゲットでOKですよ!
バリエーション続々
シリーズ第2弾として2021年4月に「小鳥遊 暦」も発売予定。
こっちはまだ予約が可能なのでまどかちゃんを買いそびれた人はダッシュで予約だっ!!
またシリーズを通して家具や小物と言ったアイテムなども展開してくようなので、色々グッズを揃えて写真撮影などを楽しむのも良いかと思います。
下記のカフェテーブルセットが今回のまどかちゃんと同時発売されています。これも中々カワイイパッケージですよ。
まぁ僕は雑食モデラーなのでバイクと合わせて遊びたいトコロですけどね!
現在組み立てています…
とりあえず仮組してみました。やっぱり尊いです(笑)
かっこいいスケールモデルも良いですが、カワイイプラモもいいもんです。
現在(2021年2月)本キットを塗装中。Twitterでボチボチ呟いてますのでフォローしてね。
フィギュアのグラデーション塗装技法でリアルめに塗ってます!
2/6に完成してレビュー書きました!!
ホビージャパンさんからMOOK本も出てます
ホビージャパン別冊のホビージャパンエクストラの2021年Winter号では創彩少女庭園シリーズ特集号となっています。
色々なモデラーさんの作品が紹介されており、これぞガールプラモの楽しみ方!という感じなのでぜひチェックしてみてくださいね。