タミヤ 1/24 フェアレディZ (Z34)ヘリテージエディション 完成しました!
全13回にわたって解説してきました「カーモデルの作り方Howto」いかがでしたか?キット製作のお役に立ちましたか?
記事で解説した作業を進めた結果、どのような仕上がりになったか写真たっぷりで完成レビューと参りましょう!
組み立てしやすくZ34のカッコよさがバッチリ味わえます!
タミヤ 1/24 フェアレディZ(Z34) ヘリテージエディション
外観
フェアレディZ ヘリテージエディションは2018年に日産自動車からフェアレディ50周年記念として発売されたクルマです。
このヘリテージエディションは2017年にアメリカでダットサンZ(初代Zです)が発売されて50周年を祝うために、370Z(アメリカのZ34のネーミング)をベースにカスタムされたモデルが起源になっています。
ヘリテージは伝統とか遺産などの意味合いがありますが、このZ34ヘリテージエディションはヘッドライトやリアライトに変更が加えられ、ドアハンドルなどもスモーククロムメッキにされるなど現代風のアレンジが加えられています。
このヘリテージエディションはなんといってもボディにズバッと入るレーシングストライプが特徴です。
このストライプとボディカラーのイエローは1977年に北米で発売された「280Z スペシャルデコレーションパッケージ(ZZZap)」のデザインを取り入れたためで、それゆえに「ヘリテージエディション」なんですねぇ。
こちらがその280Z。こうしてみると中々当時の280Zの雰囲気を感じさせる再現度の高いヘリテージエディションであることが分かります。
Z34ヘリテージディションが妙にアメ車っぽいのはベースのモデルがアメリカンスタイルだったからなんですね。
国産車でありながら逆輸入されたようなモデルとなっています。
ちなみにボディカラーのプレミアムアルティメイトイエローはタミヤのクロームイエローの缶スプレーから中身を取り出して使いました。
缶スプレーからお手軽に中身を取り出してエアブラシで吹く方法はこちらを読んでください。
後期型のZ34がベースになっており、バンパーなどは同じものが使われています。
フロントグリルは後期型にモデルチェンジした時に角型に変更されたため、ヘリテージエディションのベースとなった280Zの雰囲気に近いのも良いですね。
基本的にボディの外観はノーマルのZ34後期型と同じで、塗装を一部の塗装を変えればノーマルの後期型にも組めます。(ノーマルの後期型はキット化されていないので、そちらが欲しいかたはこのキットから製作しましょう。)
タミヤからは前期型もキット化されていますのでお好みの方を選んでください。
ボディのツヤ感や仕上がりはいかがでしょうか?記事を読んでいただければ同じようなカーモデルが作れるはずです。
光沢ボディを作るうえで大事なのは表面処理とクリアー面の磨き込みです。こちらの記事を参考に挑戦してみてくださいね。
窓枠も綺麗に塗装ができました。
カーモデルの完成度を高く見せる方法は窓枠などの塗り分けラインをピシッと決めること。慎重な作業が求められますが、乗り越えた先にはめちゃくちゃカッコいいカーモデルが手に入りますので、下記記事を読んでトライしてみましょう!
Zは代々シリーズが続いており、そのデザイン感は時代に合わせて変化していきていますが、どの世代でもお尻のかわいらしいというか美しいラインはZだなぁと感じます。
Z33、Z34はカルロスゴーン体制になった後のクルマなので、そのデザイン感を日産のZじゃないと評価する方もいますが、どのZだってちゃんとZです。プラモを作ると本当にカッコいいなぁと思いますね。
サイドビューです。最初のウンチクの通りヘリテージエディションはアメリカの370Zがベースになっていますので、ボディサイドのストライプには370Zのロゴが入っています。
サイドビュー拡大(フロント)。
ボンネットの低さとホイールの存在感がとてもカッコいい。ボディサイドのZマークはインレットマークでキラリと再現。
他社だとデカールで済ますところをタミヤさんはメタル調シールで再現してくれるところがうれしいですね。
サイドビュー拡大(リア)。
なだらかなルーフのラインにZらしさを感じます。
ブラックアウトされたホイールがイエローボディを引き締めてカッコいいですね。
このホイールもクリアーブラック系なのか通常のブラックなのか、実車写真の色味がものによって違いすぎて分からなかったので、中途半端にクリアーなブラックで仕上げました(笑)
底面、内装
ボディ底面です。
本当はボディ底面は一部ボディカラーなのですが、あまりに塗り分けの手間がかかるので、今回はもっと気楽にカーモデルをやろうよと黒塗りで仕上げています。
底面なんて完成したらそんなに見ないので、気負わず楽しく作ることを優先しちゃいましょう~。
そのくせマフラー焼けは割としっかりと付けている件。
マフラーの塗装は楽しいですからね…塗り分けが大変だったのでシャーシ側にモールドされたエキパイは塗ってないけど(笑)
足回りはふんだんにアルミパーツが使われていることがシルバーの色から分かります。
スポーツカーらしくお金がかかっているわけですね。こういうところが作りながら楽しめるのがカーモデルの醍醐味です。
ヘリテージエディションの内装は専用のイエローカラーとシートが用意されており、プラモデルでもしっかりと再現できます。
内装塗装はセミグロスブラックの指定が多いですが、おもちゃっぽくなってしまうのでツヤを抑え気味に塗っています。結構いい質感でしょう?内装の製作はこちらを参考にしてくださいね。
アオシマZ33と並べてみました
先代のフェアレディZ(Z33)と並べてパシャリ。割りと似たボディラインに見える両車ですがこうして見比べると結構違いますね。
Z33はGTカーとしての素質を高めるためボディの大型化が図られましたが、やはりスポーティカーファンからは大きすぎるという声が多かったためかZ34ではワイド感はそのままに全長の小型化が施されました。
リアのラインも良く似ていて、ゴーン体制のZはキープコンセプトのデザイン感で開発されていることが分かります。
ちなみにこちらのZ33はアオシマより発売されていて、当ブログでも製作記が載っていますのでよかったら読んでくださいね。
組み立てやすくカッコいい、カーモデルの基礎が学べる良キット
ということでタミヤ 1/24 フェアレディZ ヘリテージエディションのレビューでした。
カーモデルの作り方Howtoいかがだったでしょうか?皆様の製作の参考になれば幸いです。ではでは。
製作Howto記事一覧はこちら
この記事から各製作記事にアクセスできます。