前回の投稿でマフラーの塗装が完了しました。
実車のリアル感を最大限出してみましたがいかかでしょうか?
今回はリア周りの小物を作ってリアパートの仕上げに入ります!
リア周りの製作
リア周り小物の製作
取説13番のステップ、14番のリザーバー、15番の配管周りを製作します。
パーツは特に弄るところはないので、パーティングラインの処理をしただけ。
最初ステップの足掛けを作ろうと思い真鍮線を差してみたところ気持ちよくスタンドが二つに割れたので(笑)スタンドの改造は強度面からオミットしました。
スプロケカバー、スタンド類の塗装
- スプロケットカバー:黒サフ
- ボルトヘッド: エナメルクロームシルバー筆塗り
- スタンド、スイングアームのロッド:白サフ下地 → Exシルバー
シルバー塗装の下地は光沢黒が定番ですが、それだとシルバーの色味が重ったるくなってしまうので、最近は白サフを下地にするのがお気に入り。白サフは何かと便利なので一本持っておくと便利です。
実車のシルバーも最近は塗装で明るめのものが多いので実車の雰囲気にも合いますよ。
配管類の塗装
配管もしっかり塗り分けてリアルに仕上げましょう!
- 配管本体:ガイア 黒サフ
- 配管ゴム部(一回り太いところ):ジャーマングレー → つや消しコート
- 金属配管部:黒サフ下地 → タミヤ フラットアルミ
リザーブタンクの塗装
リザーブタンクの塗装はちょっとこだわってタンク内の液体を再現してみました。
取説24番で使用するフロント側(A10)も一緒に塗装すれば二度手間になりません。
まず本体を白サフで塗装
- タンク:ガイア ダークイエローで液体を塗装し、クリアーホワイトに白サフを少し混ぜたものでオーバーコートしカップ内に液体が入っているように塗装
- キャップ:ガイア 黒サフ
- リア側のブラケット:エナメルクロームシルバー筆塗り
液面表現はちょっとひと手間ですが、やってあると一味違う仕上がりになりますね!
小物の塗装も終わりましたので、組み立てていきましょう。
スポンサーリンク
リア周りの組み立て
スタンド、スイングアームロッドの取り付け
指示通り組み立てるだけです。
スイングアームのロッドを接着したらもうスイングアームを外すことができなくなるので覚悟を決めてください(笑)
リザーブタンクの取り付けと配管
タンクを取り付ける前にマスターシリンダーからリアキャリパーの配線(ケーブルd)と、リアショックのリザーブタンクの取り付けをやっておきます。
スイングアーム製作編で作ったケーブルホルダーに配線を通し、実車を参考に余長を決めて長さを出します。
リアショックのリザーブタンクはオプションの金属製を使用。こちらのほうが断然質感が良いです。
リザーブタンクはガチっとビス固定。
タミヤのキットはこういう負担のかかる場所にちゃんとビス固定が指定されているのがいいところですね。
リア側パルスセンサーの配線
スイングアーム製作編で配線したパルスセンサーをテールカウルの中に通します。(下の写真のテールカウルから出ている細い線)
実車ではパルスセンサーの配線はリザーブタンク裏の金属ブラケットにいったん入り、そこから金属管がテールカウルに入るのですが、そこまで綿密に再現しても良く見えませんので、今回はブラケットは製作せずにスイングアーム側からの配線を適当に曲げて再現しています。
ラジエターの組み立て
ラジエータ関連のホース取り付け
取説15番の製作。
パイプAとBはビニールパイプ(太)の指示ですが、実車ではメッシュホースです。
配管のカーブがきつくメッシュホースだと曲げRが厳しいので、WAVEのスプリングパイプのブラック(1.5mm)に変更しました。
ラジエターの製作
ラジエターは先ほどのスプリングパイプを実車同様のレイアウトにするため、パイプ接続部をカットして真鍮線(0.8mm)に置き換えます。
裏側は押出ピン跡が目立ちますが組んだら目立たないのでスルーでOKです。
ラジエターの塗装
汚しも加えてそれっぽくします。
- 本体:黒サフ下地 → ラッカーフラットアルミ → スミ入れブラックでウォッシング
- ファンのアーム:ガイア 黒サフ
- ファン本体:エナメルメタリックグレイ 筆塗り
- ボルトヘッド:エナメル クロームシルバー筆塗り
と、ここで大事なお知らせ。この段階では気づいてなかったのですが大きいほうのファン(C9)の塗装色が間違っています。
C8の小さい方のファンはアームがセミグロスブラック、ファンがメタリックグレイであっているのですが、C9の大きいほうはファンがNATOブラックが正解です。僕の不注意ですが取説の指示も少し分かりにくいので注意して塗り分けてください。
ちなみに取り付けてから気づいたのでこの後の写真も間違いっぱなしですが許して(笑)
ラジエター組み立て
指示通り組み立てます。ウォッシングによるラジエターの使用感が良くないですか?
パーツの形状も良くできていて、やはりこのキットの再現度の高さを感じますね。
マフラーの取り付け
まずは指示通りマフラーを組み付けます。塗装が厚いと差し込みがキツいので、エキパイ側のピンの塗装はしっかり剥がしてあげ、さらにピンを2mmほどカットしてあげると取り付けやすくなります。
マフラーカバーの塗装
マフラーカバーを塗装します。説明書の指示では光沢ブラックですが、実車を見る限りどうみてもツヤの控えめな黒だったので色味は変えました。
オプションでカーボンカバーもありますので、その際は光沢黒で塗ったりカーボンラッピングしたりしても面白いかもしれませんねー。
- 本体:ガイア 黒サフ
- ボルトヘッド:エナメル クロームシルバー 筆塗り
マフラーカバーの取り付け
カバーを取り付ける前にEXUP(エグザップ)のサーボワイヤーを追加しました。
EXUPはヤマハ独自の排気デバイスで色々うんちくはあるのですが詳しくはWikipediaの記事をどうぞ。
実車ではキャタライザーから出る排気管のあたりに設けられていますが、カバーをすると基部は一切見えないので、写真のように0.5mmパイピングケーブルを両面テープで適当に貼ってレイアウトしました。
配線は美しいカーブをつけながらスイングアームとフレームの間に通し、適当にフレーム内に収めます。
カバーが付きました。
キットでは塗装の指示もありませんが、モールドされている極小リベット(3か所)がシルバーなのでアドラーズネストのリベットSサイズに置き換えておきました。
ラジエターの取り付け
難しいことはないので付けるだけです(笑)
僕はラジエター配管回りを改造しているので、実車資料を参考にレイアウトを調整しました。
かっこいい…
これにてリア周り完成!
バイク模型はいいですね。いつまで眺めていても飽きません。
次回はフロントフォーク製作編。R1M大地に立つ!