前回の記事でスイングアームを製作しました。
中々リアルに仕上がりましたので、モチベーションを上げてリア周りを進めていきましょう。
リアブレーキの組み立て
ブレーキ回りとホイールを製作して組み上げます。
ブレーキディスクの製作
ブレーキディスクは同じ塗装指示なのでフロントとリアを一緒に製作してしまうのがおススメです。
ディスクローターには穴状のモールドが施されていますので、それをガイドにピンバイスで開口しましょう。
フロントは0.6mm、リアは0.5mmのドリルを使用しました。
タミヤから発売されているセットを買えばマイナーな0.6mmも手に入るのでおすすめです
さらにリューターでディスクを回し、ヤスリで切削痕を付けておきます。
これら一連の加工はCBR1000RR-Rを作ったときに詳しく書きましたので是非お読みください!
ちなみにリアブレーキディスクの中心部に長穴のミゾのようなモールドがありますが、これはタイヤのロックやスリップをタイヤ自体の回転挙動から判断するパルスセンサーの検知用円盤で本来穴が開いている部品です。
そのため本来開口するのが正解なのですが、穴あけが大変なうえ仕上がってもあまり見えないので潔く諦めました(笑)
加工ができたら塗装しましょう。
- 下地:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック
- ディスクのアーム部:↑の黒サフそのまま
- ディスク面:クレオス スーパーアイアン
- ディスク固定ボルト:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
最初に全体を黒サフで塗装し下地にします。その後ディスクを保持するアーム部分は黒を残したいのでマスキングを施しシルバーを塗装して、最後にボルトを縫って仕上げ、という感じです。
ブレーキ本体の製作
続いてブレーキ本体の製作。
最初にキャリパーを少し改造しておきます。
1mmプラ棒でトラクションコントロールパルスセンサー用の配線が出てくる部分を作りました。
さらにWAVEのR・リベット【丸】と【角】を接着してブリーダーのキャップも再現。
ボルトヘッドには六角レンチ用のくぼみをドリルでつけて、ブレーキホース配管部は先端の突起をカットし、パイピングケーブル0.65mmを取り付けられるように穴あけしました。
- 本体:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック
- ブレーキマウント&ボルト:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
ブレーキのマウント部のシルバーは完成後あまり見えないのでエナメル筆塗りでお手軽に済ませてしまいました。
ホイールの製作
ホイールの塗装
ホイールはパーティングラインをしっかり処理して塗装します。(とは言ったものの最近のキャストホイールってセンターにパーティングラインが入っているらしいのでやらなくていいかもしれん、R1Mの実車は未確認)
作業時間短縮のため前後一緒に塗装してしまいましょう。
- 下地:ガイア サーフェイサー エヴォ ブラック
- 塗装色:タミヤ ラッカー レーシングブルー + ガイア コバルトブルー
このホイールの塗装はなかなか難しく、実車も光源や撮影シチュエーションで結構色味が違って見えます。
正解が分からなかったので今回はキット付属のデカールに合わせました。
調色も難しい色なのですがタイムリーにタミヤからレーシングブルーが発売されましたので、そちらをベースに調色。
レーシングブルーは赤味が強くパープルに近い色味で、粒子感もあるメタリック塗料となっており結構ケレン味があります。
そのためカーモデルだけでなくキャラクターモデルにもぴったりなので一本持っておくと便利ですね。
スイングアーム周りの仕上げ
パーツが揃いましたのでリア周りを組み立てていきます。
ブレーキ回りの組み立て
今回はキャリパーパーツにパッドがモールドされていたので組み立て前に塗装してみました。
- キャリパー固定ねじ:タミヤ エナメル クロームシルバー 筆塗り
- パッド:タミヤ エナメル ダークコッパー 筆塗り
さらに追加したセンサー用配線受けにタミヤのパイピングケーブル0.5mmを使ってパルセンサーの配線を施しました。
ホイールの組み立て
こちらも製作は指示通りですが、タイヤをはめ込む前に紙やすりでパーティングラインを取っておきます。
パーティングラインのきれいな撮り方はこちらの記事を読んでみてください。
そういえば今回からタイヤがエラストマー製になったらしいですが、作っている感じだとゴムタイヤと全然違いが分かりませんでした(笑)
- 軽点マーク:タミヤ エナメル フラットイエロー 筆塗り
バルブの下に新品タイヤについている軽点(タイヤの一番軽いとされている場所)マークを書いてあげました。
タミヤのエナメルフラットイエローを筆て乗せるようにしてあげれば、質感も見た目もツヤ感も軽点マークになりますよ!失敗したり消したくなったらエナメル溶剤で拭きとればOK!
ディスク部も接着。塗装前にR1Mのデカールを忘れずに貼ってくださいね。
スイングアームとホイールの組み立て
前回の記事で作ったスイングアームと合体させます!
合体!
なかなかリアルでいいんじゃないでしょうか?
こちら側もステキ!
なんかスイングアームって萌えますよね。なんでかなー。特に近代の大型スイングアームはめっちゃ萌えますワ(笑)
リア周りの仕上げ
リア本体を仕上げてスイングアームと合体させます。バイク模型でもワクワク感が爆上げする状況です(笑)
テールランプの仕上げ
取説4番でスルーしていたテールランプを仕上げます。
取説ではランプ基部にX-11(クロームシルバー)が指定さてれいますが、もっとキラッとさせたいのでハセガワのミラーフィニッシュを貼ることにしました。
シルバーを塗装するよりもキラっと仕上がります。
接着はセメダインのHG模型用を使用しました。
テールランプが取り付けできたら、取説7番で作ったリアフェンダーを接着します。
いよいよ合体
ああ…この喜びが楽しめるのはバイク模型だけ。
ちょっと入れ方にコツがいりますが説明書を良く読んで作業しましょう。
合体しました!
かっこいい…やっぱりバイク模型は最高です。
配線は長めに用意してあるのでアホ毛状態ですが、カッコいいものはカッコイイ(笑)
カバーをしたら見えなくなってしまうフロントスプロケットやチェーン側は今のうちに写真を撮っておきましょう(笑)
チェーン彫りのディティールとかも拡大してみてほしい!ブログだと画像サイズ小さいけど(笑)
今回はここまで。
次回はマフラー編
次回はマフラーを作ります。リアルに塗装しちゃいますよ!
製作レビュー記事一覧はこちら
この記事から各製作記事にアクセスできます。
今回作っているキットはこちら!
完成品も販売されてます!